吉田くんと原田くん
ねぇ、本気で言ってるの?
Present for 麗san
「ねぇねぇ、吉田くん」
「何ー?」
「ヤろうよー」
「やっだー。原田くんからお誘いとか大興奮」
わさわさと手が動き、俺の乳首を程よい加減で摘まむ原田。
別に乳首は性感帯でもなんでもないが気持ちいいかもしれない。
マッサージ的な意味合いで。
乳首も凝るんだな・・・。
「・・・お前、中村の乳首は弄り倒したくせに自分の弄ってないのな」
「自分の乳首は吸えないからね」
「その理由、相当珍しいからな!」
そら吸えたら吸うに決まってるじゃない。
でもどれだけ持ち上げてもこの割と硬い胸は微動だにしないのだ。
「中村は?」
「まだ連絡なし。寝てるのかも」
本当なら中村と原田と映画を見る予定だったんだけれど。
きっと夜更かししたに違いない中村は集合時間を1時間過ぎたにも関わらず全く連絡が取れない。
今の今まで原田とゲームしたり雑誌見たりして暇を潰していたが・・・特に遊ぶものがない俺の家、原田が限界を迎えたっぽい。
まぁ別に中村くん来てから映画は見れば良いしね。
ちなみにドSM共は趣味と予定が合わないからハブ。
SAW見るとかはしゃいでた奴等は俺の家には入れてやらん。
「じゃ、本格的にヤるかー」
「そうね。優しくしてね?」
「それはどうかな」
「ちょっ、まだ山下のつまみ食い根に持ってるの?!」
「当たり前だ馬鹿野郎!」
原田だってよく中村のおっぱい虐めるし、中村のアナルを指テクでぐずぐずにするし、中村にキスマーク付けまくってるじゃない!
そーゆー地味な嫌がらせしてくるじゃない!
マウントポジション決めて袖を捲る原田は割の本気のようで。
目がマジだ。
「許してよ。終わったことじゃない」
「イジメ抜いてやる」
「うわぁ・・・興奮しちゃう」
「そういやお前も変態だったな」
シャツのボタン外して、チノパンとパンツは最初で脱ぐ。
さっさと脱がないとローションで汚れるし。
パーカーとロンT脱ぎ捨てて、舌なめずりした原田にもう大興奮。
中村相手に本気になるのはいただけないけど俺相手に本気になるのは全然OK。
むしろ歓迎する。
「ひとつくらい盗めるかな」
「無理だろ、お前じゃ」
「なんでだよ!ひとつくらい盗ませろよ!俺だって中村をぐずぐずにしてみたい!」
「ハードルが高すぎるだろ!」
そんなことはない。
そんなことはないはずなんだ。
多分。
「ん、うぅ・・・」
「うわっキツ!お前最近アナル弄ってないだろ!」
「はぁ・・・中村がアナル弄ってくんないってか、弄ると俺がダメ」
バイブもローターもあるんだけどね。
最近アナルだけってのがないし、ネコしてないから少し弄るとぐずぐずになるんだよね。
俺、アナル弄られるの大好きだし。
でもそうなるともう中村が放ったらかしで、俺でオナる感じだからなぁ・・・。
いや、それでも俺は興奮するんだけどね。
めっちゃ興奮するんだけど。
原田は俺の腰にクッション入れて高さを調整。
俺の股に原田が入って、もうこれマジでアナルだけを弄る大勢。
「じゃあ弄り倒してやるよ。漏らすなよ?」
「んっんっ!あっ、漏らしてやるうぅぅ!」
「意気込むなよ!」
原田は指を一本だけ突っ込んで、フチをなぞってる。
少しずつ拡げられてる感じがたまんない。
期待に膨らんだちんこ、勃ったままの乳首。
「お、少し拡がった」
「あっ!」
「ほら、2本」
「あっあぁっひ、うぅっ!やばっん!ああっ!」
「これだけでやばいんじゃ、後がやばいぞー」
揺すられているような、擦られてるような、とりあえず入口が変な感じ。
でもよだれが出るほど気持ちいい。
腰が勝手に跳ねて、その心地よさを堪能してたらいつの間にかちんこから先走りがだらだら流れてた。
「は、吉田・・・顔が女の顔になってんよ」
「だって、ふ、あっほんとっあぁ、あっきもちいぃ」
「強くして見る?」
「ん、ひいぃ!あうぁっは、あ゛あぁん!」
頭がどろっどろになった。
原田の指がぐるりと回ってから抜ける。
ローション追加したのか、なんか冷たい。
ぐちゅうって音を立ててまた原田の指が入ってきた。
「山下くんはねー、これが好きなんだよね」
「ん、」
「無理な時には言えよー」
「ひっあ゛あ゛あ゛ぁっ!あっあっふひぃん!らめ、あっああぁ!ああ!」
「ははっ!先走りすげぇよ!」
久しぶりの前立腺への刺激なのにこうも激しくされたらたまんない。
止めてくれと伸ばした手は自分のアナルを拡げて原田のアシスト。
いや、拡げてるってか、そこで力尽きただけなんだけども。
むしろ拡げる余裕はないけども。
これは山下も漏らすし、中村もグズグズなるわ。
俺には刺激が強過ぎる。
「むいっ!も、れちゃ、あ゛あぁん!はらだぁっあっあっあぁっ!」
「イきたいの?ほら、よ」
「ひぃん!あっ、ふああぁ!」
ぐりっと抓られたような感覚。
頭がスパークして、俺のちんこは爆発。
腰を突き上げるようにして我慢できずに射精した。
「イってる時にコレするとすげーよ」
「ひいいぃぃぃ!!!だめっあっあああぁ!らめ、アナっあっはひ!あうぅん!」
「まぁすげぇのは相手の乱れ具合なんだけども」
「はっはぁっあっひ、いぃ!ひんこ、あふ、あっくるしいぃ!はっあっあああ゛!あううぅ!」
ちんこが苦しいような、タマが熱いような、変な感じ。
とりあえず、漏らしそう。
「だめ!原田っあっひぃ!もれるっおひっこもらすううぅぅぅん!」
「どうする?漏らす?」
「漏らすう゛うぅん!うぁん!」
「漏らすのかよ!」
原田は俺から指を抜いた。
「あー・・・マジで漏らすかと思った。むしろ漏らしたかった」
「やめろ。俺はお前が漏らしたら萎える」
「受け入れて」
「無理」
原田はごそごそと前を寛げる。
「もう挿れちゃうの?もっと指テク堪能してもいいよ?」
「疲れたから終わり。今度は腰テク堪能して」
「ちょー楽しみー。どうぞ、挿って」
膝裏抱えて御開帳。
その姿に原田が顔をしかめた。
「・・・その誘い方どうなんだよ」
「佐藤なら喜ぶよ?」
「俺は少し恥じらってる方が好みなの」
「いつもロデオ決められてるくせにー」
「はい、どーん」
「ん、あ゛あっ!」
無理矢理押し込めたな、この野郎。
でも佐藤と違って馴染むまで軽く揺するだけ。
俺としてはその感じがたまんなくって、賢者タイムで少し覚醒した意識はまたグズグズなった。
揺するのもコツがあるのね。
中に馴染んでちんこの形がわかるの、たまんない。
「ほんと、あっ・・・セックスだけは、5だよね」
「得意科目は保健体育、実技込みだからなっ」
「んんぅ!」
「揺すっただけで、お前のバッキバキだぜ」
原田のちんこがゆっくり抜けて、ゆっくり挿ってくる。
俺はじわりじわりとくる気持ちよさによだれたらしてる。
口の中に指突っ込まれて、くすぐるように上顎を撫でてきた。
もうそれすらもたまんない。
「じゃ、動くぞ」
「ふ、ふぅん」
「お前の好きなとこ、ピンポイントで擦ってやるよ」
原田はそう言って俺の口から指を抜いた。
足を少し内側に、それから腰下のクッションを少しずらす。
「ここ、だろ?」
「んひぃ!!!あっああっ!そこ、あっいいぃー!」
「は、締め過ぎ」
頭の中は気持ちいい以外のことが考えらんない。
久々にピストンされてるってのもあるけど、乱暴とは少し違う攻め方がヤバい。
陸にあがった魚みたいにビクビク跳ねて、背を仰け反らせて堪能。
この腰テクがあれば中村もたまには攻めてって言ってくれたかもしれない。
俺・・・万年ロデオだもんな・・・。
「あっはらっだぁん!も、やばっいぃ!」
「早いだろ」
「でも、もっあっ出る!!!ん、ひぃいん!あぅっあっあっ!とまっ!ま、待ってえっ!」
「無理無理。ほら、俺のもパンパン」
「うあぁん!」
イったばっかなのに、わざとわかるようにちんこで前立腺を潰してくる。
ゆっくり抜いたのに、押し込む時には素早く、ピンポイントで俺の性感帯を擦る。
まじ、体験するとやばい。
気持ちいいけど苦しい。
っていうか俺に盗めるテクをしてくれよ・・・!
理屈しかわからないんだけど!
中村相手にできないじゃない!
「あ、イきそ」
「あっ!ちょっ、んんっちんっこ!無理!」
「もう一回ぐらい、よゆーっしよ」
「あっあぁん!まっあっだめっんっうぅぅ!」
「ふ、うっ・・・」
「あ゛ぁ!あっひ、やああぁ!」
奥が熱い。
ってことは堂々と中出しか畜生。
別にいいけども。
「原田の経験値なめてたかも」
「今頃気付いたか」
「そら山下くんも落ちちゃうよねー」
「オイ、俺がセックステクニックしかないと思ってんのか」
「え?!他にあると思ってんの?!」
やだ、びっくり。
気付いてないとかこれもう救えない。
「もう1回泣かすぞ」
「それは勘弁。もう何も出ない」
ピカピカ光ってる携帯を開けば中村から連絡。
やっぱり寝坊したらしく、そろそろ到着するらしい。
「中村もうすぐ着くって。だからちんこ抜いて」
「はいはい」
「ンで、精液掻き出して。あとあのヤバいやつやって」
「お前ね・・・」
「お願い。ね?」
「俺・・・中村がお前のアナル弄らないのがわかる気がする」
そう言って原田は盛大にため息をついた。
でもちゃんとリクエストにも応えてくれたし、新テクまで披露する大サービス。
残念なことと言えば、何一つセックステクニックが盗めなかったことかな!
ド畜生!
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