狩り

Present for きょーすけsan



俺の趣味はバーに行ってお酒を飲むこと。
正確に言えばゲイが集まるバーに行って童貞喰いのビッチお持ち帰りされること。
行き慣れた店で、少しきょろきょろしてて、いかにも初めてですって装って。
軽そうな子相手に童貞の振りして近寄ってビッチを引っ掛ける。
そしてロデオキメてくるビッチをガンガンに掘って、精液が出なくなるか、気絶するまで可愛がるのだ。
良い趣味してるだろ?

「あ、あの子可愛い」
「オイ・・・いい加減にしろよ。お前のせいで新規の客が減るだろうが」
「客相手に口が悪いぞ」

昔馴染みのマスターは俺に遠慮がない。
しかしコイツもグルだ。
俺が楽しんだ相手をさらに絞り込んで、SMプレイしてるってんだから救えない。
最近のマスターのお気に入りはカウンター奥にいるボーイ。
ぶっといブジーをハメられてて、トイレに行く時には必ずマスターに許可をもらわなきゃならない。
飲み物を飲まないなんてことも許されず、氷たっぷりのウーロン茶なんて飲まされてる徹底ぶり。
マスターが楽しそうってことは、さらにオプションがついてるのかも。

「今日は随分客が多いな」
「ありがたいよ。疲れるけど」
「よりどりみどり」
「全く・・・。ちゃんとイイのは回せよ」
「わかってるって」

マスターにおかわりを頼んだら、店で一番高いウィスキーが出てきた。
俺からビッチだけでなく、金も巻き上げるつもりらしい。
渋い顔でウィスキーを飲んだ時、いかにもって子を見つけた。
しかし店に来たのはどうやら初めてなのだろう。
人の誘いを断っては無理に誘われ困り顔をしている。
手に持っているのはカクテルだし、そんなにお酒も強くないのかもしれない。
それでも舐めるように品定めをしているところを見ると、今夜の相手を探しているらしい。
俺は狙いを彼に定めて、ウィスキー片手に近寄る。

「こんばんは。お店はじめてなの?」
「えっあ、そうなんです」
「思ったより混んでるでしょ」
「ほんとですね・・・。なんだか、雰囲気に馴染めなくって」
「最初はそんなもんだよ」

たわいもない会話、懐に入るのは成功した。
あとはしばらく飲ませれば、今日も無事にお持ち帰りされそう。

***

マスターに睨まれながら店を後にする。
カバンを抱えてへらりと笑う彼はもう酔って足元も覚束ない様子。
俺は童貞らしく、少ししどろもどろなりながら、控えめに彼の腕を引く。

「この後、時間ある?」
「うん。明日、何もない。まだ飲む?にほんしゅがいいー」
「お酒はまた今度で・・・。その、あっあそこ、行かない?」

俺が指を向けた先はホテル。

「ほ、ほてる・・・?」
「いや、かな?俺、その、童貞だし・・・」
「ううん。行く!えっちするー!」
「い、いいの?」
「俺が教えてあげるからー」

酔っ払っているからか、多少テンションが高い彼を連れてホテルへ。
彼は部屋に入るなりストリップ。
歩きながら服を脱ぎ、大きいベッドに寝そべる。

「おいで?まずはおっぱい舐めるの。丁寧にね?」

俺は勢いよく、そして少し乱暴に乳首にむしゃぶりついた。
わざと鼻息荒くして、よだれまみれにしながら彼の乳首を貪る。
右手は童貞らしからぬ手つきで彼の乳首をせめる。

「んうぅ!あっうまいうまい」
「はぁ、ほんとに?」
「うん。もっとして?」

これは早めに落ちてくれそうだ。彼は下着に大きくシミをつくり、ゆるゆると腰を動かしている。

「あん!」

最後の砦だった下着に手をかけ、無理やり脱がす。
さて、俺のフェラテクニックで堕ちてもらおう。

「・・・え?」

彼のアナルからピンク色のコードが除いていた。
垂れ下がっているのは、ローターのスイッチ。
そう言えばさっきから微かにモーター音がしている気がする。
恐る恐る彼のアナルへ指を押し進めると、振動する何かへ指が触れた。
しかも割と大きめ。

「あはっ、バレちゃったあ」

彼は俺の指に自分の指を添え、アナルを弄り始めた。

「バレないかひやひやする感じがたまらないの」
「これ、その、いつも?」
「んふふ。そうなの。もういっつもお尻に何か入れておきたいんだよね」

彼は俺のペニスを足でなぞった。
その仕草がまた絶妙で、俺のペニスはびくりと震える。

「童貞なのに、ごめんね?やっぱり僕、教えるよりも実践タイプかも」
「うわっ!」

視界が反転。
さらには素早く俺のズボンもパンツもずるりと下ろされてた。
や、ヤバい。
このままじゃ俺のビッチ骨抜き計画が・・・!

「うーん。まぁまぁ、かな?」

彼は人のペニスを見てニヤリと笑った。
ま、まぁまぁだと?!

「いただきまーす」
「うおっ・・・!」

彼は迷うことなく俺のペニスを丸呑みでもしようかというほど大きく口を開けて、一気におさめた。
随分と慣れているらしく、喉まで使ってくる。
情けないが俺の腰は勝手に動き、足先までピンと伸びている。
頭を退かそうと彼に伸ばした手はもっとと強請るように彼から離れない。

「い゛!」
「んは、コッチも始めてだよね?気持ち良くしてあげるねー」
「や、やめろ!んひぃ!」
「前立腺ってやばいよねー。俺大好き」

語尾にハートマークでもつきそうなほど楽しそうに彼は笑う。
俺と言えばもう初めての感覚に頭がスパークしてたまったもんじゃない。
足を大きく開き、腰を浮かせて快楽を貪る。
しまいには彼の指の動きに合わせて腰を振ってるってんだから情けない。
いや、でも本当にヤバいのだ。
アナルは初めてだが、こうも感じるものなのか。
苦しいけどヨかった、っていうのが今までの俺の経験だ。
俺だって今までの経験が少ないわけじゃないのに。
あぁ、でもヤバい気持ち良い!

「お兄さんもうイきそうじゃん。さすが童貞」
「イ、イかせてくれ。もう、イきたいっ」
「いいよー?」
「んあ゛ぁっはっあぁっ!」
「はーい、おめでとー!初お尻イきだねー?」
「あっあっあぁ!おひりいぃぃん!」

気持ち良い気持ち良い気持ち良い!
勃起したペニスはどろりどろりと精液を吐き出していた。
ずるりとアナルから指が抜け、息を整えてる間に、ペニスが暖かいもので包まれる。
そしてギュッと握られた。

「んひぃ!」

自分のペニスを見ると彼のアナルの中へずっぽりとおさまっていた。

「はあ・・・。射精したばっかのちんぽ最高」
「あっま、待ってえ・・・。ちんぽ、イったばっかれ、キツい・・・」
「だーめ。これからでしょ」
「ふひいいぃぃぃ!」

彼はガクガクと腰を揺すり始めた。
射精したばっかりで敏感なペニスをこすられる感覚に頭が真っ白になる。
敏感すぎる亀頭には彼の中に入っているローターがあたり、たまにわざと押し付けてくる。

「あっああっ!きもちいいっ!童貞のお兄さん!これが、んぅ!セックスだよ?わかる?」
「はひっはうぅ!ひんぽっひんぽ、ひもちひぃぃ!」
「僕のまんこ、最高でしょ?」
「うんっあっ!いいよおぉぉ!」

情けなく叫ぶ俺。
お世辞でもなく、確かに彼のアナルは気持ち良過ぎた。

「らめ、またっあああぁぁ!!!」
「んはは!2度目の射精ー!あんっ!中出しヤバいぃ!」
「はぅっう゛う゛ぅ!やすまへて!しゅこし、休まへてえええ!」
「だめだよー?だって僕まだイってないもん」

彼はトドメとばかりに俺のペニスを奥へ押し込んだ。
亀頭にローターが当たり、精液を無理矢理出させられてる。
俺はなす術もなく、ただただ腰を痙攣させながらその刺激を耐えている。
どれだけ暴れようとも彼は俺の上から退かない。
ペニスが精液を出すだけ出し、徐々に萎えてくる。
そうするとまた腰を揺すり始めるものだから、俺のペニスは強制的に勃起させられたままだ。
萎える暇も与えてはくれない。

「おひぃ!」

アナルへ何か挿入された。
位置を調整するように何かが動き、彼がまた腰を振り始める。

「な、にぃ!」
「エネマグラだよ?最近の僕のお気に入り」
「あ゛っやだぁ!やっ」
「ちんぽとまんこ、あんっ!両方一緒にイくと気持ちいいんだよ?」

彼は笑顔でとんでもないことを言った。
もう2回もイき、3回目も目の前ってところで追加されたコレ。
彼は俺がアナルとペニスで同時にイくようにと、緩くしか腰を振らない。
その刺激が物足りなく、もどかしい。
俺はテクニックどうこうも気にせずにサルのように腰を振った。
イったばっかりの辛さよりも、快楽を貪る欲が勝ったのだ。

「あ゛っあ゛あ゛!壊れ、るう゛う゛ぅ!」
「んはっあぁん!じゃあっあっやめればいいのにぃ!」
「うおっあっひ!な、んかっあ゛あ゛ぁぁっ!!」
「あは、まんこイった?イったの?」

何が何だかもうわからない。
とりあえず腰が痙攣しているのだ。
さっきまでサルみたいに腰を振っていたのにそれすらもできない。
アナルを必死に締め、意識が遠くなる感覚に歯を食いしばる。
それなのに彼は容赦無く腰を振り始め、極め付けに捻じった。

「っ・・・お゛っああ゛あ゛ぁ!!!」
「んはは!ちんぽもイったね?」
「はっ、っうう゛!!!」
「ん、僕もイきそ」
「あ゛あ゛ぁー!!!やべて!もう゛やべでええぇ!」
「あっあんっあうぅん!気持ちいぃよお!あっん!イっちゃう!あぁん!童貞早漏ちんぽでイくぅ!」
「ひぎぃ!あひっあっああぁ!ちんぽもまんこも、らめえぇ!」
「んああぁぁ!!!」

彼のペニスから精液が飛び、ようやく終わった。
俺は苦しいほどの快楽から抜けられず、ペニスは壊れたように精液を吐き出している。
イったばかりの彼のアナルは心地良かった。

「いーっぱい出たね?気持ちよ過ぎた?」
「ひもちかった・・れす・・・」

あぁ、未だにうまく喋れない。
つーか・・・恥ずかしいほど声をあげすぎて喉が痛い。

「じゃ、今度はもっと気持ち良くしてあげるね?」
「えっ?」
「まさかこれで終わるの?僕まだ1回しかイってないんだよ?僕が5回イくまでは付き合ってもらうからね?」
「そ、そんな・・・」
「お兄さんのちんぽ、朝まで可愛がってあげる」

俺はにこりと笑う顔に、ビッチの本気を見た。
俺・・・干からびるかもしれない。

***

「マスター。オレンジベースでカクテル作って」
「はいはい」
「あ、そーいや、食べたよ。ごちそーさま」
「おお。で、アイツどうだった?」
「ほんとに童貞だったんじゃないのー?早漏だしさー、初めてアナルいじられてアナルでイってたよ?」
「ふーん?それで?」
「もう搾り取るだけ搾り取ってやったの。最後にはちんぽ擦ってだの、まんこ気持ちいいだの叫んじゃって。こっちが恥ずかしいっての」
「素質あるなぁ」
「強制的に勃起させてたら潮まで噴いたんだから。もう笑いこらえるの大変」
「ご苦労様。ほら、オリジナルオレンジカクテル」
「ありがと。で、あのお兄さんどうするの?あのボーイくんみたいにするの?」
「どうしようかは考え中」
「あっそ。じゃあ約束通り、絶倫のマッチョ紹介してよね」
「もちろん」




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