自宅でSEX

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けたたましいインターフォンで目覚める最悪な朝。
今日(正確には朝方4時)から久しぶりの2日オフで。
惰眠を貪る気満々の俺の家に朝10時に意気揚々と来たボケは異様なほど輝いていた。

「相手確認せずに出るとかアイドルとしてどうなの?」
「・・・なぜお前が俺の家を知っている」
「ストーカーに襲われてもしんねーよ?」
「お前がストーカーか?ん?」

俺の自宅はジュンはもとより、マネージャーすら知らないはずだ。
仕事に寝坊も遅刻もしないから教える必要もないし。
強いて言うなら事務所の登録用紙に書いたから、社長が知ってるぐらいのもんだ。
それなのに目の前のバカダイキは知っている。
俺をストーキングしたに違いない。

「社長にエイジが疲れてるみたいだから、癒やしたい言ったら教えてくれた」
「プライバシイイィィィ!!!」
「エイジうるせぇよ」

まさかの裏切りだ。
まさかの、社長からの裏切りだ。

「まぁこんなとこじゃアレだし、お茶でも出してよ」
「お前に出す茶はない。帰れ」
「水道水で我慢するって」
「あ゛ぁ!!!ちょ、はいんなよ!」

俺をよけて中に入るダイキを追いかける。
出ていけコールを無視して、どっかりとソファーに座るダイキ。
いくらどなっても馬耳東風。
日本語が通じないらしい。
仕方ないので棚からグラスを取り出し、水を注いでダイキの前に置いてやった。

「ソレ飲んだら帰れよ」
「・・・・・ホントに水道水出すんだ」
「なんだ?ペットボトル販売までされている東京都の水道水が不満か?」
「せめてミネラルウォーターとかさぁ」
「嫌なら飲ませるもんはない」
「飲みます!」

ダイキは下げようとしたグラスを掴み、ひったくるようにして俺からグラスを奪った。
ダイキの正面にあるソファーにどっかりと腰を下ろして目を瞑る。
朝方まであった収録と朝っぱらから俺の家に乗り込んできたダイキのせいで眠気はピーク。
足だって腕だって頭だって重い。
つーか身体が重・・・

「テメェ・・・誰の上に座ってんだ?」
「寝ているお姫様にキスは必要みたいな?」
「死ね」
「ドフッ」

脇腹に蹴りを一発。
悶えているダイキを踏み潰して寝室へ。
大きめの、ゆとりあるダブルベッドに寝そべりシーツを手繰り寄せる。
シーツを頭まですっぽりかぶって、重い瞼を閉じた。

「何で寝るの?」
「・・・」
「せっかく俺が遊びに来てるのに寝ちゃうの?」
「・・・」
「アレ?もしかして誘って」
「お前ホントうるせぇな!!!」
「痛っ!ちょ、顔!!!」

顔面めがけて投げた目覚まし時計はダイキの肩をかすって大破した。

「そんなに怒らなくてもいいだろ?!」
「俺は眠いんだよ!」
「俺は遊びたいんだよ!」
「知らねぇよ!」

まるで小学生のような駄々をこねる馬鹿をどうしてくれよう。
ベランダからふわっと落とせばいいかな。
駄目だ、仕事に支障がでる。
馬鹿がどうなろうと知ったことではないがジュンが怒る。

「じゃぁ、3時間寝かせろ。そしたら遊んでやるから」
「まじか!」
「うるせぇ。とりあえず寝かせろ」

目覚ましを3時間後にセットし、シーツを頭までかぶる。
ベッドヘッドのボタンを操作してカーテンとライトを消した。
部屋が暗くなると一気に眠気がピーク。
おやすみ3秒で意識が微睡んだ。
自分の呼吸が落ち着いて、さらには意識が飛び飛びになるのがわかる。
そっからはもう動くことすら面倒なほど。
なのに、なのにだ。
トイレに行きたいような、足がぞわぞわとするような感覚がする。
下半身がダルいのか?
そういや仕事の合間はダンスレッスンに費やしたしなぁ。
つーか、とりあえずチンポジがよくない気がする。
なんか窮屈。
どうせどっかの馬鹿のせいですぐ起きなきゃいけないんだ。
チンポジだけ直して寝直そう。
そう思って手をしたに伸ばしたら、なんか柔らかいもんを触った。
ベッドに放り投げているクッションにしては固い。
つか、なんか、毛?
毛むくじゃらななにか?
いやいやいや。
俺犬飼ってないし。
鉛のような瞼を開いて下を見ればなんかいた。
覚醒しきらない頭でもソレが何かはわかる。

「お前・・・犬以下だな・・・」
「らってー。えいひのへにふがらつからー」
「生理現象だ」

時計を見れば寝ていた時間は1時間半程度。
この不快感をしばらく感じていたということはこの馬鹿は俺のペニスを小一時間もしゃぶっていたらしい。
ベランダから放り投げてやりたい。

「頼むから、少し寝かせろ」
「むい」
「ンンッ!」

思いっ切りペニスを吸いあげやがった。
ジュルジュルと音を立てて、さらにはチキンヘッド。
まだ覚醒しきらない弛緩した身体はうまいこと動かない。
つーか、手が痺れてる気がする・・・?

「っ、まさか!」

ガッと上を向けばそのまさか。
俺の手はベッドヘッドと仲良しになっていた。

「テメエエエエェェェ!!!」
「ふぅ・・・眠い眠いいう割には元気じゃん」
「アホ抜かせ!」
「はいはい。可愛いエイジは俺とにゃんにゃんして遊びましょーねー」
「ふざけんな!帰れ!」

俺の暴言は完全無視。
ダンスで鍛えた俺の足は、同じくダンスで鍛えたダイキの腕に絡めとられた。
アナルへそろりと伸ばされた指へ身体が跳ねる。
まさか何にも慣らさずにコイツぶっ込むつもりなんじゃ・・・!

「ちゃんと、ペニスよりも先に慣らしといたから安心しろって」

察したダイキの一言。
安堵よりは元からダイキには3時間も待つつもりがなかったということに怒りを覚えた。
なんてやつだ、畜生。

「は・・・、う゛っ!抜け!死ね!」
「寝てるときには素直だったのに。残念」
「嘘吐け!」

ぐちゃぐちゃとした音が鳴るのも、指が簡単に増えていくのも、ダイキがしばらくアナルを慣らしていた証拠だった。
肩に担がれて前倒しになった足は少しも動かない。
ベッドヘッドに繋がる腕も気持ち程度しか動いてはくれない。

「んっ、う゛っ・・・ンうぅっ・・・」
「声出してよ。せっかく2人なのに盛り上がらないじゃん」
「知る、かっ!馬鹿!ンっ、ああぁ!」
「そうそう。そんな感じ。ね?」
「あっや、あっんあぁ!」

ニヤリと笑うダイキは嬉しそうに俺のアナルを掻き混ぜる。
腰が魚よろしく、びくびくと動く様に満足なのか、ガリガリと前立腺を引っ掻く。
たまったもんじゃないと言いたい口は開きっぱなしで。
聞かせたくもなければ聞きたくもない自分の高い声を腕を噛んで耐える。

「そろそろ、かなっ」
「ンひぃ!」
「生でいいよね?」
「ふざけっ、ンアアァァァ!!!」
「っふ、きっつ」
「ぬ、けっ!せめて、ゴム」
「まぁまぁ。中出ししちゃったら、ちゃんと掻き出すから」
「やっあ゛っ!あっあぁっ!」

腕を噛まないようにと顎から耳の位置へ腕が置かれる。
俺の足を跨ぐように身体をはめ込み、片足を担いでこれでもかってぐらい身体を密着。
それから、これでもかってぐらい奥を抉られた。

「ア゛ア゛ァ!」
「エイジ、可愛いー。そんなに深かった?」
「ひ、あっんっん゛う゛ぅ!」
「あー、唇噛んだら駄目だってば。腫れるだろ?」
「はぁ、うるさいっ・・!あぁん!」
「へー。ココ、好きなんだ?」
「やめっあっあぁ!あんっあっあっ」

奥より手前、そこをぐるぐると混ぜるようにダイキが腰を揺する。
自分でも知らない、なんか腰が変にぞわぞわとする場所を擦られて指先に力が入る。
小さい時からアイドルしてたくせに、どこでそんな腰使い覚えてきたんだ。
アレか、カイトとユウキか。
もうAV男優にでもなっちまえ、畜生。
ジュンだけいれば俺は困らない。

「あっ、あっあうっだっダイ、キっ・・・!」
「イキそ?じゃあ、俺もっ!」
「ひ、いっあぁぁ!んっぐ、ふっ、んんぅ!!!」
「っ、は!締めすぎ!」

自分も出したとこで全身の筋肉使ってガチガチに締めてやった。
んで、秒殺。
中出ししやがったが、これでとりあえず寝れるはずだ。
後始末する言ってたし。
力を抜いて目を瞑ればほらもうソッコーで睡魔がこんにちはだぜ。

「エイジくーん?何寝ようとしてんの?」
「黙れ。帰れ」
「えー?」

俺の頬を撫でる手がうざい。
つーか早く抜け。

「3時間したら、俺と遊んでくれるんでしょ?」

その言葉に重なるように耳障りな音が部屋に響く。

「あと、4回」

語尾にハートマークでも付きそうなほど甘ったるい声。
耳障りな音がやんだのに、目障りな馬鹿は未だにいる。
しかもピストン再開。

「死ねエエエエェェェ!!!」
「まだ死ねない!」




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