ハートキャッチミキキュア

広大な砂漠を越えてようやく見えてきた気味が悪いほど黒い城。
そこに生えている植物はグロテスクな色や形をしており触ろうとは思わない。

「ここにダイッチー伯爵がいるのね、ミキミュア」
「ええ、間違いないわ」
「あの、だからね、俺この衣装キツいと思」
「リツキュア静かにして!ここまで来てダイッチー伯爵に見つかるわけにはいかないのよ!」
「そーよ!いつまでそんなこと言ってるの!」
「え・・・なんか、すみません・・・」

ピンクの衣装に身を包んだミキキュア。
ブルーの衣装に身を包んだリツキュア。
オレンジの衣装に身を包んだトキキュア。
彼等が黒い城の門の前に並ぶ。
そして門を飛び越えて黒い城の中へ侵入した。

しばらく進むと大きな部屋に出た。
薄暗かった廊下とは違いやけに明るい。
目が慣れてくるとここが広いダンスホールだとわかる。

「誰かいるわっ!」
「えっ」
「まさかダイッチー伯爵?!」

カツカツと靴音を響かせ、ダンスホールに入ってきた男。
黒いマントを靡かせ、不気味に笑っている。

「正解!よくぞここまできた!」
「ダイッチー伯爵!」
「みんな気をつけて!」
「今日こそ倒してやるんだからっ!覚悟なさい!」

ダイッチー伯爵は不敵に笑うとヒュっとその場から消える。
3人は一斉に身構え、周囲に視線を巡らせる。

「きゃあああぁぁ!!!」
「「ミキキュア?!」」
「ミキキュアはもらった!お前等は俺の部下とでも遊んでろ!」
「待て!うわあぁぁっ!」
「ちょっや、何これっ」

ダンスホールの床から生えてきたのは濃い緑色の触手。
ぬるぬるとした青い液体で身体を濡らし、その職種はリツキュアとトキキュアの足に絡まっていく。

「リツキュア!トキキュア!」
「ミキキュア、君は自分の心配をしたらいい」
「いや、あっひいぃっ!」

ダイッチー伯爵のマントの中から無数の触手が出てくる。
ダンスホールに生えている触手とは違い色は黒く、紫色の液体を垂らしている。

「やだ、気持ち悪い!」
「気持ち悪っ・・・。ま、まぁいい、時期にそうも言ってられなくなる」
「いやあああっ!やだ、んぶっ」

黒い触手がミキキュアの口の中に無理矢理入り込む。
ぬるぬるとした大量の液体が口内を埋め尽くし嫌でも喉の奥へ流れて行く。
飲みきれなかった液体は口は時から零れミキキュアの衣装を汚した。
ダンスホールでも同じようにリツキュアとトキキュアの口に緑色の触手が入り込み、2人の衣装を青い液体が濡らしている。

「ぶはっ、オエェ・・・トキキュア!大丈夫か!」
「んっんあっリツキュアァ、あっなんか、んっ」
「ううぅ・・・身体が、熱い、くそっ離れろ!気持ち悪っ」
「んやああんっあんっあっだめ、やだぁっ」
「トキキュア?!」

太股を這う触手を退けようと手を伸ばしながら熱っぽい声を上げるトキキュア。
徐々に体に力が入らなくなり、ついにその場にしゃがみこむ。
リツキュアも身体の力が抜けその場に倒れ込んだ。
ダイッチー伯爵はその様子を見てほくそ笑む。

「触手の体液には媚薬効果がある。力が入らない上に身体が熱いだろう」
「この、変態!エロ親父!!!」
「う、うるさーい!リツキュアムカツク!お前等、その生意気なリツキュアとトキキュアを黙らせろ!」
「うわ、わわわっ!」
「やあぁぁっ!」

ダイッチー伯爵の命令と共に一時はおとなしくなっていた触手が動き始める。
ぐるぐるとリツキュアとトキキュアの身体に巻き付き、我先にと触手たちは服の中へ入り込む。

「あっやだぁっあっそこ、だめだめっんああっ」
「うぅっ気持ち悪っ・・んんっうあっあっ」
「やだやだ、あっなか、お尻の中に挿っちゃ、あああぁぁん!あっあ、ふひぃ!」
「う゛、あ、ちょ、ちょ、俺後ろは、うおおぉぉぉい!ちょ、ストップストップ!!!」
「ああっらめらってばぁ・・・もう挿らないよぉっひぃん!」
「マジ止めて!後ろは止めっう゛あ゛あ゛ぁぁ!!!」

リツキュアとトキキュアのペニスとアナルを犯す触手たち。
衣装はどろどろになり、ところどころ破けていて意味をなしていない。
ダイッチー伯爵はその様子に満足して自身の腕の中で震えるミキキュアに視線を移す。
大量に液体を飲まされ目も虚ろなミキキュアはダイッチー伯爵の腕の中で大人しくなっていた。

「随分大人しくなったな。こんなに乳首を尖らせて」
「あんっ!ふあぁぁ、うあぁ・・・グリグリしちゃやらぁ」
「どうして?ミキキュアのペニスは涙を流して喜んでいるぞ」
「はひっあっ」だめ、んんっ、ひああぁっ!!!」

ダイッチー伯爵がミキキュアのペニスを掴み尿道口に爪を立てる。
それだけでミキキュアは背をのけぞらせて喘ぐ。

「ミキキュアは中も好きだったよな?」
「あっや、らめ、中は、なかはだめ」
「大丈夫だ。ちゃんと前も後ろも、中をかき混ぜてやる」
「ひあああぁぁ!!!うあん!あっあっあああ!」

黒い触手がミキキュアのペニスに絡みつき尿道に挿りこんでいく。
同時にアナルにも無数の触手が挿り込みダイッチー伯爵の宣言通りにぐちゃぐちゃと掻き混ぜ始める。

「んやああぁっ!奥、ああっは、いって、んんっおくまでぇ、やああっ」
「あぁ、ちゃんと乳首も弄ってやるからな」
「ひいぃぃ!らめらめ、激しっあああぁぁっ!」
「はは、早いな。少し弄っただけなのにもうドライか」
「あっや、ああっふあっきもちいいよおぉ!ひああぁぁ」

快楽に身を落としたミキキュアは触手に遊ばれるままに身を捩る。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音とミキキュアの喘ぎ声がダンスホール全体に響いた。
ダイッチー伯爵はソレに気を良くすると触手たちの動きを激しくする。

「あああっあっいいよぉっあっひああん!」
「あぁ、なんて可愛いんだろう。そんなに触手が気持ちいいのか?」
「ふあっあっいいのぉっ!きもちひぃよぉっあっまた、またくるぅ!!!んああああ!あっあっひぅっおかしくなるううぅ!」
「おかしくなったら俺の部屋で俺がミキキュアを飼ってあげる」
「うああぁぁぁん!は、うあっ、あぁぁ・・・」

ミキキュアのアナルに挿っていた触手が一気にずるりと抜ける。
触手が挿っていたアナルは締まらず、紫色の液体をダラダラと零している。
ダイッチーは伯爵は自身のベルトを外し、自身のペニスを取りだした。
立派なダイッチー伯爵のペニスを見てミキキュアはうっとりと眼を細める。

「ミキキュア、これがほしいか?」
「ん、ほし、」
「だったらどうしたらいいかわかるよな?」

ミキキュアは未だ尿道を犯されたままの不自由な身体を動かしダイッチー伯爵の前で足を大きく広げる。
自身の拡がったアナルに指を這わせ、上目遣いでダイッチー伯爵を誘う。
ダイッチー伯爵はその光景に生唾を飲み込んだ。

「ミキキュアの、んっエッチなおしりに、ダイッチー伯爵の太くて、ふあっ大きいのくらさいぃ」
「上出来!」

ダイッチー伯爵は自身の限界まで張りつめたペニスをミキキュアのヒクつくアナルに当てる。
そして一気に奥へ押し込んだ。

***

ぱっと目を開けると目の前にミキキュアがいた。

「ミキキュ・・・」

違った、俺のみきちゃんだった。
昨晩は寒かったこともあり久しぶりにみきちゃんが一緒に寝てくれたんだった。

「ん、だいちー?」
「ごめん、起こした?」
「んーん」
「まだ寝てて大丈夫だよ、もう1回おやすみ」
「んー・・・、おやすみー・・・」

またすやすやと寝息を立て始めたみきちゃんにキスをしてぎゅっと抱きしめる。
そして俺もまた同じ夢を見るために目を閉じた。
おねだりのくだりからでお願いします!



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