論より証拠

Present for 雪花san.



恋人同士、甘いセックスをするのもマニアックなプレイをするのも自由だと思う。
彼の家に入って靴も脱がずに即セックス。
我慢できずに路地裏でセックス。
見せつけるように人前でセックス。
どれもいいと思うよ、好きならなんだってしたらいいじゃない。
でもさすがに目の前に尿道バイブ出された時には顔が引きつったね。

「わ、わぁ・・・にょ、尿道バイブだぁ・・・」
「ヨウ絶対似合うと思うんだ」

似合うって何だ、似合うって。
尿道バイブは装飾品ではないっ!

「嫌っ!い、痛いって聞いた!素人が無理矢理やったら血が出るって聞いた!」
「大丈夫、俺練習した」
「何で?!何で練習できるの?!まさか浮気とか」
「イメージトレーニング」
「ソレ練習って言わないからね!トレーニングだけどイメージでしょ!空想、架空、妄想!!!」

付き合い始めて2年、お互いのセックスに不満はない。
アダルトグッズも中出しも拘束目隠しプレイもなんだってしたけど尿道は未経験。
相手が望んで、自分自身もいいと思えたならなんだってしたらいいとは思うけど。
男に生まれて男で死にたい俺としてはちんこを傷つけるのはごめんだった。

「お願い、ちんこにバイブ突っ込まれて気持ちいいって言うヨウが見たいんだ」
「なんてアブノーマルな要求!ちょ、ちょっとまって!」

俺をベッドに引き上げるセイを無理矢理止める。
すっごく悩んで、更に悩みに悩む。

「絶対っ絶対痛くしないでね!」
「うん、痛くしない」
「ホントだからね、絶対だからね!」

セイが嬉しそうに笑いながら俺の服を脱がしていく。
ちんこを軽く握られてゆっくり上下される。
セイに与えられる刺激になれた俺は簡単に勃起した。
じわじわと熱を持って、それからぬめった先走りが出てくる。
その先走りを掬って亀頭に広げる。
くるくると撫でまわされるとじわじわとした快感で下腹部が熱くなる。

「あっあんっあ、んんっ」
「ヨウのちんこぐちゃぐちゃなったね」
「んっあん!言わないでぇ」

セイは十分に勃起している俺のちんこから手を離して尿道バイブを手に取った。
バイブの先っぽで尿道口をぐりぐりと刺激される。
その直接的な刺激に一気に射精感が募る。
尿道口がパクパク開き始めて、もう少しでイきそうって思ったらバイブが挿ってきた。

「うあぁぁ・・・!あっや、いたっ痛いっ」
「でもヨウのちんこ萎えてないよ」
「あ、ああ、だめっ!動かしちゃいやぁ」
「まだ痛い?気持ちいい?」
「ふあっあっへ、変な感じがするよぉ・・・」

中を直に擦られる感覚は未経験。
おしっこしてるのと射精してる間ぐらいの変な感じ。
俺のちんこは萎えるどころかほとんどない隙間から先走りを溢れさせている。
痛くはない、でもやっぱ変な感じがする。
むずむずと痒いようなじくじくと熱いような、なんか変な感じ。

「じゃぁスイッチ入れるね」
「へ、あっ待って!んああああ!!!」

余りに強い刺激にそのままベッドに倒れ込む。
バイブは俺のちんこに挿ったまま暴れて、俺のちんこの中を掻き回す。

「ひっあ、んんっや、セ、セイっ」
「嫌じゃないでしょ?ヨウはアナル好きじゃん」
「あっああ!んあっあぁん!」

アナルをゆっくり拡げていくセイの指。
いつの間にかローションも垂らしていたらしく何の抵抗もなく指が入ってくる。
その指が俺の前立腺を探し当てて、しつこいほど撫でる。

「すごいコリコリなってる」
「や、あっそこだめぇ、だ、だめっ!ああぁん!」
「ココ弄られるとヨウはイっちゃうもんね」
「あっあっだめってばぁっああぁ!む、むりぃぃっ」
「気持ちいいでしょ?」
「あぅっイきたいぃっ!あっぬ、抜いて、バイブ、んんっ抜いてぇ・・・」
「もう少し見ていたかったけど仕方ないかなぁ」

セイは器用に前立腺を弄りながら俺のちんこに挿っているバイブを抜いていく。
ゆっくりとずるずる抜けるバイブ。
ぶるりと身体が震えて、それから違和感。

「あ、だめ、ぬ、抜いちゃだめっ」
「え?イきたいんでしょ?」
「でも、あうぅっイきたい、けどっ」
「いいよ、先にイっても」
「あっあ、ま、待って待って、んやあああぁぁ!」

ブシュップシャッシャアアァァァ・・・

「えっう、嘘」
「あ、やだやだっみ、見ないで見ないで!うあぁっ」

尿道バイブを引き抜かれた瞬間に出たのは先走りでも精液でもなくおしっこ。
止めようと腹に力を入れれば余計に溢れて、おしっこは止まらない。
いい歳してセックス中におもらし。
しかも最後にピュッピュッと尿を飛ばして、それから精液がビュルビュル飛び出た。
どうしようもなくなって俺は顔を隠す。
お、おしっこ漏らしてイくなんてドン引きされたに違いない。

「ヨウおしっこ漏らしちゃったね・・・」
「ご、ごめんなさい・・・。き、嫌いになった?」
「まさか。もっと好きになっちゃった」
「んあぁっ!あっ、んんぅ!」

アナルにセイのちんこが押し挿ってくる。
セイはおしっこでベタベタの俺の足を気にすることなく掴んで、そのままピストン。

「うあぁぁ!あっ深いぃ!」
「ん、おしっこ、漏らしてるヨウ可愛いかったよ」
「やだ、あっわ、忘れてぇ!」
「嫌だよ。ちゃんと覚えとくから」
「あんっあっああっやああぁっ、そこ、あっああん!」

さっき射精したばっかだっていうのに俺のちんこはすぐ勃起する。
先走りまで撒き散らして、我ながらだらしない。

「ヨウのおしっこでベッド冷たいね」
「あ、やだあっ言わないでぇっんああ!」
「また見せてね?」
「や、やだよぉっああん!あっだめだめ、そこ、あっイっちゃうからぁ!」
「ん、いいよ?俺もイきそ」

ガツガツと更に奥を抉られる。
頭が真っ白になってもう限界、イく。

「あっイくイくっあああぁぁ!はぁっああん!」
「んうぅっ」
「ふあぁ・・・あぁぁ・・・」

身体の力が抜けて、ベッドに深く沈む。
セイの顔が降ってきて、それから触れるだけのキスをする。

「ヨウにだけ恥ずかしいことさせないから」
「へ?あっ嘘!やっ」
「ん、んん・・・」
「やああっあぁぁ!」

セイはぶるりと震えると俺のアナルに放尿した。
ブシャッブシャッと音を立てながら俺のアナルからセイのおしっこが溢れてくる。
俺の位置からもまだセイのちんこがアナルに挿ってるのが見えていて。
つまり俺のアナルからセイのおしっこが溢れているのも見える。
セイはおしっこを出し終わると俺の膝裏に手を差し込んだ。
そしてそのまま俺の身体を折り曲げる。
目の前にはまだセイと繋がったままの俺のアナルがはっきり見える。
そしてセイはゆっくりちんこを抜いた。

ブッブシャッジョロロロ・・・

まるで俺のアナルがおしっこを漏らしたみたい。
顔というか身体中真っ赤になった。

「これでおあいこね?」
「・・・絶対俺の方が恥ずかしかったぁ」
「でも興奮したでしょ?」

目の前にあるのは勃起している自分のちんこ。
言葉よりも正確な証拠がソコにあった。




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