ComingOut:43

「ということで俺お前等とのセックス解禁になったのでスワップ提案しばふぅ」
「寝言は寝て言え」

佐藤の提案に中村が間髪入れずに突っ込んだ。
昨日いいとは言ったけど気持ちとしてはまだ複雑だったりする。
でもよくよく考えてコイツ等に限って佐藤とどうこうないしと思うし。
それに俺の考えがバレたらコイツ等が腹を捩らせる姿が目に浮かぶ。
山下なんてもっと馬鹿にするに違いない。

「俺はスワップノる。原田ナシだろ?」
「ちょっ山下!」
「さすが山下くん。そのビッチ加減が好きよ」
「黙れ節操なし」
「俺もやるー。ネコしたい。お尻寂しいのー」
「吉田くんも参加で。鈴木は?」

反対と言いたいところでもあるけど俺もタチしたいなぁ。
原田に当たらなきゃタチできるかな。

「やる。タチやりたい」
「おー、まだタチいける思ってるその神経がすごいな」
「うるせー。原田に当たらなきゃイケんだろうが」
「え?!俺参加決定?!」
「じゃあ俺もやる。指くわえて見てんのは嫌」
「じゃあ公平にグーチョキパーで分かれんぞ」
「せーの」

一斉に出された手。
グーが山下と吉田。
チョキが中村と俺。
パーが佐藤と原田。
よし、問題ない。
俺タチできる。

「さ、ヤるぞー。吉田ネコなら俺タチか」
「俺ネコでいいの?」
「別にかまわないぞ」
「鈴木、ゴムしろよ。中出しは勘弁な」
「オケー」
「「待て待て待て」」

みんなそれぞれ準備していたのに佐藤と原田に襟首を掴まれる。
え、なんか汗すごいんだけど。

「俺原田?何も楽しくないよ?」
「佐藤と俺で何をするんだい?」
「佐藤とナニ擦ってアナにぶっ込んでアーってすンだよ」
「2人とも経験豊富だから楽しいんじゃない?」
「オオォォォ・・・冗談よせよ、吉田くん。すでに胃が痛いぜ」
「佐藤相手にどう勃起すんの?萎える萎える。むしろ今縮みあがってる」

佐藤と原田を引きずりながら各々準備。
言い出したのは佐藤だしいい感じに分かれたし問題ないだろ。

「佐藤処女喰い大好きじゃん。原田処女じゃん」
「原田も佐藤のケツすべすべとか言ってたじゃん」
「山下くん!人身事故起きるって」
「原田お前何言ってくれてんだ?あん?」
「やーね、佐藤くん。冗談よ、許して?ね?抱きしめてちゅっちゅしてあオ゛エ゛エ゛ェェェ」

佐藤を抱き寄せてキスしようとした原田が床に沈んだ。
鳩尾に入ったな。
そして容赦なく頭を踏んでいるのは流石佐藤だと思うんだ。
余計に馬鹿になったらどうするんだろ。
アイツ成績ワーストだぞ。

「佐藤程々にしてくれよ。それ以上馬鹿になって困るの俺だから」
「手加減してるから安心して」
「ぎゃぼっあ゛っでがげん゛じでな゛ぐぼぼぼっ」

とりあえず佐藤と原田はほっといて勝手に始めよう。
ローションボトル取りだしてゴムも取る。
タチ久々だなー。
中村は下脱いで準備OK。
吉田はすでに山下と絡んでる。

「鈴木、ちんこ出せ。手扱きしてやるから」
「俺アナル弄っていい?」
「どーぞー。爪立てんなよ、下手くそ」
「失礼な。吉田よりはマシだっての」

ベルト外してちんこ出せば中村の手が伸びてくる。
最近早漏になったことは自覚しているから早くしないと俺がぐずぐずなる。
手にローション零して中村のアナルに塗っていく。
人のこと言えばいけど・・・コイツ・・・昨日もヤったな・・・。

「中村くん、緩くなってきたんじゃない?」
「お前に言われたくねーよ」

うん、そうだね。
俺も大分緩くなったと思うんだ。

「山下くん、おっぱいしゃぶらして?」
「何?吸いたいの?」
「お願い、ね?吸い過ぎないから」

吉田と山下を見れば吉田がすでにぐずぐず。
山下にアナル弄ってもらってソッコー落ちたらしい。
中村のアナル拡げて、奥に指を埋めて行く。
前立腺見つけて、指で押さえるようにしてスライドさせる。
これでようやく中村のちんこも上を向いた。

「原田くん、潔くケツだせって」
「いやいやいやいや佐藤くんのがいいって」
「痛くしないって、優しくするから」
「全く信用ならない!俺のが上手いって」
「大丈夫だって、シュッとやってパンパンやってピュッてすぐだって」
「ほら、俺便秘してるからうんこつくって」
「俺全然スカトロ平気だって。うんこゴムにつくぐらいなんてことないって」
「あ、ほら素股とかどう?俺脱いだら毛むくじゃらだから佐藤のが素股気持ちいいって」
「いやいやいやいや見せてないだけで俺も結構な毛深さよ?リボン付いてるしお前のが可愛いって」
「いやいやいやいやビジュアル的にお前のが綺麗系だからきっと美しいって」
「そんなことないって。確かに綺麗かもしれないけど綺麗系ネコよりは可愛い系ネコの方がいいって」
「ほら、俺美人好きだから。山下程ではないにしろお前も美人の部類だって」
「いやお前の可愛さときたらクラスの女子もOLもほっとけない可愛さじゃん?にゃんにゃんしとけって」
「確かに皆に可愛いがられてるし俺ほっとけないタイプだけどきっと佐藤にゃんにゃんのがイケるって」
「そんなことないって。それに原田くんのお尻イイ感じよ?いい形してる、揉みしだきたい」
「いやいや、佐藤のケツのが綺麗だしもうその白い肌にむしゃぶりつきたい」
「「「「気持ち悪いな!!!」」」」

萎えるかと思った・・・!
何なんだアイツ等!

「鈴木!お前は俺と原田だったらにゃんにゃんは原田のがいいよな!」
「山下は佐藤のがいいよね?!」
「「どっちでもいい」」
「吉田は俺のにゃんにゃんより原田だよな!」
「俺山下くんのおっぱいしゃぶるので忙しいから話しかけないで」
「中村くんは俺より佐藤のにゃんにゃんだよね?俺のテクのが優しいよね?」
「あっ、鈴木ソコ潰して、んああっ」

中村なんて最早シカト。
アイツ等見てたら気分悪くなるから目の前の行為に集中しよう。
山下と吉田も同じ判断らしく何も気にしてはいない。

「ああっ、だめ、ソレしたら中村出るからっ」
「1回出しとけよ。ソレのが長く持つだろ」
「う、うん。うあっあっん、んんぅっ!」
「は、早漏」
「っうっせー」

早々にイってしまった。
息を落ち着かせて、それから中村のちんこを咥える。
俺フェラはあんまり上手くはないんだけどね。
久々に苦しくないフェラ、ちんこに舌巻きつかせて頭を振る。
肩にドスっと足が落ちて来て、目の前には不満そうな中村。

「もっと吸え、全然気持ち良くない」
「・・・ふぉめん」
「んあっあ、イイ!あは、ちゃんとっアナルも弄れよ」
「んぐっう゛っんぢゅうぅっ」
「んんっ!は、鈴木のもまた勃ってんじゃん」
「んん゛っ!あっだめ、歯当たるからっ」

中村の足がちんこに伸びて来てくる。
あわててちんこから口を離して顔をあげる。
中村がゴムの袋を開けてゴムを取り出す。

「久々に口でハメてやるよ」
「さすが中村くん」

ちんこを中村の前に出せば中村が口にゴムを当てる。
そのままフェラする要領でずるると口にちんこが吸いこまれる。
中村の口から出てきた俺のちんこはしっかりゴム装着していた。
破かずにできるってすげぇよなぁ。

「ほら、来いよ。1回出したくせにはえーんだよ」
「うああぁっ」
「は、イくなよ?そんなんでちゃんと動けンのか?」

ちんこの先っぽをゴム越しにグリグリと潰される。
その手がようやく離れて、中村の足をかついでゆっくりちんこを押し込む。

「はあぁぁ、なんか、久しぶり」
「んは、だろうな」

ぐっと腰を引いて、押し進めようとしたら腰を掴まれる。
びっくりしてる間にズボンとパンツは膝まで下がる。
無遠慮にアナルに挿ってきた指に腰が抜ける。

「うああぁっ、ちょ、ああっ」
「っん、原田!お前邪魔すんな!」
「怒らないでよ、中村くん。俺も混ぜてよ」
「あっヤだ、いやっ原田、離れっんああっソコ嫌ぁ!」

原田の指が目ざとく前立腺見つけてくる。
緩く円を描くように動く指に自分でも腰が揺れるのがわかる。

「いやあああああ!!!あ゛がっあ゛ぁぁ!はあっあっ!あああ!」
「ちょっちょっ佐藤くん!うわっ綾平大丈夫なの?!手加減してよ!」
「いやっ痛い、痛いっお前、最低っ」
「や、山下!佐藤っホント手加減して!」
「んははは!泣いちゃいやよー?」

ぐったりした山下が吉田に突っ込んだまま吉田に抱えられているっていう不思議な体制。
無理矢理突っ込まれたらしい山下は瀕死だ。
佐藤だけ異様に楽しそうなんだけど。
そして俺のアナルにも原田のちんこが当たる。
ちょ、俺もまだ慣らしきってな

「うあああああん!は、ああんっ!」
「んやぁぁっ!バカ原田!」
「いや、綾平にされたことを鈴木くんにして仕返ししようかなって」
「だからお前はバカなんだよ!ドMに同じことしてどうすんだボケ!」
「あ、そうか」
「ンなコトするから鈴木イっただろ!最悪!」

そ、早漏でごめんなさい・・・。
俺いつもこんな感じで突っ込まれるから慣れたっつーかなんてーか・・・。
イったばっかなのに原田はそんなのお構いなしに動いてくる。
前立腺擦るのはやめてほしい。
ンなしたらまたすぐイく。

「あっあ、はらだぁっソレやめ、イっちゃう、からああぁ」
「んんっ原田もっと動け!俺気持ち良くない!」
「・・・どっちよ」

結局原田は中村の意見を尊重してやることにしたらしく俺のちんこ握ってガツガツ腰を振ってくる。
イけないし苦しいしちんこ痛いしイきたいし苦しいし。
自分の身体も支えてらんなくて中村の上に倒れ込んでしまった。
でも原田は動くの止めないからホント俺ちんこが限界。

「原田っあ、手離して、イきたいっ出したいぃ」
「俺は我慢させる方が好きなの、どっかの誰かさんと違って」
「んあっあっ原田離すなよ。イかれたら、んっ俺がイけねぇから」
「わかってますよーっと」
「うああん!あっやあぁっ!あっ原田、あっそこばっかあああっ!!!」

しつこく前立腺ばっかり責めてきやがって!
イけなくしてるんだから外してくれればいいのに!
たまに奥を抉って、入口まで引いて、また前立腺を抉る。
原田がゴムと一緒にちんこ握ってるからゴムはずれないけど中がぬるぬるして変な感じがする。
ホントもうダメ、無理。

「いや、も、無理ぃっ原田イかせて、あっああっイかして」
「は、中村どーよ?」
「俺もイけそっ」
「じゃぁラストスパートってことでー」
「うあん!あんっあっあっあああっ」
「んっあっは、俺イく、でるっんああぁぁ!」
「ひぎぃぃっあっあ、締め、ああっらしたいっイきたい!」
「ん、イっていいよ」
「ひぐっあっああぁぁぁ!あっや、ああっとまな、ひいぃっ」

我慢した分長い射精。
身体が痙攣して、中村のシャツにしがみ付きながらソレに耐える。
原田もイったらしく俺からちんこを抜いた。
俺は原田に抱えられて中村から引きはがされる。
ずるりとちんこが中村から抜けて、どんだけ出したんだよって量の精液がゴムに溜まってる。

「んは、恥ずかしいヤツ。出し過ぎ」
「んふぁ・・・だって、原田が」
「人のせいにしないでよ、鈴木くん」

中村にゴム引っ張られてちんこから外される。
床に落とせばゴムから俺の精液溢れて来て余計に恥ずかしくなった。
そのまま視線を佐藤達に移す。

「原田・・・お宅のハニーが意識飛ばしてるっぽいけど」
「え?!なんだって?!」

吉田に抱えられて意識飛ばしてる山下。
吉田は萎えてんのかと思ったら結構満足そうな顔。
な、何してたんだ?

「オオイオイオイ佐藤くん何してくれてんの?」
「原田くんが優しくしろって言うから」
「俺と佐藤頑張った」
「頑張った結果が意識なくなるってなんだコラァ」
「乳首責めと前立腺責めしてね、あんまり我慢すると漏らすかもねーって耳元で囁き続けたわけだよ」
「そしたらイった瞬間に皆の前で漏らすかもしれないというストレスに耐えれなくなって意識無くなっちゃった」
「「メンタル弱っ!!!」」
「綾平っ大丈夫?!起きて、漏らしてないよ!」

それから原田に頬を叩かれて意識を取り戻した山下は佐藤と吉田をボコボコにした。




※無断転載、二次配布厳禁
この小説の著作権は高橋にあり、著作権放棄をしておりません。
キリリク作品のみ、キリリク獲得者様の持ち帰りを許可しております。
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -