ComingOut:42

「ん、んんっ!」
「は、マジホントもう無理」
「うぅっん、あー!やっぱ無理無理無理!」
「う゛っ」

鈴木くんに押し退けられてそのまま仰向けに倒れる。
もう何度目だコレ。

「だあぁぁもうマジ無理!だから付き合うとか嫌なんだよ!ホントもう無理!やってられるかアァ!」
「だっだって・・・」
「ンだよ!あ゛あ゛っ?!」
「は、恥ずかしい・・・」
「知るかボケエェ!!!もうテメーのタマの皺覚えるぐらいヤったつーんだよ!」

目の前のもじゃもじゃ頭を蹴り飛ばす。
付き合ってられるか!

「佐藤、一応先生いるからそーゆーのはお家でやりなさい」
「若いから無理。アラサーの枯れたちんこと一緒にしないで」
「失礼だな。まだ現役だ」

・・・もう朝勃ちもしなそうだな、中兄。
アラサーだもんな。
中兄がちんこ勃起させてんのちょっと見たい。
言葉責めとかしてみたい。

「あー、もう中兄でもいい。マジ抱かせて」
「先生はお前等と違って女の子が好きだ。女子アナがいい」
「無理だろー。俺のお尻あげようか?処女なのよ」
「にゃんにゃん原田見ながらでも今ならイケる気がする」
「佐藤もう誰でもよくなってるね」
「節操なし全開だな」
「中兄の処女は俺がもらってあげる」
「お尻は初めてだから優しくしてねん」
「近寄るな、気持ち悪い」
「「あだっ」」

原田と2人して中兄に近寄ればすかさず中兄の拳が降ってきた。
ゲンコツだよ、ゲンコツ。

「とりあえず、先生はテニス部行くからココではするなよー」
「俺も行きたい!女テニ!」
「・・・反省の色が見えないな」
「行きません!いってらっしゃいませ中西先生!」

すかさず頭を下げた原田。
山下様の呪詛のようなお言葉は身に滲みたらしい。
俺を見習え、俺を。
今の今まで我慢したんだ。

「中村くんしゃぶって。俺もうちんこ痛い」
「フル勃起とかお前どんだけだよ・・・」
「もう1週間もおあずけ喰らってんの」
「は?!」
「鈴木くん・・・流石に1週間て・・・ナイよ」
「馬鹿だろ、お前」

吉田くん、山下くん、もっと言ってやって。
ホント恥ずかしいとか今更な理由で1週間もおあずけ喰らってる俺の身にもなって。
中村の顔の前にちんこ出せばそのまま中村の口に俺のちんこはおさまる。
ちんこに舌が絡まってく感じがたまらない。

「あー久しぶりなこの感じ」
「つか佐藤マジで1週間もヤってねぇの?」
「どっかの天パが原田くんみたいに浮気しちゃ嫌とか言うからさー」
「原田、見習え」
「う゛っ」
「そうだそうだー。あ、中村ソレイイ」

あー、イけそう。
さすがは中村だよね。

「天パが吉田くんとのスカトロプレイも中村くんのフェラもダメとか言いやがってよぉ、もうたまったもんじゃねぇよ」
「うわー・・・意外にバッキーなのね、鈴木くん」
「ホントだぜ。山下ダメはいいとして原田までダメとかどんだけだよ。俺にも選ぶ権利はあるだろ」
「失礼な。俺もお前に処女はやらん」
「俺もいらん」

原田とヤるとか世界に原田と2人になったら考えるかもしれない。
山下じゃないし俺オナニーできるし。
中村が喉にちんこ加えて頭を揺さぶる。

「中村くん、飲んでくれる?出ちゃいそう」
「ひや」
「じゃぁ口に出すから吉田くんに飲ませて」
「ふん、ひひよ、んっ」
「え?!なんで!嫌だよ!」

中村のだったら喜んで飲むくせにー。
俺のだって飲んでくれてもいいと思うのよ、絶対濃いけど。
楽しくてニヤニヤ笑って、気分なんか最高潮によかったのに背中にドスンと当たった何か。

「い゛っ!!!」
「ん゛ぐぅ!」
「駄目!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!ふざけ倒せボケがああぁ!!!」
「ひっ!」
「んあぁっ」

中村の口からちんこ抜いて天パの頭を鷲掴み。

「ワォ、アレはヤベーぞ」
「逃げるか?止められる気がしないんだが」
「・・・歯当たっちゃった」
「よし、逃げよう。無理。とばっちり食らう」
「じゃーな!佐藤!鈴木!また明日な!」
「俺のローション使っていいぞ!」
「後始末はしろよー」
「鈴木くん明日元気で会えるといいね!」

全員退散、視聴覚室には俺と青ざめた鈴木だけ。

「なぁ、無理だって。マジなんで禁欲?相手がいるのに俺オナニー?」
「ごごごごめんなさい」
「しかもフェラの最中にタックル?俺のちんこ傷モノにするつもり?歯当たっちゃったんだけど」
「だって中村とシてるから」
「じゃぁお前がヤらしてくれんの?自分でもこれだけ耐えたの結構奇跡だと思ってんだけど」
「ほ、ほんとですよねー・・・」
「脱げ、自分で慣らせ」
「えっ、待っ」
「俺にやられんの恥ずかしいんだろ?だったら自分でシろよ」

ローションやらゴムやら隠してる棚からローションを取る。
ゴムは胸ポケットにあるからいらない。
ローションボトルを鈴木に投げて早くしろって言えばようやく制服脱ぎ始めた。
俺は胡坐かいて鈴木のアナニー鑑賞。

「ふ、うぅぅ・・・」
「はやくしろよー」
「わ、わかってるから、んんっ」

顔真っ赤な鈴木を見て何を今さら恥ずかしいのか考える。
もっと恥ずかしい事をさせてきたと思うんだがな。
放置プレイもしたしハメ取りもしたし恥ずかしい格好もさせたしな。
名目恋人になったわけだから俺なりにちゃんと考えて意見を尊重してやったがコレは誤算だった。
ヤらしてくんねーならせめて仲間内は嫌というべきだったな。
っていうか俺浮気はしないんだがな。

「なぁ、仲間内でヤらねーってのはナシにしようぜ」
「へ、あっヤだ」
「ヤだじゃねーよ。アイツ等だって気にしてねーだろー?」
「んんっだって、だって」
「何」
「・・・・・と、とられそう」
「ハァ?」

アナニーする手を止めて何を言い出すかと思えば。
馬鹿なんじゃないの?

「馬鹿かお前」
「だって俺に恋愛感情ないって言っただろ!」
「お前にもなければアイツ等にもねーよ」
「お前浮気してもいいとか言うしさ」
「俺嫉妬とか束縛とかしない人なもので」

さすがに浮気が分かれば別れてきたけども。
俺自分がキープ扱いとか嫌。
あー、くだらねー。
コイツこんなめんどくさいこと考えてたわけ?

「大体な、アイツ等もアイツ等でデキてんだろーが」
「そうなんだけど・・・」
「俺等が最後なの、残り物同士でくっついてんのが俺等なわけ」
「そうだけども」
「言っただろ、俺に二言はない」

めんどくせーことばっか考えてるから毛根から捩じれるんだ。
鈴木の髪を掴んで不満そうな唇に吸いつく。

「俺を信じろ」
「う、うん・・・」
「つーかソレ、アイツ等に言ってみ?ぜってー笑われるぞ」

笑われる自分が目に浮かんだのか鈴木の顔が青くなる。
きっと自分の考えていたことが大変恥ずかしいことだと気付いたらしい。
鈴木も気付いたところで俺のちんこにゴム装着。
いや、マジ突っ込まないと俺のちんこが限界だから。
2回ぐらい擦ったらイけンじゃねーかってぐらい切羽詰まってるから。
高校生のちんこなんてサル以下なんだって。
全然慣らし足りない鈴木のアナルにちんこ当てて無理矢理押し込む。

「い゛い゛!いだ、は、まだ、無理っ」
「俺のちんこのが無理。お前のせいでイけてねーんだよ」
「だ、まっ待って」
「お前のせいで中村の歯当たったしさーあームカついてきた」
「いぎぎぎ!裂け、あっうあ゛あ゛っ」

ローション追加して無理矢理動く。
さすがにキツい、ちんこもってかれそう。
でも挿ったってことはコイツ自分でアナル弄ったってことでしょ。

「自分だって溜まってたんじゃん」
「うあっああ゛っうあっ」
「っは、俺拒否で自分で弄るとかバカじゃねーの?」
「あああ!だってぇ、あっほん、とに、恥ずかしかったからっ」
「意味が分かんねーよ」

床に倒れ込んで震えて耐えてる鈴木が面白くて仕方ない。
一気に奥まで押し込めば鈴木は目を見開いて喉を吊らせた。

「ひぐっあ゛う゛う゛ぅぅ!あ゛っああっ」
「あーイきそ」
「んああぁぁ!ああっいあ゛あ゛!」
「オイオイ、なんでお前が先にイくんだよ」

鈴木のちんこを掴んで扱いてやる。
イったばっかで扱くと鈴木は止まんなくなるけど中は痙攣するからいい感じなんだよねー。
あー楽しい。
力が入らない腕で止めろって訴えてるけど無理な話だよねー。

「あはは、お前出し過ぎ」
「あっあっむい、も、あああぁぁ!ひ、いああっうあっあっ」
「はー、出る」
「んぐっあっうああん!!ふあ、あぁぁ」

奥にぶつけてゴムに射精。
あー・・・久しぶりに出した。
マジ今日ヤってなかったら夢精とか大変なことになっていたに違いない。
真っ赤に捲れあがったアナルからちんこを引き抜く。
床がローションと鈴木の精液でぐっちゃぐちゃだ。

「佐藤、」
「何?」
「そ、その、さ、触ったら怒りますか」
「え?ちんこ扱いてくれんの?」
「なんでだよ!」

控え目に俺の袖を掴んだ鈴木を見てなんとなーく察する。
あー・・・俺そーゆーの好きじゃないんだけどなー・・・。
むしろ嫌なんだけどなー・・・。
でも付き合い始め1週間ですでにネガってる鈴木の為に我慢してやろう。

「どーぞ、お好きなだけ」
「ホントに!?」
「その代わり後始末はお前だからな」
「する!後始末する!」
「うぉっ」

鈴木がそのまま俺の胸に飛び込んできた。
描写がすでに気持ち悪いな。
正確にはサイ並みに鈴木が突進してきたんだけどな。
肺が痛ェ。

「佐藤甘い匂いがする」
「ダウニーの匂いな」
「そっかー、そっかー、へへへ」

俺は鈴木のシャンプーの匂いがした。




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