俺の彼氏は
「男でも潮噴きするんだって」
「へー。それで?」
「見てみたいと思って」
「AVでも買えば?」
「どうせなら伊織が潮噴いてんのがみたいなって」
「頼む、窓から飛び降りてくれ」
「ここ2階!骨折する!」
「むしろ死んでくれ」
頭が悪い男、薫くん。
恥ずかしながら付き合い始めて3ヶ月を越えたんだが・・・ホント頭悪いしバカだしアホだし頭悪いしバカだし。
男が潮噴く?
都市伝説じゃん。
初めて聞いたんだけど。
「痛くしないから!ちんこ擦るだけだから!」
「テメェのちんこ擦ってろ!」
「伊織のちんこで遊びたいのー!」
「ふざけんな!触んな!」
近付いてくるバカを蹴って殴って蹴り飛ばす。
ズボン引っ張って諦める様子がないアホを殴って、部屋から蹴り出した。
そんな会話をした次の日。
親もいないしって話で家に泊めて、夜に潮噴きを諦めきれないバカを締め技で失神させてから寝た。
だからとくに何かしたわけでもなく、健全なお泊まりをしたはずなのだ。
なのに朝目が覚めたら全裸、手足は縛られてとんでもない格好。
下を見れば朝勃ちした俺のちんこを舐めてる薫くん。
とりあえず薫の頭を太股に入るだけの力を込めて締め付ける。
「んぶっうっうううーっ!」
「何してんだテメェ」
上目遣いにイラッとしたからさらに締める。
「んっんっンンッぢゅ、うっぢゅぅぅー」
「やん!」
「ぶは、は、苦しかった・・・!」
不意打ちのバキューム、ムカつく。
「ほどけ、バカ」
「やーだ。伊織の潮噴きみたいもん」
「諦めろ!あっ待て!こらっあん!」
「ふぇらしゅきれしょー?」
「い、嫌だってば!んぁっあぁん」
「勃ってるくしぇにー」
生理現象!
現役高校生なんだ、朝勃ちぐらいするわ!
口の中で咀嚼するようにちんこを刺激するバ薫。
俺っソレ弱いのに・・・!
「んっ、1回出した方が潮噴きやすいんだって。つか直後?」
「知るかバカ!やめっマジ学校遅刻するっ」
「サボろうよ。今日は俺と伊織のセックスデーって事で」
「嫌だ嫌だ!あんっあっいやあぁっ!」
薫は俺の意見を無視してぐちゅぐちゅ音を立てて俺のちんこを扱く。
身体を捻って逃げようとしたら逆効果、自分で自分のちんこ扱いちゃって。
簡単に掴まれた足はみっともなく開かれて、ちんこは薫にされ放題。
「ばかっあっやめ、やめろってばあぁ・・・」
「気持ちいいでしょ?伊織腰揺れてるもん」
「そんな、あっそんなことないっ」
「あるって。ほら」
「ひいぃっあっああっかっ薫、それやらああっやっやらっ」
亀頭を指で挟むようにして扱かれるとじんじんしてちんこが熱くなる。
指の腹が裏筋撫でられて、じわじわと射精感がつのってきた。
唇を噛んで身体を揺するけど薫は止めてくれない。
でもイったら、潮噴きさせられる!
男が潮吹きなんかするかわからないってかしないし!
仮にしたとしてもそれは絶対アブノーマルなことなんだ!
訳も分かんないことは絶対されたくない!
「やだ、あっ薫っいや、手離してぇ・・・」
「我慢しないで早くイきなよ」
「うああんっあっああぁっ!やっあっあっ」
手の動きを早められてホント俺限界。
足を突っ張らせて、背をのけぞらせて、とりあえず耐えれるだけ耐える。
「我慢してる伊織も可愛い」
「ひゃっあっあああぁっ!やあんっばかばかあぁっ!あん!」
「んはは、伊織のめっちゃ濃いよ」
脇腹を擽られて呆気なく射精。
びゅるびゅる飛び出る精液は我慢したからなのか勢いよく俺の胸板まで汚した。
最悪だ・・・。
薫は手のひらにたっぷりローションを垂らして、徐々に小さくなる俺のちんこを掴む。
「じゃ潮噴きチャレンジ!」
「ちょ、待ってよ・・・今イったばっかで、せっせめて後少し待っ」
「ダメダメ、今がチャンス!」
「ふや、あああぁぁっあんっいやっあっああっ!」
薫は俺のちんこを掴んで、亀頭で手のひらをくるくると回し始めた。
ぐちゅぐちゅと音が響いて、イったばかりで敏感な部分を撫で回す。
足はガクガクで、腰も跳ねる。
ぬるぬるしてぞわぞわして気持ち良いんだか気持ち悪いんだか全然わからない。
「いやああぁっやらっあっちんこ、あっ変らからあああっ」
「我慢我慢!」
「むいっああぁっむりらからああ!」
どれだけ言っても止める様子はなくて、それでも頭を振って嫌だって訴える。
ちんこはもう爆発しちゃいそうで、ぞくぞくする。
下腹がじわじわと熱くて、潮噴きよりは、その・・・トイレに行きたい・・・。
だっだって、なんか潮よりはホントおしっこ出るみたいな感覚で!
それに寝起きだからっ!
「お願いっあっやめ、やめっうあああぁっ」
「なんで?気持ち良くない?」
「違っあっ違うのっ、と、トイレ行きたいぃぃ」
「あっソレ潮だから。ぱーっと噴いちゃって」
「ひいいぃぃぃ!やらあん!あっトイレっあっあああ」
ああ、もう無理。
「あっあっああぁっ!も、やああ!漏れる、漏れちゃっあっ」
「いいよっ、たくさん漏らして」
「はぅっあっアアアァァッ!あっああぁぁ!」
プシュッピュルル・・プシャアァ・・・
「わぁ!でたでた!伊織の潮噴き!」
「やあっあっあっ止まんな、いやっ見ないで!見ないでええ!いやあぁん!!!」
「すごいたくさん出てるよ!まだ出る?」
「ふひぃぃぃ!やらっやらああっあっああっ」
おしっこが出てるかと思うような量、でも匂いもしないしホント水がちんこから出てる感覚。
びゅーびゅー飛び出る潮はなかなか止まらないってか薫が止めてくれない。
いつの間にかアナルにまで指が挿ってて、出し挿れされている。
ベッドはべちゃべちゃだし自分もぐちゃぐちゃで何がなんだかわからない。
親指の腹で未だに亀頭擦られて、アナルは前立腺刺激して。
そうやってちんこを遊ばれるとまた潮が噴き出る。
「もうやらあっちんこ、へんなるっあぁっまた、またあああぁ!!」
「伊織ガクガクだね」
「やらあっとま、なっいっ潮とまんらいぃ!!!ふひぃ!」
アナルにいきなり薫のちんこが挿ってきた。
目の前に星がちらついて、背がしなる。
そしてまた潮を噴いた。
「薫っかお、る!やらっむり!いやだあっああん!」
「気持ちいいでしょ?」
「いやっやあぁっ!ばかっあっああっ」
俺のことなんかお構いなしに突き上げてくる薫に殺意が湧く。
ホント、コレ以上されたら頭おかしくなりそうなのに!
てかもうちんこ壊れる!
潮噴かされすぎてじんじんする!
「無理、むっむぃらてばあっ!ああん!」
「伊織の中熱いっ」
「あん!あっはっはなしを、きけばかあぁぁ!」
また薫は俺のちんこを擦り始めた。
今度は竿も扱くように手を動かして、さっきまで全く感じなかった射精感が湧き上がってくる。
「いあぁ!やらっあっああん!」
「っは、俺イきそう!」
「ひぃん!あっあっしょこらめ、らめ、あっイく、でちゃっでちゃうぅぅっ」
「あっイくっ、んんぅ!」
「ああぁっひいぃぃ!ああぁん!」
少量の潮が出てからの射精。
一気に力が抜けてそのままベッドに沈む。
・・・・・なんだか下半身が生暖かいような冷たいような・・・。
「あ、伊織おしっこ漏らしちゃった」
その言葉にびっくりして下を見れば俺のちんこは黄色い液体を噴き出していた。
しばらく放心状態、おしっこも止まったと思ったら最後にまた潮が飛び出る。
徐々に頭が覚醒して、汚いベッドと下半身を見つめて怒りが一気にヒートアップ。
縛られた手でベッドヘッドを掴む。
「伊織の潮噴きにおしっこ漏らしたのまで見ちゃった!ああっ思い出したらまた勃起しちゃ」
「変態バ薫!!!死ねえぇ!」
「ぎゃああぁ!」
浮かせた身体を引き伸ばして顔面狙って蹴り飛ばす。
ホントっホント信じられない!
「お前なんかもう嫌いだああぁ!!!」
「伊織っごめん!でも可愛いかったしほら俺勃起してるからもう一回!」
「誰がするか!」
付き合い始めて3ヶ月、相手を間違ったんじゃないかと思った瞬間。
バカでアホで変態で頭悪いこの男が恥ずかしながら俺の彼氏だ。
←
※無断転載、二次配布厳禁
この小説の著作権は高橋にあり、著作権放棄をしておりません。
キリリク作品のみ、キリリク獲得者様の持ち帰りを許可しております。