ComingOut:21

「なぁ」
「んー?」
「オナニーってどうすんの」
「ぶほぅ!!!」

俺ン家でマンガ読みながらダラダラしてたらいきなり綾平が変なこと言い出した。
コーラ噴いた、喉痛い。
つか、なっなっなんなんなにをいきなりほんとどうしたの・・・!

「いやー・・オナニーなんてね、全くしない人もいるわけだしね」
「でもお前するだろ」

俺の目の前に出されたエロ本、俺のお気に入りJK特集。

「ココ、お前のヌきページ」
「違います!違うんです!JK特集なんか知らない!」
「いや、ココもう開きすぎてベロンていくし。汚れてるし」
「わーもーやめて!」

JK特集回収。
捨てよう、JK特集は捨てよう。
学校にJKいっぱいいるし。

「コレ見てどうしたら勃つの?」
「だあああっおまっちょっ」
「青姦なのか痴漢なのか際どいな、コレ。お前モロ見えよりチラ見えのがいいんだな」
「やめて!俺の性癖暴露していかないで!」
「ガチムチないの、ガチムチ。俺お前と女の趣味違うし俺ガチムチのが勃つ気がする」
「探さないで!もう許して!ガチムチなんかないから!」

ベッドの下のボックスの更に奥にあるエロ本ボックスから次々に俺のエロ本を取り出していく。
なんなのこの羞恥プレイ!

「よし、良いこと考えた」
「ちょっ何すんの?!」
「触るな!そして動くな!ハウス!」
「ひっ」

ものすごい剣幕でハウスと言われた。
お、俺・・・犬じゃないよ?
綾平は真剣な顔をして俺のエロ本を自分の前に円を描くように並べていく。
しかも俺お気に入りのページを探し当てて。
や、やめてくれ・・・!
一通り並べ終わると胡座をかいて目を瞑って精神統一を始める綾平。

「ふぅー・・勃起しろ・・・!」
「エエエェェェ!」
「うるせぇ!自然に勃起したら出るかもしんねぇだろうが!」
「そんなんオナニーじゃねぇよ!シコれよ!」
「・・・1人で扱いて何が楽しいんだ?ケツまで弄ったら手がダルいだろうが」

あ、後ろも弄るんですね。

「そもそもオナニーって楽しくないし無理してするもんじゃないし。ほら、綾平には俺がいるじゃない!」
「黙れ」
「う゛っ」
「いやな、女も男も困った事ないからしなくてもできなくても困らないと思っていたんだ」
「う、うん?」
「でも佐藤も困ってないのにオナニーすんじゃんか」
「アイツのちんこ精液製造しかしてないから」

むしろ体液全てが精液でもおかしくはないような奴だ。
採血したら精液出てきそう。

「そこでいつも馬鹿にされてんのは癪だしオナニーできるようになってみんなに見せてやろ」
「ダメダメダメ!ちょっ何言ってんの!見せる必要はないじゃん!」
「証明にならないじゃん。だから佐藤でオナってやろうと」
「よ、喜ぶだけだと思うよ?」

アイツの変態指数は異常だからな。

「とりあえず勃起させよう。あ、こっち見んな」
「えっ俺指くわえてるだけ?!」
「お前がしたらオナニーにならないだろうが!」
「ほら、あの、手取り足取りナニ取り教えてあげ」
「黙れ!殺すぞ!要はちんこ扱いてアナル掻き回してイければいいんだろうが!」

コレを恥ずかしがらずに言うのが綾平だと思うんだ、俺。
恥じらいが一切ない感じが。
たまには鈴木ぐらい恥じらってくれてもいいんだけど。
・・・アレ?
俺の周りに恥じらいがあるやつ鈴木だけ?
あ、吉田も人前じゃ恥ずかしがる?
たまにはこう、顔を赤くして『は、恥ずかしいからっ見ないで?』って言う綾平が見たい。
あ、勃起した。

「んっ・・・」

うわっわわわっマジでオナニーシてるっぽい。
見たい見たい見たい見たい見たい。
ちんこ扱いてんのかな、アナル弄ってんのかな、いや乳首かな。
前が向きたい綾平をガン見したい俺のちんこマジ元気。

「っは、あっ・・・んんっんっ・・」

何の拷問?
俺悟り開けるよ?
見てええぇぇぇ!!!
でも今手を出したら回し蹴りじゃ済まないぐらいボコボコにされるよな。
だあああもうフル勃起だよ!
おさまらねぇよ!

「あの、山下さん」
「んっあ、な、何だよっ!んっ」
「俺フル勃起なんで俺もオナっていいですか」
「ハァ?んっ何で、お前が、フル勃起なんだよっ」

いや背中の向こうで可愛い可愛い綾平がオナってたらそらたまんないでしょ。
意を決してぐるりと振り返って見た。

「かっ可愛い!」
「あっバカ!見んな!」
「つかちんこまだ半勃ち?下手くそー」

俺を睨みながら乳首弄って、ちんこ扱いてる綾平。
さっ触りたいっ!

「くそっ、もういい!気分が乗らない!ちんこ勃たねぇ!お前と趣味が合わん!」
「ちょっカリカリすんなよ!ぎゃー!ソレ高かったんだけ」
「ふんっ」
「イヤー!!!みなみちゃあああん!」

美乳特集、気に入ってたのに・・・!
ベリベリと俺のヌきページを破る綾平を押さえつけて止めさせる。
オ、オカズがなくなる・・・!
溜め息をついたら綾平が血走った目でギロリと俺を睨んだ。

「離れろ」
「・・・離したら俺のエロ本破くじゃん」
「ちんこ当たってんだよ!」
「あ・・・」

綾平のケツ付近で存在感出しまくってる俺のちんこ。
つか綾平が半ケツで俺のちんこまたでかくなった。

「ねぇ、シよ?」
「気分じゃない。オナってろ」
「オナニー教えてあげるから、ね?」
「っ触ンな!んんっ」

まだ出しっぱなしの綾平のちんこを掴んでゆっくり扱く。
ピクッと揺れた肩に顎を乗せて、綾平のちんこを覗き込む。

「ほら、手添えて。そうそう、指で裏筋撫でるとゾクゾクすんよ」
「っは、やめっ」
「つかローション少ないっしょ。もっとドロドロさせれば?」
「ひっ冷たっ」
「手離すなって」

ローション追加して綾平のちんこをべちょべちょにする。
おー、勃起した。
声我慢しちゃって可愛いの。
綾平の正面に回って俺もちんこを取り出す。
自分のちんこにローションぶっかけて、綾平のと自分のちんこを一緒に握り込んだ。

「うっ、ちょっ」
「声、我慢しなくていいよ?」
「あああっばかっんっんっ」
「っは、かわゆーい」

最早添えてるだけの綾平の手も巻き込んでちんこだけ集中的に扱く。
自分のペース外すと声でちゃうよねー。
綾平のシャツ捲り上げて、自分で弄ってた乳首に舌を這わせたら綾平は大げさに跳ねた。

「由希也、っはぁ、あっアナルも!」
「んー自分だけで、ソッチは弄れば?」
「やってるけど、んっきもちいいくないっ」

あ、やってたんだ。
綾平の指に俺の指を添えて中に挿れる。
綾平の指巻き込んで前立腺引っ掻いたら面白いくらいにちんこから先走りが出てきた。

「っは、あっもっむりぃ!!」
「っあ゛!痛っ!」
「んんっ」

いい雰囲気だったのに突き飛ばされた。
こ、こんな状態でなんなのこの子!

「目の前に由希也がいんのに、セックスできないとか嫌」

あ、なんて可愛いこと言うの。
綾平は俺に跨って、まだ慣らし足りないアナルに俺のちんこを埋めていく。
ゆっくり挿れるとかじゃなくて、綾平はそのまま腰を落とした。

「っああ!はあん、由希也のちんこいい感じ」
「ね、俺動きたい」
「黙ってろ!今日は俺がお前のちんこで遊ぶんだよ!んんっ」
「は、あぁっ」

手を床に付いて、綾平はガクガクと腰を振る。
唇に噛みつくようにキスしてくるから乳首を抓ってやった。

「あんっあっはあっヤバいっあっ俺イキそっ」
「っは、マジだ。あっ綾平のちんこキツそ」
「あっあっんんっイくっイく!んあああっああっ!」

綾平は俺の腹に射精するとずるりと俺のちんこを抜いた。

「えっ俺まだ・・・!」
「自分ですれば?由希也オナニーできるじゃん」
「なっ」
「風呂借りんねー」

そんなまさかここまで来て俺オナニーってそんな・・・!
風呂で犯してやろうと思って綾平追いかけて風呂へ。

「ちょ、鍵開けろ!」
「嫌。俺満足したし風呂は1人派だし」
「初めて聞いたぞ、この野郎!」

俺の恋人様はもう少し俺に優しくても罰は当たらないと思います。
畜生っ綾平でオナってやるからな!




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