檻の中

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初めて父と兄に会ったときにはなんて俺は幸せなんだろうと思った。
見た目より若い父に笑顔が素敵な兄、2人とも格好良くて自慢だった。
母も幸せそうで俺も幸せだった。
それがおかしくなったのは母が俺を含めて父や兄も捨てていなくなってからだ。
俺に居場所はなくて、出て行こうとしたら父が俺の腕を掴んだ。

「どこに行くんだ、」

その後に呼んだ名前は母の名前だった。
父は俺を部屋に閉じ込めて、鍵をかけた。
俺は助けを求めて食事を持ってきた兄に縋った。

「責任はとるものだよ」

それに楽しそうだしと笑って部屋を出してはくれなかった。
日に日にエスカレートしていく虐待、それが性的なものに変わるまで時間はかからなくて。
俺はまだ部屋を出られないでいる。



父と兄が出かける時には変な椅子に座らされる。
カーブを描いた椅子に無理矢理跨らせて、アナルに太いバイブを詰めて、バイブにスイッチを入れて。
射精しないようにと尿道にもバイブをつめて、暴れないように四肢を拘束して、舌を噛まないようにラバーを噛まされて。
そのまま父か兄が帰ってくるまで俺はただ泣き続ける。



パチンと頬を叩かれて目が覚めた。
定まらない視界で叩いた主を見上げる。

「あ、お、おひゃえりなしゃい・・・」
「ただいま、ハルキ。いい子にしてた?」
「ひゃ、ひゃんとっんっひひ子にひてまひた」

決められた言葉を発する。
機嫌を損ねてしまうと兄は厄介だ。
決められたことを決められたようにしないといけない。

「偉いね、ご褒美あげる」
「あ゛っにっ兄しゃっあっらめっあっうあああぁぁ!!!」
「タマ破裂しそうだね?気持ちよかったの?」
「ひぃっあああっあっあああ!」

尿道バイブをガシガシと出し入れされて、不自由な身体を揺らす。
ペニスの中が熱くては、タマだってそれこそ破裂してしまいそう。

「ねぇ、聞いてるんだけど」
「あ゛あ゛っあっごっごめんなひゃ」
「ちゃんと答えて。ハルキ、気持ち良いの?」
「うあああぁぁっ!あっきもちっきっああっきもちひひれふ!ひひれふぅぅっあああっあっ!」

アナルに挿るバイブの振動も早くなって、敏感なアナルをかき混ぜる。
勃ち上がっていたペニスは反り返っていて、俺はギリギリとラバーを噛みしめる。
出したい、出したい。
兄は俺が堕ちるのを待っているんだ。
だから射精もさせないし、俺を見る顔は見慣れた笑顔だった。

「に、にぃひゃあんっあっらしたいれす、らしたいっ」
「ちゃんとお願いしなきゃ」
「ひゃいぃぃっはあっあっハっハリュキの、ああっおち、んっおちんちんかりゃ、あっせぇひらしゃしてっあああっらしゃしてくらひゃいぃぃ」
「うん、ハルキはいい子だね」

ずるりと抜いてくれれば楽なのに、兄はじわじわと尿道バイブを抜いていく。
せき止められていた精液が今か今かと、バイブを押し上げてでも射精しようとする。

「は、はふっああっ」
「ハルキすごい射精したそう」
「ふあっあっらひたい、ひゃへいひはい」
「何言ってるかわからないよ」
「いぎぃぃぃぃ・・・!」

ずちゅん、と音がしてまた奥までバイブを差し込まれた。
そして乱暴に掻き混ぜられて、ぐちゃぐちゃにされて、目の焦点が合わなくなる。

「あぐっあ゛あ゛あ゛!あ゛っにっにいひゃああ゛あ゛っ」
「たくさん出して見せてね」
「ああ゛あ゛っいぐっう゛う゛ふうっい゛い゛ああああぁぁぁ・・・!」

噴水のようにせき止められていた精液が飛び出た。
ギュウゥっと下腹部が締まる感じがして、身体を痙攣させながら射精する。
止まらないんじゃないかと思うほど長い射精をして、ぐったりと前に倒れ込む。
いつの間にかバイブは止まっていたらしく、アナルに感じるのは異物感だけ。
兄は俺の四肢を自由にすると椅子から下ろした。
さっきまで入っていたバイブのせいで開ききったアナルは閉まることはない。
ポタポタと流れ落ちる腸液がみっともない。
兄はズボンの前をくつろげて、ペニスを出した。
口に噛んでいるラバーを外すと俺の頬をゆっくり撫でる。

「ハルキはコレほしいでしょ?」
「はい。お願いします。兄さんの、大きなペニスをハルキの口で、いやらしくペロペロさせてください」
「どーぞ」

合格点、兄は満足したらしく俺の頭を撫でた。
舌で舐め上げて、一気に口に押し込む。
ずるずる吸い上げて、手を添えて扱いて。
この行為に慣れたのはいつだっただろう。

「なんだ、もう帰っていたのか」
「あふ、あ、おかえりなひゃい」
「今日は父さんが先だから、ソッチは弄ってないよ」
「そうか」

兄は俺のアナルを指差して父に言う。
父はベルトを緩めて、スラックスをずらした。
まだ萎えたままのペニスを扱いて勃起させていく。
俺は兄のペニスから口を離して両手で尻朶を掴む。
そのままぐいっと拡げて父の前で腰を振る。

「サチコのおまんこ、もうぐちょぐちょなんれす。早く大きいおちんぽれじゅぽじゅぽしへくらしゃい」
「まったく、お前はセックスが好きだな」
「はうううっ!あんっあっサッサチコ、しぇっくしゅらいしゅきぃ!あっおまんこ気持ちひぃよお!」

サチコは俺の母。
俺はただ父の為に茶番に付き合うだけ。

「ハルキ、口がサボってるよ」
「はあっああん!あっごめんなしゃい、は、んぐうぅぅ!はあんっあっ」

父が奥を抉る度に兄のペニスが喉に当たる。
震えて使い物にならない手は腕ごと床につけて、頭を振って兄のペニスを射精まで導いていく。
尻は高く上げて、動物のように腰を振る父の相手をする。
何も考えないで済むこの時間だけは好きだ。
全て快楽が流してくれる。
父と兄に犯されていると言うこの異常な状況さえ気にならない。
ぐちゃぐちゃと言う水音も、俺の喘ぎ声も、父と兄の熱っぽい息も何もかも流れてしまえばいい。

「あっ出る、出るよ!ハルキ、全部、飲むんだよ?」
「はふっあっうんっあっンンッ!」
「んぁっ!」
「ふぶっうっんっんっ」

ゴクリと喉を鳴らして兄の精液を飲み込む。
喉がねばねばして気持ち悪い。

「はああぁっあん!兄さんっあっごちそ、らまれひはぁ」
「うん、ハルキはいい子」
「ひうぅっあっあっおま、あっおまんこきもちいぃよぉっもっとあっずぽずぽひへえぇ!」
「サチコ、サチコッ!」

父もそろそろ限界らしくさらに動きが早くなる。
身体を揺さぶられて、ガツガツと腰を振らされて。
父が息を飲むと同時にアナルの中に熱いものが注がれた。

「はあん・・・あちゅいよぉ・・・」
「父さん、今日の夕飯は何?」
「ん、あぁ夕飯はそこに。時間がなくて牛丼だが」
「母さんと先に食べててもいい?腹減った」
「構わないぞ。俺は風呂に入ってくる」

そう言うと父は部屋を出ていった。
残っているのは兄と俺だけ。
兄は俺の足を開くとアナルの真下に牛丼を置く。
ずちゅっと音がして、兄は俺のアナルから父の精液を掻き出しはじめた。

「んあっあああ!兄しゃんっあんっひぅっあっああん!」

ドロドロと牛丼の上にさっきまで俺のアナルに入っていた父の精液が掛かる。
兄は俺の中から父の精液を全て掻き出すと今度は俺のペニスを扱き始める。

「ひゃああっあんっ!に、にいひゃんっあっらめらめっあっせーえき、あっまたれちゃうよおっ」
「出していいんだよ?」
「あんっあっらして、いいの?あっハルキのおちんちん、あんっまたせーえきらしていいれしゅか?」
「うん」
「あっあっあっれちゃっあっあああん!」

ビュルビュル吐き出された精液は牛丼の上に飛んだ。
兄は犬の餌以下のその飯を俺の前に出して、食べてもいいよと言う。

「ひはらきまふぅ」
「どうぞ、召し上がれ」

箸なんて使わせてもらえないからそのまま顔を埋めて食べ始める。
もぐもぐと口を動かして飲み込んでいけば兄は喜んだ。

「こっちの口はお腹いっぱい?」
「ああん!」

拡がったアナルの入口をクルクル撫でられて、兄は次の言葉を要求してくる。

「ハルキの、んっ下の口を兄さんの大きいペニスでお腹いっぱいにしてください」
「ハルキは食いしん坊だなぁ」
「ふああああ!あんっあっあああ!」
「上の口は、ご飯食べてていいよ」

俺は顔を餌に押し付けて無理矢理食事をする。
これを綺麗に食べれば兄は俺を褒めてくれるだろうか。
父はまた笑ってくれるだろうか。
俺はまだ部屋を出られないでいる。




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