温泉浴衣vol.3

はじめに言っておこう。
俺等の中で一番お酒が強いのは時生だ。
一番弱いのはみきちゃんで次にりっちゃん。
次が俺なんだけど時生以外は全然弱い。
目の前にいるみきちゃんとりっちゃんは既にぐてんぐでんだ。
机にガンッと音を立ててみきちゃんは足を置く。

「んふー、お・み・あ・し」
「あははは!じゃあ俺もお・み・あ・し!」
「きたなーい」
「安倍が綺麗すぎなんだろー、あっははっははは!」
「んはは!触んな触んな!えっちー」
「げへへっあはっ変態っぽい?ぽいっ?」
「へんたーい」

終始こんな調子だ。
俺と時生がぷるぷる震えているのはこのせいだったりする。
最初こそ対抗して2人を嫉妬させようと時生といちゃいちゃしてみたが全くの無視ときた。
俺も酔うに酔えないし・・・!

「俺お茶買ってくる・・・」
「俺も行くよ」
「「いってらっしゃーい」」
「もうみきちゃんなんか知らないっ!」
「もうりっちゃんなんか知らないっ!」

時生と2人で部屋を出て販売機へ向かう。
雰囲気はどんよりだ。

「安倍ちゃん・・・綺麗だもんな・・・」
「りっちゃん・・・痩せてるもんな・・・」
「セリーっりっちゃん安倍ちゃんにとられちゃうっ」
「あげれないっ幹也は俺のだからっ」
「俺もりっちゃんあげらんない!」

ぐずぐずしながらお茶のペットボトルを買って一気飲み。
もう2本買って幹也にもあげよう。
ぐてんぐでんだったしな。
明日2日酔いしないといいけれど。
一応酔い止めも頭痛薬もちゃんと持ってきたけど。
幹也が具合悪くなったら俺嫌だし。
凹んでる時生の手を引いて部屋に戻る。
部屋はシンとしていてテーブルには空き缶とお菓子だけが散らばっていた。

「あれ?幹也?」
「りっちゃん寝たのかな・・・」

寝室をのぞけば2人仲良く、ソレは仲良く抱き合って寝ている幹也とりっちゃん。
浴衣はだけてるし・・・。
溜め息をついて片付けをしようと思ったら時生がその場で固まっていた。

「時生?」

時生に並んでもう一度寝室を覗いて俺も固まってしまった。
り、りっちゃんの手が幹也の足撫で回して・・・。

「あっやあぁ・・・」
「んんっ」

バタバタッと手に持っていたお茶が滑り落ちて絶句。
殺してやる・・・!
俺が幹也を引きはがそうと思ったらそれよりもはやく時生が動いた。

「がはっあ゛っと、時生?!あ゛っちょっ」
「りっちゃん何してんの?」

ガンガンりっちゃんの腹を踏む時生。
目が怖い・・・!

「ちょっ時生、それぐらいにしないとりっちゃん死んじゃうんじゃ・・・」
「え、これぐらいじゃ死なないよ」
「ぎゃあああああ!ごめっなんか知らないけどごめんなさい!」

りっちゃんが死んでしまう・・・!
幹也もその声で目が覚めたらしくムクリと起き上がる。
はっヤバい!
幹也の寝起きはヤバい!
お酒も入ってるとか更にヤバい!
見られたら幹也が立ち直れない!

「だいちー・・・うるさいー」
「みっ幹也!大丈夫!寝てていいからっ!」
「だいちー?こっち来て、だっこー」
「うわあああっ」
「「・・・え゛」」

とりあえず幹也を抱き締めてあげて口を塞ぐ。
時生とりっちゃんもさっきまであんなにうるさかったのに黙ってこちらを見てる。

「大地っんちゅ、ちゅ、だいちー?」
「みっ幹也、もう寝ないと、ほらっ明日早いから!」
「大地がちゅーしてくれたら寝るー」
「うん、たったくさんしてあげるから寝よ?ね?あっ幹也、んんっ」

やけくそになって深くキスをして、これで寝てくれることを祈る。
時生とりっちゃんは未だに動けないでこちらを見ていた。
幹也の口から舌を引きずり出して息をつく。
これで寝てくれるは

「だいち、勃っちゃった」
「くそおおお!!!」

上目遣いは反則だろうがあああ!!!
幹也を抱えてタオルを手に立ち上がる。

「今見たことは忘れろ!」

それだけ時生とりっちゃんに言うと部屋を飛び出した。
とりあえずトイレに飛び込んで個室に入ると鍵を閉める。
よかった、トイレ綺麗。
ずっとリップ音立てて俺の首周りにキスをしている幹也を下ろす。
ずるずる下りたかと思えば俺のパンツ下げてフェラを始めた。
なんでこんなにやる気なの・・・!
いやっ俺もやる気なんだけど!

「んっらいちも勃ってるれ、はふっんっ」
「あっ喋んないでっ」

じゅぷじゅぷ音を立てて俺のちんこが幹也の口から出入りする。
眼鏡かけてないからめがとろんとしていてホントヤバい。
俺のちんこに添えていた手が下に向かって、幹也のパンツに入った。
ちんこ取り出してオナニーとか視覚だけでイけそうなんだけど。
ぐちぐちと尿道口を弄って息を荒げている。
家に帰ったらブジーで弄ってあげよう。
幹也のちんこから先走りがでてくると今度はアナニーを始める。
ここまで来たら幹也はとりあえず俺のちんこをくわえてるだけでフェラはしてない。
もうコレ拷問だ・・・!
浴衣から覗いてる乳首が俺に触ってと誘ってる!

「み、幹也っ俺も幹也に触りたい」
「はあんっあっひひよ」

幹也の口からちんこを抜いて便器に座る。
その上に幹也を座らせて浴衣を開くとピンク色の乳首を口に含んだ。

「あん!あっらいち、吸ってぇ乳首気持ちいいのぉ」
「ぢゅる、んっは、幹也かわいい」
「あっあぁぁっいいよぉっ」

手を幹也の指に添えてアナルに押し込む。
幹也の中は熱くて、すでに大分解れている。
幹也は自分の指をアナルから引き抜くと俺の頭を掴んだ。
ぐいぐいと俺の頭を自分の胸に押しつけて、もっとってねだってる。
ホントちんこ爆発しそうなんだけど。

「あっあん!はあん・・・らいち、あっ早く挿れてぇ?もっ挿るからぁ」
「もうっ!可愛い過ぎるだろ!」
「あうぅっ!」

アナルから指を引き抜いて幹也を退けるとバックで挿れる。
ホントはそのまま挿れたいけどバックじゃないと明日幹也が困るから。
幹也の熱さでちんこが火傷しそう。
お酒飲むと幹也の中はいつもよりずっとずっと熱い。

「んあぁっだいちぃ!」
「はぁ、力抜いてっ」
「あんっあっああんっあっいいよぉ」
「ちょ、少し声押さえてっ」
「はああん!あんっあんっああっそこ、あっもっとっしてえ!んぶ、んっ」

声を押さえる気がない幹也の口を無理矢理キスで塞ぐ。
片足を抱えて結構無理な体勢だけど仕方ない。
誰かに見つかったらヤバいし。

「んは、あっらいち、らいち!」
「んっなに?」
「あっあん!おひっこれるぅ!」
「は?!ちょ、本気?!」
「うんっうんっ!おしっこれちゃいそうなのぉっ」

幹也のおもらしが見られる!
じゃなくて濡れないようにしないとヤバいじゃん!
だって今更やめらんないし!
とりあえず浴衣をまくり上げて便座を上げる。
キスで口を塞ぐ余裕はないから幹也の口に指を入れた。
幹也のちんこに手を添えてピストンを早める。

「はふっはっんんっ」
「幹也っ漏らしてもいいよ?」
「ふぅっんっうんっあっれちゃっああんっおひっこれるぅっんん!」
「んぁっ!」

幹也が俺の手に射精して、俺は幹也の中に射精した。
幹也はぶるりと震えると俺の指をしゃぶりながら漏らした。

ジュ、ジョロッショロロロ・・・

俺の手の中に幹也のおしっこが溢れる。
たくさん飲んだからかおしっこが止まらない。
勢いがなくなって、おしっこが止まるとちんこを抜いた。
おしっこまみれのちんことアナルから出てきた俺の精液をトイレットペーパーで後始末をする。
幹也のちんこを拭いていたら幹也がブルブル震え始めた。

「幹也?」
「お、俺っ俺っやらかした・・・!」

どうやら正気に戻ったらしい。

「覚えてるの?」
「・・・断片的に」
「全く。自分の限界わかってお酒は飲んで」
「ごめんなさい」

恥ずかしさとか後悔とかで頭があげられない幹也の頭にキスをする。

「もう一回温泉行こ。幹也も俺もどろどろだし、それに・・・」
「うん?」
「また後で行くって約束したもんね」

耳まで赤くした幹也にキスをしてから温泉に向かう。
タオル持ってきてよかった。



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