ComingOut:10

用を足そうとトイレに向かえばトイレで会いたくない奴ダントツ1位の佐藤に会った。

「あら、吉田くんもおしっこ?」
「そうですよ」

手を洗ってる佐藤の横を抜けて個室へ。
とりあえず隠れたい。

「なんで個室?」

ガシッと肩を掴まれた。
ニヤニヤしてる!
マジコイツなんなのなんなの!
膀胱が限界迎えるじゃない!

「実はうんこ?」
「死ね。お前の前でおしっこしたくないんですー」
「えー・・・なんでー?」

個室に無理矢理押し込まれて、個室の鍵が閉まる。
あーホント最悪。

「見せてよ」
「バカかテメェ」
「もうお尻の穴まで見るどころかアンアンしちゃった仲じゃなーい」
「ココ学校、今昼休み、人来る、お前出て行け、つか人の話を聞けバカ」

俺のベルトを外し始めた佐藤。
コイツ盛るからトイレで会いたくないんだ・・・!

「鈴木とシろよ!」

ごめん、鈴木!
ハーゲンダッツ買ってあげるから許してね!

「んひ!」
「お前自分でアナル弄ったろ」
「バカ、ホントバカ!何考えてっ」
「柔らかくなってんよ?突っ込まれたかったの?お前アナル大好きだもんな」
「んぅぅっ佐藤っ!」

確かに自分で弄ったけども!
アナル大好きだけども!
学校でとかマジなくない?!
つかどこまでマジなのコイツ!
ホント最悪!
勃っちゃったよ畜生!

「学校のトイレでアナル弄られて勃起?興奮しすぎよ、吉田くん」
「あっまじ、んんぅっほんとやめろっ」
「かわいいーいじめたーい」

何コイツ何なのマジで。
誰か鈴木連れてきて!
俺ひとりで佐藤の相手無理だって!
俺肉体的に痛いの嫌なんだって!

「先走り出てきた。パンツ脱がないとお漏らしみたくなっちゃうよ?俺別にいいけど」
「俺がよくないだろ!ああっまじ、無理だってばぁ!」

中で指がバラバラに動いていて、俺は佐藤にしがみつくのが精一杯。
パンツ脱がしてもくれない。
自分で脱げってか。
この行為に同意しろってか。
俺は迷わず自分でパンツもズボンも下げた。
だっだってココで終われないじゃないの!
気持ちいいんだもの!

「佐藤っはあっもっとシて」
「何シてほしい?」
「前立腺擦って、後できればおっぱいしゃぶらして」
「前立腺は擦ってやるがおっぱいは嫌。タンクでもしゃぶってろ」

アナルから指を引き抜かれて身体を反転される。
タンクにしがみついて佐藤にケツを突き出した。

「はやく、弄って」
「声抑えろよ?」
「はぅぅぅ・・・っ!ぁっあああっきもちいい・・・!」
「静かにしろってうるさい」
「あっああんっむりぃっあっんぅぅ!はぁぁっいいよぉ!んん!」
「んっふ、んんっ・・・うるさいってば。舌噛むよ?」
「あぅぅぅっだってぇ」

言い訳は喉に押し込まれる。
口内ぐちゃぐちゃにされて、頭がおかしくなりそう。
佐藤の手の動きにあわせて腰を揺らして、快感貪ってたらそろそろ限界が近い。
佐藤の肩を押して、佐藤から離れる。

「さと、んんっ!ちょ、ストップっ」
「何?」
「佐藤挿れてくれる?」
「別にそこまで切羽詰まってない」

男として、ネコとして、これはかなり悔しい一言。
このドS野郎、俺じゃ不満か。

「話それだけ?動く」
「じゃあさ」
「ん?」
「俺がおしっこするの、見せたら挿れてくれる?」

歪んだ顔、ノッたなコレ。

「俺素直な子好きよー」
「有り難迷惑な話。動いて?」
「イキながら漏らしてくれんの?」
「あぅっんああっできるか、んん!わかんないっあっもっと、強くしてっ」
「はいはい」

ガリガリと内臓引き抜かれるほど前立腺押し潰されて、擦られて。
たまんない、ちょーきもちいい。

「さとぉ・・・!もっあっああぁ!出ちゃぅ!」
「ちゃんと見とくわ。口押さえろよ?」
「うんっうん!はぁっあっれるぅ・・・!んひっんんうっうぅぅぅ!」

佐藤にちんこ支えられて、ちゃんと便器に向かって射精。
服汚れなくてすんだとか考えてたら下から水音。

プシッジョロジョロジョロ・・・

あーあ、高校生にもなってイキながら漏らすとかホント、なんか失うより目覚めそう。
俺イロイロ危ない。

「んははは!」
「んぅぅ・・・そんな、笑うなよ」

一気に恥ずかしくなった。
早く止まれと思うけどなかなか止まってくんない。

「可愛い吉田くんにご褒美」
「あうん!」
「ホント、顔に似合わずド変態なんだから」

佐藤のちんこが俺の中でビクビクしてる。
一気に突っ込んだくせにおしっこ終わるまで待つとか変な優しさ。
つかちんこ振らないでいい。
そこまで優しくしないで、ムカつくし恥ずかしいから。

「動くよ?」
「動いて、奥突いて」
「はいはい、俺約束は守るから」
「はあん!あっあっ・・・!イイっいいよぉ!はうぅん!」
「だから、うるせぇ」

佐藤にまた口を塞がれた。
いや、気持ち良すぎて周りとか気にしてらんないのよ。
おっぱいしゃぶらしてくんないのは残念だけど。
放課後にでも中村のおっぱいしゃぶり倒そう。
あ、佐藤に犯されながら中村のおっぱいしゃぶりたい。
いや、そんな余裕ないかも。
ガツガツ奥を抉られて俺のちんこパンパンだもの。

「んんぅ、ふっさとぉっまたイっちゃうよぉ!」
「早っ!俺まだイけない!」
「んぅぅ!じゃあ、あんっ締めてあげるっ」
「っ、お前いきなりすんなよ!」
「んは、大きくなったぁ」

ちんこの先っぽを押さえて出したいの我慢する。
射精我慢してる時めっちゃ締まるって佐藤が教えたんだもん。
コレいきなりすると鈴木はイっちゃうんだけどさすがに佐藤はそうもいかない。
あんまり我慢するの好きじゃないんだけどコレは自分も気持ちいいから好き。

「ああっあん!なか、あぁぁ・・・気持ちいいよぉ!」
「んっ、そろそろイけそう」
「あんっあっ中出しは、んんぅ!すんなっあっ」
「さすがにしねぇって」

ピストン早くなったと思ったら佐藤にちんこを握られる。
キュッと強めに握られて、振り返ればニヤニヤした佐藤がいる。

「食いちぎらない程度に締めろよ?」
「あひぃぃ!」

先っぽを掴んでた手を避けられて、竿を強めに扱かれる。
それ、ちょー好き。
アナルをめちゃくちゃに突かれてんのに、口塞がれてろくに息もできない。

「はあっんっふぁ、イくっイくっんっんっんうぅぅっんふあぁ・・・」
「んっ」

俺がイくと佐藤は俺から抜いて俺のケツにぶっかけた。
ガクンと力が抜けて便器にそのまま座る。
時計を見ればもうすぐ昼休みが終わる頃だった。

「動けない。拭いて」
「甘えん坊」
「早くしないと5限現国だよ?おっちー厳しいんだから」
「俺おっちー嫌い」

トイレットペーパーで俺のケツ拭いてる佐藤。
ウケるんだけど。

「笑うならテメーでしろ」
「ごめんなさい」

首には真新しい赤い痕つか痣みたいなキスマーク。
この間4Pした時に中村が付けたやつ。
佐藤に風呂に入れてもらったときに中村の悪戯心に火がついたのだ。
キスマークに加えて全身ぐっしょりなった佐藤はマジギレ寸前だったけど。
制服脱いでやればいいのに寒いからとかで制服のまま俺達を風呂に入れたんだ、このバカ。
いろいろ自業自得だ。

「佐藤、耳貸して」
「ん?」

耳じゃなくて首に噛みついた。
身体をホールドして3つ付けてみた。
我ながらうまくできたと思う、下手なりに。

「お前等さぁ・・・俺にキスマーク付けんの流行ってんの?」
「そうねー。そんな感じ」
「その流行、やめてくんない?」
「どうだろ、もう少し続くと思うよ」

中村と俺が鈴木くんを苛めたいから。
いやぁ・・・鈴木くんを苛め倒したくて仕方ないわけよ。
後始末も終わったらしいので外に誰もいない事を確認してから個室を出る。
トイレの中にはいなかったがトイレの外に鈴木がいた。

「「あ、」」
「丸聞こえだバカ共」

すっごい冷たい目をしていらっしゃる・・・!

「バカ佐藤、変態!」
「えっ?!俺だけ?!」
「妹ちゃんたちにキスマーク突っ込まれて爆死しろ!」

あらやだ、可愛い。
中村に報告しよう、そうしよう。
しばらく飽きないな、コレ。
佐藤にキスマークつけるブームはまだまだ続きそう。




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