酸素と鉄

炬燵と蜜柑
*10万hit企画アンケート3位作品
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青い空、白い雲。
よく晴れたいい天気。
こんな日は外で遊ぶに限る。

「いい天気だよ」
「そうだね」
「こんな日は外で遊びたいね!」
「そうだね」
「じゃあ外に遊びに行こうよ!」
「嫌だ」
「外に遊びに」
「駄目」
「外」
「鉄と酸素の化合物は?」
「・・・」

世の中甘くない。
従兄のすぐると付き合いはじめて甘い生活なーんてね。
特に何もなく今日まで来て、久々に会うんだからさあ少し遊んでくれてもいいじゃん。
なのに部屋に入って机にあった理科の小テストを見て今二人仲良く机に向かってる。

「ねぇ、18点とか奇跡だよ?これ100点満点だよね?」
「理科嫌いなんだよ」
「酸化物間違うようじゃ後々やっていけないよ?何さびって」

俺は唇を尖らせてすぐるに抗議する。

「理科なんて役に立たないじゃんか。酸化物って要はさびじゃん。汚い10円玉じゃん」
「・・・今は習わないけどね酸化鉄も酸化銅もいくらか種類があるんだよ。それに専門的には錆は鉄や鉄合金を指すもので銅と錫ででできた10円玉は腐食」
「あーあーあー!難しい事なんかわかんない!」
「それにこれからいっぱい難しいこと習うんだよ?だからちゃんと勉強しましょうねー。再テストあるんでしょ」
「う゛ー・・・」

目の前に理科の教科書とノートを広げられる。
手には無理矢理握らされたシャーペン。

「書いたら覚えるから元素全部書いてみて。俺下でお茶淹れてくるから」
「あっすぐる!」

無常にも扉が閉じられて俺は部屋に取り残された。
さいあくだ・・・。



「すいへーりーべぼくのふねー・・・うぅー」
「ただいまー!コーヒーにしたよー!明はカフェオレねー」
「甘いのがいいー・・・」
「砂糖あるから好きなだけいれなよ」

俺は目の前に置かれたカフェオレに限界まで砂糖を入れる。
・・・入れ過ぎた。

「ちゃんと覚えた?」
「多分」
「じゃあ次は酸化物覚えようねー」

甘くなり過ぎたカフェオレをよけられて、また手にシャーペンを握らされる。
もうやだ・・・マジでいや・・・外に行きたい。
俺・・・理科の教科書なんて5分も眺めていたくない。

「鉄と酸素で酸化鉄になるんだよ」
「てつーさんそーさんかてつーさんかてつーさびーさんかてつーさびーさびー」
「そうそう、さびーはいらないけど」
「さびーさびーさびー!!!無理っ覚えらんねー!」
「うわっシャーペン投げるな!」

すぐるは俺の投げたシャーペンを拾いにいくとため息をついて俺を見た。

「もう・・・明まだ全然勉強してないじゃんか」
「覚えれない、無理無理」
「じゃぁいい暗記方法教えてあげる」
「マジで!?」

すぐるはひょいっと俺を抱えると膝の上に乗せた。
・・・ん?

「よくパーツで覚えるいうでしょ?」
「うん・・・いや、つか椅子二つあるし」
「はい、いきますよー」
「うわっちょ、ぁん!」

すぐるはパーカーに手を入れて俺の乳首を摘む。
乳首をぐにぐにと揉まれて変な声が出た。
しばらく揉まれると乳首がピンと勃ってじんじんしてきた。

「じゃあいくよー。右乳首が鉄、Feね」
「ふあっやめろよ!あっばかばか」
「ほら、ちゃんと覚えて」
「ひっ」

乳首に爪を立てられて背がひきつる。

「ほら早く」
「ひっああぁっ!て、鉄!Feっんぅぅっいったじゃんかあっ離せよ!」
「よくできました。じゃあ次左乳首ね。左乳首が酸素、Oだよ」
「あん!ばかあっあっさ、ひぅ・・・酸素っO!お、覚えたからあぁぐりぐりすんなあっ」
「ご褒美じゃないの、よくできましたねー」
「ふひっ撫でるなあっ」

乳首をよしよし言いながら撫でるばかすぐる。
ようやく手が離れたと思ったら今度は両方の乳首をギュッと摘まれた。

「ひぅ!」
「両方の乳首でFeO、酸化鉄だよ」
「あっやめっんん・・・!」
「ほーらー、早く」

乳首を引っ張られてぷるぷる揺らされる。
乳首のびる・・・!

「うぅっさっ酸化鉄!えふっFeOぉっ!おっ覚えたからはなせぇ!」
「よくできましたー!」
「ひぃぃっ!」

手のひらで乳首をころころ転がすようにしながら胸板を撫でられてようやくすぐるの手は離れた。
俺はぐるりと振り返ってすぐるを睨みつける。

「ばかすぐる!あほ!変態!乳首真っ赤なっただろ!」
「わあ、ホントだ。舐めてあげるね」
「あっちょ、そういう事じゃなっひうぅっ!」

身体を反転させられて腫れた乳首をベロベロ舐められる。
いつの間にかズボンにも手が入ってきてちんこをぐにぐにと揉み始めた。

「やっんん!さわんなっべ、勉強するんだろっ!」
「リフレッシュー。それに明のちんこもともと勃ってたもん」
「やあっ!あ、ちんこやだあ!」
「あ、お尻の穴のがいい?」
「ちがっあ・・ひん!」

すぐるの指がずぶずぶお尻の穴に入ってきた。
その感覚に思わず背筋が震えてしまう。

「・・・ねぇ、明さあ自分でお尻の穴弄ったでしょ?」
「は、なっそんなことしてな」
「嘘吐きー。ちょー柔らかいもん」
「はうぅっ!うあっあ!ち、ちがうっちがっ」

本当は違わないけども!
でもなんでそんなの分かるんだよ!

「ふーん?じゃあ他の子としたの?」
「んんっそんなん、してないっ」
「じゃあなんでこんなにとろとろなわけ?」
「ひあぁっ!そっそんな・・・うぅっ」
「なーんーでー?お兄ちゃん浮気は許しませんよー?」
「やっあぁ、ひああ!そ、そこやだああっ」

気持ちいいところを擦られて頭が真っ白になる。
後少しでイけそうって思ったらすぐるにちんこの穴を塞がれてしまった。

「あっああ!やだやだあっ出したいぃ!イきたいっ」
「ねぇ、マジで浮気してんの?お兄ちゃんマジで怒るよ?こんな短期間で浮気とか普通しないよね?」
「してないっ!浮気とかしてないからあっあっああっもう手離してっ」
「え、じゃぁ何?今時の中学生はセフレとかいるの?なんでこんな中とろとろなわけ?」
「ひいいぃっせ、セフレとかいない!じっ自分でシたの!うあぁ・・自分で弄ったのぉっ」
「マジ?なら最初から正直に言えばよかったじゃん」
「んやあああ!言えるかばかばかあああっあっああ、ひううぅぅぅ・・・!」

頭が真っ白になった。
タマが熱いしちんこもビクビク痙攣してる。
でもいつまでも精液は出てこない。

「んやぁぁぁ・・・なんでぇ・・・」
「あらら?ドライ?」
「・・・ドライ?」
「射精しないでイくことみたいな。わあー明くんへんたーい、お兄ちゃん初めて見たあ」
「は?!すぐるのせいじゃん!」

ニヤニヤしながらこっち見て笑うすぐるに腹が立つ。
変態はすぐるなのに!

「自分でお尻の穴弄るんだもんねー?お兄ちゃんにずぽずぽされて気持ちよかったんだー?」
「う、うざいししつこい・・・!」

すぐるは自分のズボンの前をくつろげてちんこを取り出す。
は、はじめてちゃんと見たかも・・・。
思わずガン見しちゃった・・・。

「あんましじろじろ見たら恥ずかしいじゃない」
「んぅっ」

いきなりちゅーしてきてずるずる舌を吸われる。
歯列をなぞられて、唇を吸われて頭がふやけてきたと思ったらお尻の穴にすぐるのちんこが挿ってきた。

「んっうう!んんん・・・!」
「っは、全部挿っちゃった。ほら、見て」

ぐいっと頭を下に向けられるとすぐるのちんこが俺の中に全部挿ってるのが見えた。
一気に顔が熱くなる。
ゆっくりと出し挿れされるのが見えて余計に恥ずかしい。
なのに好奇心からか目が離せないでいる。

「あっあっ・・・やぁぁ・・・ちんこ動いてる・・・」
「え、実況中継?だってお兄ちゃんにずぽずぽされるの好きでしょ?」
「好きじゃなっ」
「はいはい、正直になろうねー」
「あう!あっあん!あああっ」

いきなりガクガク揺すられて息が止まってしまいそう。
机に背中を置いて、激しく揺さぶられてさっきまでの余裕は全くなくなってしまった。
すぐるの動きに合わせて腰が揺れる。
ちんこからはびちゃびちゃと濃い先走りが飛んでいて、瞬く間に射精がしたくなる。

「あっあああ・・・!すぐるっすぐる!でちゃうっでちゃう!」

すぐるはまたニヤニヤ笑って俺のちんこの穴を塞いだ。
今度ばかりは出したくて、手を退けようとするが力が全然入らない。

「やだあっ出したいの、精液だしたいぃ!」
「ん、ねぇお兄ちゃんのちんこにずぽずぽされてイっちゃうって言って?」
「い、言えなっ」
「じゃあこのまま、んっまたイく?」
「やああっ・・・そ、そんなぁぁ」

ぐりぐりいいところを擦られてもう限界だった。
い、今の俺に選択肢はない。

「んっんぅ!おっお兄ちゃんの、うぅぅ・・・お兄ちゃんのちんこに、ああんじゅぽじゅぽされてあっあきら、イっちゃうのお!」
「ああ!明くん可愛いっ」
「いったじゃんかあっ離してっイきたいぃ!らさしてよぉ・・・!」

手を掴んで身体を揺すってみてもまだ離してはくれない。
せき止められて苦しくて、俺はついに泣いてしまった。

「ううぅっんぅっらしたいのにぃ・・・!」
「ごめんごめん。でもせっかくだから一緒にイこ?」

そう言われたら我慢するしかないじゃないか。

「あんっあっは、はやくしろぉ!」
「うんっ」
「あっあっひぃっあうっあっあん・・・!」

机がガタガタ揺れて五月蠅い。
奥にすぐるのちんこがあたる度に身体が痙攣する。

「はあん!あっああ!」
「あっ出るっ」
「ひああああ!あっああんっ!」
「んぅっ!」

すぐるの言った通り同時に射精した。
長い射精はなかなか止まってくんなくて、身体が痙攣する。

「うああぁ・・・すぐるのばかあ・・・」
「はいはい」

そう言いながらちゅーしてくるすぐるの顔はすごく満足気だった。
青い空、白い雲。
外はいい天気。
でも外に遊びに行く気はしなくなった。

***

「お前なぁ・・・元素と酸化鉄覚えてるなら酸化銅ぐらい分かるだろ」
「・・・すみません」
「再々テスト、お前だけだからな」

結局元素と酸化鉄しか覚えてなかった俺は再々テストを受けるハメになった。
うぅー・・・酸化鉄言うと乳首がじんじんしてしまう。
すぐるのばか、あほ、変態。




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