雨上がりの朝
夕暮れ時の蜃気楼
窓辺から覗いた星屑たち
帰り道のグレープソーダ
わき道に咲いていたはな
この気持ちがわからなくて
この気持ちを知りたくて
この気持ちの理由を必死に探して
この気持ちに気付きたくなくて
この気持ちに蓋をして
何も知らない 何もわからない
見てみぬふりをして たくさん足掻いて
やっとわかったものは、
ひょっとしたら もしかして
恋だったのかもしれない
(気づいたのは) (きみを失ったあと)
ぼくはばかだ。
2013.6/まぼろしがみたゆめ