五月病



五月になった。学校は楽しい。
だけど、いつからだろうか、彼女がとても憎らしくなった。
あのへらへらした笑顔とか、誰にでも優しいところとか、強く抱けばすぐ折れてしまいそうな華奢な体とか、全部が憎くなった。


彼女を見ると苛々するので保健室に行った。そしたら声をかけられた。
うるさい、僕に近づくな。


数日して、彼女も僕のことを気にかけないようになってきた。でも、まだあの小さい口は動く。黙れと呟いたら彼女は悲しそうな顔をした。ぞくぞくした。


しばらくだるくて学校に行かなかったがもうだめだ、彼女の苦痛に歪む顔が見たい見たいとても見たいので彼女を呼び出した、楽しみだ。


彼女は笑顔で僕のもとまでやってきて何やら喋りかけているうるさいな黙れよ。うるさいから服を裂いてやった。もっとうるさくなった。

だけど僕が彼女の体を触りはじめたら急に大人しくなった。目が潤んでいる。そのまま服を全部脱がしてまだ誰も触れていないそこに濡れていない状態でいれたらいい声でないてくれた。ああ、ぞくぞくする。気持ちいい。


そして存分に彼女をぐちゃぐちゃにしたら、思いっきり所持していたナイフでいろんなところを刺した。今までで一番いい声でないてくれた。夢中でやり続けていたらいつの間にか彼女は死んでいた。なにか言っていたけれど夢中で気がつかなかった。


彼女と過ごすこの一時が、今までで一番楽しかったです。さよなら。


2011


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