短編 | ナノ



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1:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
現在の俺のスペック

26歳 海賊
悪魔の実の能力者
当時の俺1×歳 医者見習い

俺が住んでいた町のある北の海は、知ってるだろうが、
かつての某鉱物産業だのジェルなんとかだのと色々闇の深い地域だ。


当時の俺は、食ったばかりの悪魔の実の力を色々試すことにハマっていた。
だが、室内でちまちま実験するのに飽きた俺は、
ドジでお人好しな保護者、Cさんを言葉巧みに騙し、屋外で思いっきり力を使う許可をもぎ取った。


あの時は、まさかこの能力のせいであの事件が起こるとは思いもしなかった。


3:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
続けろ


5:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
いいぞもっとやれ


7:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
ある日学校の帰りのHRで、シスターが真剣な顔で話し始めた。

「近々○○(地名)周辺で、海賊の抗争が起こるかもしれないということです。
みんなしばらくの間外出を控えるように。」

といった話だった。

「俺の後ろの家○○ファミリーの人だぜーwwww」

とか

「俺○○海賊団の人と話したことあるぜーwwww意外に優しいんだぜーwwww」

とか、クラスがざわめき色々な話が聞こえてくる。

しかし俺は震えていた。

海賊の抗争なんて、つまり銃撃戦ってことなのか?
もしかしたら流れ弾が当たるかもしれないのか?

色々な事が頭をよぎった。そして俺は決意した。





『海賊をROOMで狙撃しよう』


8:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>7
スペックで薄々察してたけどやっぱりお前かwwwwwwwww


16:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>7
一瞬で特定
こいつアホだろイケメンの癖に


10:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
ワクワク


13:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
思考回路がおかしいw


14:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
好奇心旺盛で無駄に行動力のある俺は早速、
少ない小遣いで武器を調達することにした。

おもちゃ屋に行き、1500ベリーのキャットナックルというメリケンを購入。

そして駄菓子屋にて、煙玉を大人買いした。
火をつけると青っぽい煙の出る玉だ。

友達には内緒で俺はこの計画を練っていった。もちろん保護者のCさんにもだ。

周りの人を危険な目にさらしたくなかった。

そして能力が問題なく発動するかを確認。雨で濡れると力が抜けて狙撃どころではないので、
しっかり天気予報を見てからプランを実行した。我ながら計画立てて行動できる賢い子だと思った。


俺の考えた作戦はこうだ。

まず海賊のアジトの近くのアパートを探す。そのアパートの階段に潜伏。

船や玄関から出てきた海賊をROOMで狙撃

状況に応じて煙玉やメリケンを使用

完璧だった。本当に自分がプロの殺し屋になったような感覚でワクワクしていた。



そして次の日、俺は作戦を実行することにした。


32:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>14
どうして計画立てて行動できる賢い子が海賊になってしまったのか


33:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>32
ワロタwwwwwwwwwww



ワロタ…


34:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>32
もう頭半分くらいないんじゃね?


531:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>32
好奇心旺盛で無駄に行動力のあるバカだからだろwwwwww


17:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
続けろー


23:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
当時の俺は2軒しか海賊のアジトを知らなかった。
1つは庭にヤシの木や滝があるような建物で、近所では有名なゴロツキのアジトだった。

もう1軒も、めちゃくちゃデカい家だった。
いつもデカい船が近くの港に沢山止まっていて、
海軍が押し入ったこともある有名な海賊のファミリーだった。

そして俺は、ヤシの木の家の海賊を狙撃することにした。

ちょうど向かい側にアパートがあったからだ。

早速俺はアパートの階段の1番上に行く。3階建てだったので、
こちら側からは見やすく、向こうからは見にくいという絶好の狙撃ポイントだった。

時間は夕方。ちょうど外出中のようで、ドキドキしながら大太刀の鬼哭を構えつつ、海賊の帰宅を待つ俺。

時折アパートの人が来ると、刀を隠して階段から景色を眺める少年のフリをした。

アパートの人達は、
まさか俺が今から海賊をROOMで狙撃するなど想像できなかっただろう。

3時間くらい海賊を待ち、今日は来ないからやめようかどうか迷っていた時だった。

来た。


頭おかしいんじゃないかと言うぐらいどピンクなモフモフに身を包んだサングラスの男が、部下を引き連れ玄関から入ろうとしているのだ。

俺は最高にドキドキしていた。今からあいつらを撃つのかと思うと、
ニヤニヤが止まらなかった。




そして俺は、
威嚇射撃ということで車に向かい3発ほどステルベンを撃ち込む。


24:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
ワロタ


35:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
もしかしなくても七武海のなんとかホーテさんじゃねぇか


36:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
タンッ!タンッ!タンッ!と乾いた音が鳴り響く。

アパートだったせいか、想像以上に音が響きテンパった。

ステルベンは全て建物の窓ガラスに命中。

アジトから出てきた、いやにトゲトゲした鎧を着た大男が、
窓ガラスの傷を確認するように手で擦りながらキョロキョロしていた。

俺はそれを見つつ、「ふほおおおおおおお!」と喜びぴょんぴょん跳ねていた。

3人ほどアジトから出てきて、ガラスの周りで何やら話している。

そして3人でキョロキョロして、そのうち1人がこのアパートを指差した。

慌てて階段の陰に隠れる俺。そして鬼哭を持参した布で巻いて隠し、
アパートから逃げ出すことにした。

駐輪場に停めてあった自転車に乗り、あえて海賊の家の前を通って帰ることにした。

困ったような顔をする海賊の横を、ニヤニヤしながら自転車で猛スピードで通り抜けた。



この時に俺は、海賊をROOMで狙撃する快感を覚えてしまう。

38:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
極上のアホがいると聞きまして


43:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
よく殺されなかったな


完璧に頭逝ってるレベルのアホだけどガキの頃はこんなんだったなと思った


46:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
無知って恐ろしい


60:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
海軍の士官学校の時赤犬の黒塗りの高級車に思い切りボンチャリぶつけた俺は
ドラム缶に詰められて海に沈むかと思ったが
まぁ今生きてるってことはセーフだったのかな


197:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>60
お前は上司を何だと思ってんだwwwwwww


68:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
翌日、学校が終わると俺はすぐに帰宅し鬼哭を持ち、
また海賊のアジトの前のアパートに行った。

昨日の経験を活かし、今度はガラスではなく海賊本体を撃つ事を考える。
20mほど距離があったので、威力はさほど無いと考え、顔を狙うことを思いつく。

そしてまた階段の1番上に行き、階段の壁から海賊のアジトを観察する。

顔を狙うとなると、一発で当てるのは難しいと思い、
俺は前から必殺技として構想していたガンマナイフという攻撃で狙う事にした。
ガンマナイフは昨日のステルベンより体力を消耗するものの、ダメージがデカいからだ。

そして俺は鬼哭を持ちドキドキしながら海賊を待つ。
すると、海賊の家の玄関が開く。
何やら女や子供が数人いて、談笑しているようだった。

俺はとりあえず、威嚇射撃としてステルベンで一発玄関に撃ち込んだ。
パンッ!と音が鳴り響き、玄関からオーバーオールを着たやけにでかい少年とメイド服を着こんだ少女が外に出てきて、
キョロキョロ周りを見渡している。

「当たった!」と小さく声を出しガッツポーズをし、
階段の壁から目だけを覗かせ様子を見る。

子供2人は、何があったかわからない様子で、また家の中に入っていった。
しかし今度は男が1人出てきた。

髪を逆立てまくり、ゴツいゴーグルやマスクを着けたイカつい男性だった。絵に描いたような悪党だった。
そしてその海賊がしゃがみこみ、何かをなぞった。

俺の撃ったステルベンの刀傷だった。
これは予想外だった。

まさか犯行2日目で自分の武器がバレるとは思っていなかった。
そして海賊はその傷を確認して、玄関に戻ろうとする。

何を思ったのか、俺はすかさず鬼哭を取り出し、海賊の後頭部めがけてガンマナイフを撃った。


74:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>68
後頭部は鍛えようの無い箇所


85:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>68
刀傷でなにがわかるんだよww


100:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>68
海賊の後頭部に攻撃打ち込めるやつは多分大人でもいないww


69:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
海賊も許すレベルのアホさ


75:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
面白い、続けて


79:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
タタタタタタタタタタタタタ!

と数十発のエネルギー弾が発射され、いくつかは足や背中に当たったが、
数発頭にも当たったように見えた。

俺の心臓の鼓動は、聞いた事ないくらいドキドキしていた。

思わずそこにしゃがみこみ、自分のしたことの大きさに気づく。

すると外から男性の叫ぶ声がした。

「オーイッ!オーイッ!」と海賊が叫んでいるようだった。

俺は今外に出たら、マジモノの銃で狙撃されると思い、
数十分その場にしゃがみこんでいた。

布に鬼哭を隠し、そーっと駐輪場に向かい自転車に乗り、
今度は海賊の家の前を避けて帰宅した。

俺は家に帰り、冷静になって考えてみた。自分はなんということをしてしまったのだろうと。

だが同時に、達成感がわいてきた。海賊に一方的に狙撃するなんて、
なんてカッコいいんだと。まるで本物のスパイのようだと。

俺はその日活躍した鬼哭をニヤニヤしながら手入れし、その日は寝た。

しかし次の日、学校の帰りのHRでまたシスターから注意の話があった


98:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>79
なにやってんのよwww


94:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
「最近うちの教会に通うぐらいの年の子供が、○○というアパートの階段から
歩行者を攻撃するというイタズラをしていると、
アパートの方から通報がありました。何か知ってる人がいたら私に教えるように」

ということだった。完全に俺のことだった。
年でバレるというのは盲点だった。
そして、狙撃しているのを見られているとは思わなかった。

その日は帰宅し、海賊を狙撃しに行くことなく、
手術セットのカタログを読みながら作戦を練り直していた。

せっかく買ったメリケンと煙玉は、新品未開封のままだった。
どうにかしてコレを使いたいと考え、次の日の放課後、新しい作戦を実行する。

俺の考えた作戦はこうだった。海賊の敷地内に煙玉を投げ込み、
煙であぶり出された海賊をROOMで狙撃。

俺は早速放課後に家に帰り、鬼哭と煙玉、
ライターをリュックに詰め込み海賊の家に向かった。

今度は反省を活かし、周りをキョロキョロしながら人がいないのを確認することにした。

しかし夕方だからか意外に一般人が多く、
なかなか煙玉を敷地内に投げ込むことができなかった。

しかし根気強く待っていると、周りに一般人がいなくなった。

チャンス!と思い慌てて煙玉を取り出す。そしてもう一回周りを確認し、煙玉に着火。

3つほど海賊の家の庭に投げ込み、急いでチャリに飛び乗りアパートへ向かう。

俺はニヤニヤとドキドキが止まらなかった。

アパートの階段から様子を伺うと、青い煙がうっすらと見えた。
所詮駄菓子屋の煙玉なので、そんなに煙は出ていなかった。

そして海賊も出て来なかった。その日は海賊を狙撃することなく、帰宅した。

しかし次の日、思いもしない展開になった。


97:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
頭悪すぎだろこいつ


101:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
実話ならすげーなw


104:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
アホすぎワロタwwwww



ワロタ…


107:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
よく生きてたなwww


108:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
なんだ馬鹿か


113:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
次の日の放課後、シスターに呼ばれる俺。嫌な予感しかしなかったが、
朝夕のミサをサボっていることだな。と自分に言い聞かせつつ、職員室に向かった。

そして別の部屋に連行され、シスターと牧師の2人と俺1人という状況で尋問が始まった。

シスター「俺君、最近アパートの近くでイタズラあったことについて知ってることない?」

俺「……は? いや、何も」

と明らかに動揺しながら答えた。

先生「そう。実は俺君がアパートの階段にいたっていう情報を聞いてね。」

俺「あー、あのアパート知り合いのチューリップが住んでて、たまに遊びに行くんすよ」

シスター「そうなの。じゃあたまたまいただけなのね。」

俺「そうッすね。たまにしか行かないですけど」

シスター「時間をとらせてごめんなさいね。でも、あんまりあの辺りをウロついちゃ駄目よ。」

俺「分かりました」

と答える俺。正直、全身汗びしょびしょですごい怪しかったと思う。

その日は素直に帰宅し、海賊の家に狙撃しに行くことなく寝た。

しかし次の日、また狙撃したい衝動に襲われた。


123:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>113
何という性癖・・・


124:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>113
こえーよもう


122:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
完全にスナイパー予備軍だな


130:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
放課後、俺は今までの反省をフルに活かし、私服でアパートに向かった。

煙玉は使えないということで、家に置いてきてが、
メリケンはしっかりポケットに入れておいた。

そしてアパートから海賊の家の様子をみる。
すると、向こうから大人が何人かぞろぞろ歩いてきた。

うちの学校の先生方だった。

先生方は、海賊の家の周りやアパートの周りをウロウロし始めた。
俺は階段に身を潜めながら怯えていた。

背中には大太刀、ポケットにはメリケンと完全に不審者だったからだ。

そして何を思ったのか、俺は帰宅することにした。
こういう時は、さりげなく逃げるのが正解と思っていたのだ。

駐輪場にある自転車にまたがり、アパートから出ようとすると先生方に遭遇。

俺「どうもコンニチワ」

と引きつった笑顔で自転車を発進させようとすると、1人の先生が近寄ってきた。

俺を尋問した教会のシスターだった。


131:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
コイツ馬鹿だwwwwwwwwww


134:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
アホすぎる


135:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
心臓に悪いスレ


154:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
シスター「おーい俺君ー!何してるのー?」

と鬼哭を隠した布やリュックをポンポンと触ってくるシスター。

俺「いや、ちょっと。ははは」

と汗だらだらで答える俺。こういう時に多汗症は不利である。

シスター「リュックもなんか色々入ってますね。ちょっと中身みてもいい?」

俺「え、何でですか。別に何もないっすよ……」

と内心半泣きで焦る俺。
奥から数人先生方が寄ってきて、もうだめだと思った。

先生「なんか固いやつ入ってない?ちょっと開けるわよ」

と言い布をめくる先生。
中には大人の身の丈ほどもある妖刀が入っていた。

先生方がこそこそ小言で話を始める。
俺は自転車に乗りながらガタガタ震えていた。

先生「お前、これはどういうことだ?えぇ!?」

と1人の先生が急に怒鳴りだした。

俺「別に何でもないっすよ...」

と俯きながら答える俺。

先生方が何やらコソコソ話し合いを始め、俺は学校に連行されることになった。


169:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>154
脳内での『俺』役は死の外科医ではなくそげキング


181:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>169
それだwww


184:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>169
分かる


158:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
なんだこの微妙に手に汗握る展開


166:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
こんなにドキドキするスレは久々だ


196:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
またこの前と同じ教室に連れて行かれたが、様子が違った。

学校の先生6人と、教会のシスターや牧師を始めとする関係者5人、総勢11人の先生が教室にいた。

1人机に座らさられる俺。そして尋問が始まった。

先生「お前、なんで刀持ってあのアパートにいたんだ?なあ!?おい!!」
と机に叩きながら叫ぶ先生。黙り込む俺。

先生「お前正直に言ってみろよ!なあ!」
と俺の胸ぐらを掴み、席から立たせる先生。

俺「ちょ、ちょっと痛いっすよ...」
と手をどけようとする俺。

先生「いてぇじゃねーだろうがよぉ!」
と思いっきり突き飛ばされる俺。そして転んだ時にメリケンがポケットから落ちる。
すぐさまメリケンを拾う俺だが、もう遅かった。

先生「お前そんなものも持ってたのか!えぇ!?」

とその日は結局、なぜ刀を持っていたか、
なぜアパートにいたか、事件とは関係ないか、
なぜメリケンを持っていたかを延々と聞かれた。

結局ずっと俺は黙り込み、夜の8時くらいまで尋問され、帰宅することになった。

帰宅すると、俺はすぐ自室にこもり泣いた。
なぜ俺は疑われるのだろうと。

すると我が家に電伝虫の声が鳴り響く。
Cさんが電話に出て「いつもお世話になりますー」と話す声が聞こえた。

学校からだった。


224:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>196
なぜじゃねーよw


226:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>196
そりゃ疑われるだろwww


227:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>196
怖いもの知らずワロリン


208:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>帰宅すると、俺はすぐ自室にこもり泣いた。なぜ俺は疑われるのだろうと。

クッソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwww


209:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>なぜ俺は疑われるのだろうと。

おまえ馬鹿だろwwwwww


215:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>帰宅すると、俺はすぐ自室にこもり泣いた。なぜ俺は疑われるのだろうと。
お前が犯人だろwwwwwwwwwwwwww


218:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
2階の自室から出て、階段から1階での電話の内容を聞いていた。

Cさんがしきりに先生に謝っている。そして電話の途中で、Cさんが俺の名前を叫ぶ。

俺はしぶしぶ1階に降りると、ものすごい勢いでCさんにビンタを喰らった。

久しぶりにCさんが泣いているのをみた。

そして彼は何度も電話で謝り、電話が終わると真っ先にもう1度ビンタされた。

俺は泣きながら自分のやったことを正直に話した。
許してくれるかと思ったら、もっと彼を怒らせてしまった。

Cさんは泣きじゃくりながらも俺を怒鳴りつけ、力いっぱい拳骨を落とした。

その日は眠れなかった。ずっと自室でボーッとしていた。

次の日、学校を休むように言われた。
そしてCさんも仕事を休み、海賊のアジトに謝りに行こうということになった。


255:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
俺は黙ってCさんの車に乗り込んだ。
Cさんもずっと黙っていて、ものすごい気まずい空気だった。

海賊の家につくと、まずCさんが玄関に向かい、ピンポンを押した。

中から眼鏡をかけたオバサンが出てきて、Cさんが何やら話しているのを車から見ていた。

そして俺も車を降りて、玄関に向かった。

オバサン「上がるざます」

とオバサン(多分海賊の一員)に言われた。震えながら家に上がる俺。
人間、緊張すると本当にお腹が痛くなるのだ。

俺は海賊にトイレを借りたいといい、トイレを借りた。
海賊の家のトイレでう●こをした。

トイレは広く、トイレなのに本棚があって色々な本が入ってた。

そして応接室のような所に連れていかれた。
タバコの煙が充満していて、すごい臭かった。

中には3人の男の人が座っていて、1人だけ金髪グラサンの大男が高そうなソファーを占領して足を組んでいた。

見るからにボスという感じだった。


271:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
う●こすんなwwww


272:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
う●こするなwww


283:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
くそやろうだな


287:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
俺は周りの人を直視できないまま、座布団に正座した。

するとグラサンのボスが

ボス「まぁ楽に座れよ……フッフッフ。足くずせ。」

と言ってきた。俺は怖くて正座を直すことができなかった。

Cさんも正座で海賊に謝罪を始めた。

Cさん「うちの子が大変失礼なことをしてしまいすいませんでしたッ! 本当に申し訳ございませんでしたッ!」

と、土下座に近い姿勢で謝る保護者。

俺も小さな声で

俺「す、すいませんでした...」

と謝った。

グラサンはタバコをふかしながら、

ボス「まあ頭を上げな。もう済んだことだからよォ。」

と言ってくれた。

俺はこのボスになら一生ついていけるなぁと考えたりした。


307:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>287
なついてんじゃねえwwww


328:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>287
もう、鉄砲玉に雇ってもらえよwww


336:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>287
>俺はこのボスになら一生ついていけるなぁと考えたりした。

じゃねぇよwww


444:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>287
クソワロタwww


322:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
しかしボス以外の男達はめちゃくちゃこっちを睨んでいた。
腕に花や魚の入れ墨が入っている奴もいた。

ボス「ガキの時はみんなヤンチャするもんさ……なあ?ボウズ。」

俺「いや...すいませんでした。」

ボス「フフフ、もういいぜ。せっかく謝りに来てくれたんだしよ。」

と、海賊も意外に優しいなあと思ったりした。

ボス「うちのファミリーもこんな身分でなァ、
近所に嫌われて追い出されたりされたら困るんだ。フフフフフフッ!」

と笑うボス。笑えなかった。

海賊の家で海賊に囲まれ、
さらに俺はこの海賊を狙撃したり、庭に煙玉を放り込んだのだ。

笑えるはずがなかった。

ひたすら謝るCさんと俺。

結局、そのまま帰っていいことになり、我が家族は海賊の家を後にした。


339:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>322
ボスかっこいいな


325:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
ボス大物だな


387:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
これで>>1が海賊にスナイパーとして雇われるわけですねわかります


391:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
その後帰宅し、Cさんはホッとしていた。
そして勿論、俺は暫く能力の使用禁止になった。

次の日中学校に行くと、
俺は海賊を狙撃したということで一躍ヒーローになった。

海賊の家にも行ったということで、みんなに自慢した。
まったく反省をしていない自分は、本当にカスだと思った。

当時は怖かったが、今となっては良い笑い話だ。
今でもその海賊のアジトの前を通ると思い出す。

とりあえず話はここまでだ。
かなり急いで書いたから、分かりづらい文章だったら悪いな。

先日この海賊のボスを失脚させることに成功したため、この話を書くことにした。

お前らは、海賊を能力で狙撃したりしないようにしろよ。

俺は運が良かっただけで、普通ならグランドラインの藻屑になってても可笑しくねェしな。

長かったがこれで終わりだ。


412:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>391
一生ついていけるとか言ってたくせに何やってんだwwwwwwwww


416:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>391
10年経ってとんだ手の平返し


427:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>391
お前が海賊の理由がよくわかる話だった


445:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>391
なんとかホーテさん捕縛されたんだっけか。脱獄しないことを願うばかりだ。


448:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>391
なぜそこで雇って貰わなかったんだ


471:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>391
乙www

何事も無くてよかったwww
いや、もっとお前は殴られたりした方が良かったwww

とにかく乙www


410:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>1乙 面白かった


415:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
面白かった、乙


417:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
とりあえず乙!


446:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
釣り臭くて悪いな。

多少セリフは修正してあると思う。

ご愛読ドウモ。


447:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
海賊のくせになんか文章丁寧wwwwwwwwwwwwww


541:以下、名無しにかわりまして死の外科医がお送りします
ちなみに最初に海賊と書いたが、
厳密には医者兼海賊だ。


555:以下、名無しにかわりまして名無しの海賊団がお送りします
>>541
分かるわ


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