カノさんと日常 | ナノ



カノさん!カノさん!




∴会話文のみ


『カノー!』

「なにうるさいなー」

『カノ、好き!』

「はいはい」

『なにその反応、ひどいっ』

「朝からうるさいなーもう」

『朝だからだよ?』

「それさー、昨日は夜だからだよ、って言ってなかったっけ?」

『うん言ったよ?』

「………」

『だから、朝も昼も夜もカノが好きなの!』

「………」

『??カノー?』

「うるさい」

『ええっ、ただ名前呼んだだけなのに!』

「もう名前も呼ばなくていいよ」

『ええ!なんでよっ!?キドー!!!カノがなんか怒ってるよっ!!』





「(…名前変換それは怒ってるんじゃなくて、照れ隠しだ)」


『ねえねえ、シンタロー。なんでだと思う?カノ怒ってる』

「聞いて来ればいいんじゃねえか?」

『でも、名前、呼ぶなって』

「うーん、じゃあ、―――――ってのはどうだ?」

『そっか!なるほど!分かった!行ってくる!』



「……シンタロー、なにをあいつに教えたんだ?」

「今に分かるぞ」







とことことこ


『ねえねえ』

「………」

『ねえ、修哉くん?どうして怒ってるの?』

「!!!!」

『聞こえてる??修哉くん修哉くん』




「(名前変換それは逆効果だ。だが、)ナイスだシンタロー」

「あはは、だろ」