2011/03/08
1戦→シ

近親だと!?

なので、要注意。

下げます、下げます(´∀`)













 毎年おまえが誕生日を迎える度、私はキスのプレゼントをした。それがどんな意味をもっているのか、おまえは知る必要などなかったんだ。

「おめでとう、シーフ」
 今年も10歳の誕生日を迎えた。いつものようにそっと唇に触れようとしたら、拒むように腕が私の動きを止めた。不思議におまえを見下ろす。
「どう……した?」
 おまえの顔は、疑問を持ち始めていた。
「どうして、キスするの?」
 真剣に見詰められた。
 もう小さい子供ではない。夜泣きしてあやした懐かしい記憶、ミルクが欲しいと主張して泣いた、そんなおまえはもういない。キスがどんな意味を持つかも知っている。おかしいと思わない方が変だ。
 私は戸惑いを隠すようにおまえを抱き寄せた。
「おまえが大切だからだよ」
「でも、」
 それ以上は言わせなかった。薄く色付いた柔らかな唇に、これまでの優しく触れるだけのキスと違って、欲望をぶつけるような乱暴なキスをした。
(大切過ぎて……)
 切ない、苦しい、痛い。
 おまえを我が子だと思った事は一度もない。
 静かに唇を離すと、おまえは虚に私を見上げていた。
「お父、さん……」
 私を受け入れてくれ。
「好きだ。愛してる」
 愚かな愛情を、
 背徳が埋め尽くした。


※親子だとやはり×より+かなと思いますが、血が繋がってなかったら×でもいけるんじゃないかと。あ、でもやっぱギリギリ+以上×未満ぐらいが萌える。
しかししかし、自分の中でジグバル親子に敵う親子は今の所いません。好きだあああ。


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