afterwords

言い訳、思い出、入りきらなかった(いらない)設定についてなど。
基本的に自分自身のために書いた備忘録的なものです。ご興味ある方のみどうぞ。

ツナとザンザス リボーンとツナ ザンザスとリボーン その他


ツナとザンザス


【晩餐】
ツナとザンザスの関係について考えてみた最初の作品です。最初なのでザンツナ色と厨二病的症状が強く出ている気がします。
《タイトル》特に意味はないです。常に空きっ腹イメージのザンザス。


***

【太陽の子】
ギリシャ神話に、太陽神ヘリオスを父とする青年ファエトンの物語があります。ファエトンの増長と(文字通りの)転落がザンザスっぽいなと思ってこの話ができました。
「晩餐」でザンザスとツナの関係性を考え始め、ここでザンザスその人について掘り下げ始めました。九代目を加えた三人のもやもやっとした関係についての妄想も始まっています。
《タイトル》捻りがなさすぎました。


***

【ロマンティックが始まらない】
経緯はピクシブのキャプションに詳しいです。要するにただデートするだけの話が書きたくなったのですが、その「ただデートするだけ」がこんなに難しいとは。だってそのまんまほっといたって絶対デートしないよこの二人。ともかく彼らをデート紛いの状況に追い込むのが本当に大変でした。
あと観光情報とか気候とかめっちゃ調べまくったし、ストリートビューでパレルモじゅう駆け回りました。ランボの誕生日と被せたのは単に過ごしやすい季節を設定したらそうなっただけです。ごめん。
《タイトル》投げやりです。


***

【No one hears us but the sky】
こちらもピクシブに詳しいです。問題の絵チャの少し前にゴッドファーザーを見て、古式ゆかしい結婚式をザンザスにもやらせたい!と興奮しだしたのがそもそものきっかけです。
やらせたかったはずの粛然とした結婚式は一体どこへ消えたんでしょうか。しかし元々こういうテンションの書き物が多かったので楽しかったです。
《タイトル》ゴッドファーザーの愛のテーマの歌詞を一部借用しました。


***

【手当て】
何を考えてこうなったのかはあんまり覚えてません。
大空戦でツナが零地点突破ファーストエディションを初披露するところがめちゃくちゃ好きで、そのことについて時々考えてたことが膨らんだ感じです。他の話でもこのシーンを考えながら書いた部分がちょいちょいあったりします。
加えて九代目。この二人が分かりあうのはいつか、というのがずっと探っているテーマのひとつなんですが、これは大きく分けてふたつあるパターンのうちひとつです。
思いついてその日のうちに書いた割には、結構気に入ってます。
《タイトル》まあそのまんまです。


***

【IDOLO】
いつごろ書いたのか正確には分かりません。薪尽く迄より前かもしれない。これで完成でいいのかしばらく迷ってて、いいやと思って公開する際に手直ししました。
言うなれば、いつも書いてるような話の骨格だけみたいな感じです。これに相応しいガワを見つけられなかったんだと思います。
《タイトル》「鏡」という仮題がありましたがあんまりにもあんまりなので、公開直前に付けました。たいして変わってない。


***

【接吻の報酬】
memoに散々書きましたがもう一度まとめると、男同士でキスするマフィア特有(少なくとも昔は)の挨拶をザンザスとツナにやらせて横から囃し立てよう!というアホみたいな始まりでした。
キスによってその相手が誰だか分かるという、まあ大昔からよく知られた例のアレです。ゴッドファーザーなどでは死の宣告という面をクローズアップした描写がなされていますが、ともかくこの元ネタ(?)のせいでアホさがどこかに行きました。加えて様々な妄想の片鱗がくっついては消え、またくっつき、最終的にこの有様です。
《タイトル》仮題からあんまり変わってないです。少なくともキスを意味する単語はずっと入ってます。


***

【A Lungo Viligia】
二次創作界に蔓延る幸せクリスマスに一石を投じてやる!という決意があったのかどうか、皆無ではなかった気がしますが、とにかくザンザスが一体どんな不幸なクリスマスを過ごすのか?と妄想した結果がこれです。地味な捏造設定があちこちにばら撒かれていますね。
複雑な関係の九代目とザンザスの、もう一歩届かないもどかしさを表せていたらいいなと思います。
《タイトル》未だナターレに至らない、長い前夜。


[ back ]


リボーンとツナ


【無垢で無邪気な赤ん坊】
リボーンとツナの話はこれが最初です。本誌が超絶展開の連続で、完全にリボツナリボの時代が来たと確信したんですがたいして増えませんでしたね。
ツナの中でリボーンは本当にかけがえのない唯一絶対の存在であると、彼自身の口から説明されました。全く違う世界を生きてきたリボーンの心境やいかに。
《タイトル》勢いで書いたので命名も勢いでした。今更だけど改めたい。


***

【彼に実在を与えるものは他者である】
そして三週間後、リボーン自ら答えを言ってくれました。公式がすごい。
ツナがリボーンの生きる理由になってしまった歴史的瞬間です。あの時からずっとリボツナリボ時代。なぜかマイナーだけど。
《タイトル》タゴールの短詩より借用。前回同様スピード勝負でしたがこっちは気に入ってます。


***

【とわの幸福】
そして連載が終わりを迎え、これからも二人は仲睦まじく寄り添っていくことが確定しました。めでたしめでたし。
しかし、裏社会というのは当然ながら生半可なものではありません。ツナとリボーンに関する私の中のテーマを雑にまとめると、マフィアとツナとリボーンそれぞれの有り様の相克。いくつも存在する選択肢のひとつの結果がこれなのかなと思います。
そしてツナ京ですが、ツナがこの道を選ばない限り、この二人が結婚という形で結ばれることはないのではないかというのが個人的見解です。結婚という形では。
《タイトル》すいません、よく思い出せません。雰囲気でつけたんでしょうきっと。


***

【普通のことになるだけの】
大変お世話になっているH.nのしずこさんのお誕生日のために書きました。
ほんわかした話は久々だったし、地の文入れずに会話だけっていうのが楽だしでとても楽しんで書きました。
雲雀と了平がいないんですがこれはどうしてだろう…上手いこと思いつかなかったんですかね。あとこういう話では骸はどうしてもオチ要員になりますね。
《タイトル》急いでいる時の私らしいとてもシンプルなタイトルです。


***

【そこにはなにもないように】
A Lungo〜 はさすがにクリスマスに喧嘩売り過ぎたので、ちょっとくらい幸せなのをと思って急遽書きました。
ツナが思ってるより、リボーンは弱いと思います。ツナに対して。
《タイトル》真っ直ぐ向き合いたいツナ。


***

【Invitare】
クリスマス一緒にどう?っていう、ぶっちゃけ『そこにはなにも〜』と全く同じテーマですが、より賑やかにやってもらいました。というかクリスマス話が3本もあるんですけどもしかして私はクリスマスが好きなのか?
あえて時代順に並べるなら『そこには〜』、これ、『A Lungo〜』かなと思います。
《タイトル》ド直球。


***

【オルフェの契約】
ある方のお誕生日が1月上旬だったので、ツナリボ年越し話になりました。たぶんこの沢田さんは結婚してる気がします。精一杯切ない感じを目指しました。
《タイトル》短絡的ですがまあ気に入ってる部類です。


[ back ]


ザンザスとリボーン


【不協和音】
ディーノとリボーンの話を書こうとしてたんですよ(永遠に停滞中)。で、この二人の話になると自然ツナが引き合いに出されますよねマフィアのボスとしての資質がどうこうとか。待てよボスとしての資質といえばこの上なくマフィアな奴がいるけどこいつはリボーン的にどうなんだろう。
という思考の脱線から生まれた話でした。CP的な意味ではマイナーどころか見かけたこともない二人ですが、考えれば考えるほど因縁だらけです。九代目とツナのことで。
ちなみにこの話のためにエスプレッソとエスプレッソマシンについて本題を見失うほど調べた記憶があります。
《タイトル》改めたいタイトルランキング二位入賞。


***

【向こう側】
しずこさんがツイッターで「ツナリボ前提でリボーンを狙ってるザンザスっていう構図が萌える(要約)」とおっしゃっていたのにピンときて、そのネタを拝借しました。
本当にもしかしたら師弟関係にあったかもしれない二人だし、色々モヤモヤしたものも抱えていることでしょう。互いの実力はよく分かっていて下手に喧嘩は売らない賢い彼らですが、相手が見た目ガキだったらザンザスはちょっと調子乗るかもしれないですよね。
これを書いたらしずこさんがザンリボ絵くださって、完全に海老で鯛を釣りました。
《タイトル》改めたいタイトルランキング三位入賞。ザンザスとリボーンの話だとうまいこといかないのは相性悪いせいなんだろうか。


***

【Daredevil Game】
とある本の内容にヒントを得て、これを是非ちっちゃい先生に実行してもらおうと考えた結果です(椅子に乗り上げてキッスとかのくだりではないです)。
一応「向こう側」より後の出来事ということで設定したんですが、だいぶ二人の空気が変わってしまったのでもう別物でいいです。
ひたすらあざとい先生と強がるザンザスを目指したらツナがやや可哀想な感じになりました。
《タイトル》本当はチキンゲームにしたかったんですが、それではあまりにも格好がつかないのでこうしました。


[ back ]


未来編連作


【薪尽く迄】
未来編隙間妄想連作トップバッターです。ひたすらザンザス目線で未来編のごたごたを考えてみました。この頃からマフィア関連書籍を当たり始め、果てなき模索とグーグルマップの旅が始まっています。
ミルフィオーレの母体であるジェッソはシチリアマフィアではなく、カラブリア州辺りの犯罪組織ンドランゲタの中でも比較的新しいグループで、白蘭の力で急激に勢力を増してシチリアに進出、由緒正しいマフィアであるジッリョネロを吸収した――という、細かい割にどこにも生かされていない裏設定が存在します。
《タイトル》薪尽く、で釈迦の入滅つまり死。


***

【Kiss the Muzzle】
これが生まれたきっかけは、作中にもある未来編ラストでザンザスが桔梗を撃つシーンです。
何の意味もなく、単に敵は根絶やしにする的な思考でああしたのかもしれません。しかし、この世界で不遇をかこっていた桔梗たちとザンザスの共通点を見出した時、もしかしたらそれだけでは済まされないなと思いつきました。
すると当然白蘭との絡みが欠かせないというわけで、この三人の話になりました。
《タイトル》銃口、口封じ、そして自死。


***

【D-break】
とある曲の歌詞から浮かんだ情景を元にした、割と珍しいパターンの成り立ちです。
未来編隙間妄想連作のひとつですが、情景先行で、ツナがうだうだしてるだけみたいな作品です。
《タイトル》夢破れ夜は明ける。


***

【RIP, My Heart】
D-Breakでリボーンの死を書いたので、じゃツナの方もということで考えましたが、原作の記述とこれまでに書いてしまったこととの辻褄合わせが大変厄介でした。
しかも書き上げた直後にWordの反逆により後半部分が消滅しました。あの絶望は忘れられません。よく書き直した本当に。
死ネタというか、リボーンに至っては最初から死んでますが、原作が原作なのでハッピーエンドです。
《タイトル》RIPだけではつまらないので、もうひとつ意味を込めようとしたんですが、文法的に正しいか微妙なので書かないでおきます。


[ back ]


その他


【手綱を取る方渡す方】
経緯はピクシブをご参照ください。エロっぽくしようと頑張りました。
《タイトル》どっちがどっちでしょうか。たぶんどっちもどっちです。


***

【右手に刀、踊る銃】
「ロマンティックが始まらない」の裏側ではこんなことが起きていたというだけの話です。
まともにボンゴレのために頭を使えそうなのが獄寺しかいないので、彼にはとても苦労をかけてしまいました。でも美味しいところは全部リボーンが持って行く。
実は雲雀は出す予定はなかったんですが、なんかサービス的な感じで登場してもらいました。獄寺すまんかった。
《タイトル》獄寺が頭に、山本が手足になり、リボーンが暗(?)躍。


***

【オレンジ】
入会の儀について書こう、守護者一人ずつのオムニバス式がいいかな、未来編の前辺りならいい感じに重苦しくなるかな、といった感じで書き始めました。

最初は獄寺と決まるのも書き終えるのも早かったです。彼は本当に色んな意味でブレない存在なので、作品中でも妄想の中でも重宝してます。
一方一番手こずったのが山本。野球と剣と結局どちらを選択するかという点でも、内面においても、彼はどう転ぶのか分からない奥深い魅力がありますよね。
雲雀は楽でした。絶対マフィアなんかにはならないでしょうね彼は。頼れる蚊帳の外でいて欲しいです。
了平もやや迷いはしましたが結局彼らしい選択になったと思います。揺るぎない個性を持った奴らばかりですが、中でも彼の安定感はとても明るい安心を覚えます。
全体として重めなので、了平に引き続きランボも和らげ役になりました。ツナ大好きなランボはかわいいです。ウザい期とタラシ期の間の天使期という願望。
骸は芝居がかった回りくどいカッコつけ野郎(褒め言葉)と思っているのでそうなるように意識しました。今思うとクロームについてもう少し掘り下げるべきだった気がします。
ツナはただシンプルに。立会が3人必要とのことだったので、これ幸いとザンザスを引っ張ってきました。贔屓。ちなみにザンザスの入会の儀についてA Lungo〜でほんの少し触れています。

《タイトル》超そのまんまですが、個人的には好きな部類です。


***

【オリーブ】
ピクシブでお世話になっている方の誕生日だったので、そろそろ書こうかなと思っていた山獄に初挑戦しました。
山獄は青春です。青春なので感傷的です。こっぱずかしい。獄寺の美には時折言葉を尽くしたくなります。
彼がいついかなる時もマフィア側の人間であるという点については、また何かで書きたいものです。
《タイトル》これもオレンジに倣ってそのまんま。


***

【From the Cradle】
ある紀行本を読み、隠れ家に憧れを抱いたのがこの話の始まりです。ザンザスと九代目にも僅かながら穏やかな時期があったんじゃないか、あったらいいな、と思います。もう同じ場所には戻れないとしても。
《タイトル》それっぽい言葉を探していたらかの有名な標語に辿り着いたのでこれ幸いと引用。


[ back ]

top

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -