臨也が可愛いのがいけないんだ!!


「……は?」

冒頭でいきなり叫んだのは臨也の幼なじみである俺、名前だ。
臨也とはかれこれ幼稚園からの付き合いで、高校を卒業して成人して数年経ってもなお一緒だ。俺はチビの頃から臨也のことが大好きだから離れられない。例え臨也が何かやらかそうと、お互いに彼女が出来ようと必ず隣にはこいつがいた。

昔から俺の隣を歩く臨也が可愛くて、ついつい構い過ぎたりしちゃうんだけど、それでも俺から離れていかないということは多少は臨也も俺が好きなんだろう。

今日はそんな臨也の家にお土産を持ってお邪魔したら、不愉快そうにお土産を返してきた。

「何で俺がヘアピンなんか貰わなきゃいけないの」
「え?臨也に似合うと思って」

そう言って苺の赤いヘアピンを手に取った。

「…だいたい、名前は昔から俺に女物を渡してきたけど俺は女装趣味なんてないからね」
「分かってるって。ただ臨也に似合いそうだからさぁ」
「分かってないじゃん」

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