アイスクリームは溶けたって言うけど
※会話文だけ
※よくわからない?私も!





「今日はカノの話しないんすか?」
「え、なんで?」
「だっていつもするじゃないっすか」
「毎回ってわけじゃないでしょー」
「そうでしたっけ?」
「うん、そうそう」
「で?」
「ん?」
「何か用事があって呼んだんじゃないんっすか?」
「特にないよ」
「え」
「え?」
「じゃあなんで?」
「あれ、用事ないと呼んじゃダメなんだっけ」
「そうゆうわけじゃないっすけど、珍しいっすね」
「んー、そういえばそうかも?」
「そうっすよ」
「アイス食べない?」
「唐突っすね、いいですけど」
「あ、アイスじゃなくてパフェがいいかなー」
「なんでもいいですけど」
「セトは甘いもの好きだよね」
「そうっすね」
「カ…キドとか甘いもの好きじゃないじゃん?」
「そうでしたっけ」
「ほんとは好きなのかもしれないけど。パフェ食べよって言ったら嫌って言うよ」
「そう」
「でもセトは好きだからねー、一緒に食べれるね」
「そうっすね」
「さっきかわそればっか。なんか怒ってる?」
「いや、そういうわけじゃないっすけど」
「けど?」
「さっきカノって言いかけてやめたからなんでだろうと思って」
「…だって、今はセトと一緒にいるし、カノの話なんてしなくていっか、って思って」
「いつもはカノの話ばっかなのに?」
「私、セトのことなにも知らないと思うの」
「突然なんすか」
「親友とか言ってるけど、何もしらなかったの。いつも私が話してばっかりだから」
「否定はしないっす」
「だから、今日はセトの話を聞くの。話して?セトのこと。知りたいなー」
「なんで」
「小っちゃいころはどんな感じだったの」
「(無視…)コミュショー」
「あ、私も」
「知ってるっす」
「いつごろ直ったの」
「小学校あがったくらいに、キドとカノに出会って」
「どうやって知り合ったの」
「孤児院にいて」
「どうして孤児院にいたの」
「この目のせいじゃないっすかね」
「じゃあ私と同じだね」
「え」
「私も孤児院育ちでね、目のせいで」
「聞いてないっす」
「なんとなく言いたくなかったの、今までは」
「じゃあなんで」
「今まではって言ったでしょ。今は違うの。」
「へぇ」
「でも言うのはセトだからだよ、キドとかカノに言ったらだめね」
「うん」



すぐ目の先に君が見えるのがこんなに幸せ。


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