「三角関係のもつれ?」
「はい」
「男3人で何やってんだか」
「ほんとですよね…でも誰も死ななくてよかったですよ」
「高崎くん」
「なあに?」
「今日の気分はどう?」
「ねえなんで俺、こんなとこにいるの?あれ、正当防衛じゃない?先生守りたかっただけ」
「でもねえ、先生刺されたあとだったでしょ、だからねえ」
「ふーん。要は死んだ?」
「生きてるよ」
「殺せたと思ったんだどなあ。先生は大丈夫なの?」
「だいぶ元気そうだったよ」
「ならいーや」
「君、その先生に殺されかけたんだけどね」
「いや、俺は刺されてないから殺されかけてないよー。でも殺されたっていいよ」
あー、早く会いたいな!
そんな眩しい笑顔でいうことではないと言っても彼は微笑んだままだった。