【日記】
「お待たせしました!」
やっと書き上げた日誌を、机に向かって事務作業をしていた堂上に差し出す。
「本当に待った」
郁の日誌が班で一番遅いのはいつものことだが…今日は一段と時間がかかったようだ。
「すみません。なんかきちんと文章書くの苦手で…」
毎日、四苦八苦している。
「日記とかつけてみたらどうだ。日誌レベルなら上達しそうだぞ」
「…堂上教官、毎日日記つけてるんですか?」
意外なアドバイスに驚いた。
「悪いか」
「なんか意外で…」
「1日の反省にもなる」
「へぇ〜」
ふと思いついた質問。
でもそれは、口に出すよりも前に顔が熱くなった。
「何だ。何か言いたそうだな」
「や!何もないです!」
郁の様子に堂上が怪訝な顔をする。
聞けない。
あたしとデートした日はどんな日記なんですか、なんて。
***
恋人初期。
どんな日記なんでしょ?読んでみたい(笑)
郁より教官の方が日記つけてそうだなって思ったんですけど…どうでしょ?
堂上の日記を実習終わったら企画として書いてみようかな!3日分くらい(笑)
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