エンセレとまもうさ | ナノ
『promise of the moon...』
「いつか…いつか、君の心が変わっていなければ…その時は…」
深く蒼いあなたの瞳は、真っ直ぐだったから。
その瞳に映るのは私だけだったから。
返事より先にあなたの胸に抱きついたの。
「…誓うわ。私の気持ちはずっと変わらない。何があっても…たとえ、この身が滅びても」
「…セレニティ…」
大好きなあなたの優しい声は、いつもより少し掠れてた。
責任感の強い人だから。
あなたは必ず約束を果たしてくれる。
そう信じて疑わずにいられるのは…
あなたの腕の中だから。
***
princess of the moon(月のお姫様)とのpromise of the moon(叶わない約束)とか…切ないですよねι
時を隔てて結ばれる。結局前世では叶わない約束。
で、逆にこんなのも思いついたんです。↓↓
***
ふとした時に思うの。
「ねぇ…まもちゃん…」
「ん?」
あなたを好きって思う度に、小さな不安が胸をよぎる。
「私の前世がセレニティじゃなかったら…私達好きにならなかったのかな?」
前世に嫉妬するなんておかしいけれど。
「まもちゃんは私がセレニティじゃなかったら…他の人のコト好きになってたのかな?」
私は私だから、あなたを好きなの。
大好きなの。
「黙りこくって…なに考えてんのかと思ったら」
静かに笑って、私の腕を引く。
私はなされるがままに、あなたの腕の中へ。
「うさはうさだろ?」
「……」
「そして…オレはオレ」
「……」
欲しかった言葉は…
「愛してる」
うん、と嗚咽をこらえて頷きながら、私も…と言うことしか出来なかった。
きっと一生、私は彼にかなわない。
***
色々しがらみの多い二人。
でも二人なら乗り越えられる。
ごめん、まもちゃん。気障街道まっしぐらι
てか直球なんです。彼は。
他が言うと嘘くさくても、彼の言葉にはちゃんと中身があって。
それを上手く表現出来るようになりたい。
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