夢の続き | ナノ




「哀しい夢を見たの」

「夢?」

「遠い昔の…」

「あぁ…」

しがみつくと、優しく抱きしめてくれる。
トクトクと響くあなたの心臓の音。

「いるよ」

「…?」

「傍にいるよ」

上から聞こえる少し低い声。

胸が締め付けられて…
暫く応えることが出来なかった。

「じゃあ…もう寝ない?」

甘えた声を出す。

お願い。

こんな時間まで書類整理をしていたのは分かってる。
机の上にまだ残りが乗っていることも。

だけど…。

「そうだな…」

仕方ないな、の見慣れた表情。

「ホント?」

この嬉しさも、彼ならきっとお見通し。

「明日朝から手伝ってくれる?」

「え…!?」

あたしが書類とかそういうの苦手なの分かってるくせに…。

「冗談だよ」

ちょっと意地悪な笑顔。

「もぉ…」

一応睨むけど…全然堪えない。


「行こうか」

「きゃっ!!」

いきなり抱き上げて寝室へと歩きだすから、急いであなたの首に手を回した。



あなたの隣で

今度は甘い夢を。





*****
未来。初キングクイーンです。

続き書こうと思ってたんですが…やめました。
微裏は先にまもうさで書きたいな、って思いまして。
キンクイは落ち着いてるイメージです。
落ち着いてラブラブ。俗に言うほのぼの?大人なんだけど遊び心が入った感じv
だから逆に若さ故の葛藤つきの微裏が書きたくなって。
まもちゃんに葛藤してもらう予定…。。。彼いつも何かと葛藤してますね…ごめんよ。
それから、キンクイの甘いのチャレンジしたいです!!
二部最後クイーン復活した日の夜の話とかね!!
若い自分達を見て、懐かしかったわね的なラブラブな会話とかね!!
書くより読みたいな〜♪笑







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