オレが彼で、彼がオレで | ナノ




突発小説なので勢いだけです。
しかも星野可哀想なことになってます。ごめんなさい!!こんなつもりじゃなかったんだけど…私のイメージはこうみたいで。

星野はこんなじゃない…のかも知れません;;
私スターズ最初と最後しか見てないので…ごめんなさい!!orz

そして、私はまもうさファンです。

以上のことをご理解の上、読んで下さる心の広い方、どうぞ…。







「星野!!お誕生日おめでとう!!」
愛らしく明るい声が聞こえた。

前を見ると、うさぎが笑顔で自分に語りかけている。

おう!サンキュー、と返そうと思ったのだが、何か違和感を覚えた。

…目の前に自分がいるのだ。

自分が。


「はぁ!?オレ!?」
「セイヤ?」

目の前の自分と、自分自身が口を開くのと。それは同時だった。

「どうしたの?二人とも…」
うさぎは首を傾げている。

そして、また奇妙な違和感を覚えた。

「まもちゃんも星野も…」

うさぎは自分の方を向いて彼氏の愛称を呼び、目の前の自分に向かって星野と言った。

「衛さん!?」
「星野君!?」

驚いて気づく。
二度目の違和感は自分の発する声の違いだ。

そういえば、目線がいつもより高い。

地面が遠く、自分を見つめるうさぎの上目遣いも、いつも以上に絶妙の位置だ。

向こうの自分…おそらく衛も気付いたようで、目をパチクリさせてこちらを見ている。

「…衛さんとオレが入れ替わった!?」

確かめるように声をあげると。

「えぇーーー!!!?!?」

うさぎの盛大な驚き声が響きわたった。


***


「どうしようどうしよう!!」
二人を見比べながら焦るうさぎ。

「とりあえず落ち着け」
衛(外見星野)はうさぎの頭をポンポンと叩いた。

「まもちゃん…なんだね」
確かめるように呟く。

「お団子が取り乱したって何も変わらないだろ?」
星野(外見衛)もしょうがないなぁとばかりに云った。

「なんかまもちゃんの声でお団子って言われると…過去のイライラがよみがえる…」
あの頃は意地悪だった!!っと訴え出すうさぎ。

「ははっ…」
衛は苦笑を漏らした。

(オレの存在忘れてないか…?あ!!)

二人の様子を見て星野はある呼び方を思い浮かべた。

自分が普段絶対に呼ばない…

でも、彼女が何よりも喜ぶ呼び名。


「「うさ」」

同じ言葉を同時に紡いだ。

衛と星野。


「なぁに??」
うさぎは真っ先に衛の方を振り向く。
外見も声も星野の衛の方を。

「……」

「……」


「星野も!!呼び方までまもちゃんにしなくていいのに」
困ったように笑ううさぎ。
で、どうしたの?と何事もなかったように続ける。

「……あ、いや…オレはごめん、って云おうと思ったんだ」
星野より先に、衛が話し出した。

「意地悪だったから?」

「あぁ」

「…あれはあれで嫌いじゃなかったよ?」
頬を染めて。唇を少し尖らせて。

「そっか」
静かに微笑む。

その目が云っている。
彼女が愛しくて仕方ない、と。


「つられない…んだな」


「へ?」

「さっきの。衛さんの声なのに」

「だって…違うよ」

「違う?」

「うん。呼び方が…」

抑揚が違う。
彼にしか出来ない。
独特の響き。

声は違っても抑揚が変わらない。

だから。

「分かるよ!!」
自信満々で。満面の笑みで。
告げる彼女が幸せそうなので。

「そっか…」
まぁそうだよな〜、と妙に納得してしまった。


その時。



♪〜♪〜♪♪〜♪〜〜♪〜


「ん〜?」
携帯のメール受信音で目が覚めた。

「夢…か…」
携帯を片手に、オレって夢の中でも片想いかよ!!っと突っ込みを入れる。
とことん望みがないらしい。


そして…受信メールを見ると。

***
送信先:お団子
件名:お誕生日おめでとー!!
本文:
お誕生日おめでとうヽ(≧▽≦)/星野☆
今日からまたあたしと同い年だね♪
いくつになってもあたし達ずっと友達だよ(*⌒▽⌒*)

じゃあまた学校で!!
遅刻しないようにね!!

***


「ずっと友達…か…」
釘をさされたような気分だ。

でも、誕生日を祝ってくれるのは素直に嬉しい。

「お団子じゃねぇんだから…遅刻なんかしねぇよ」

小さくぼやきながら、受信メールに保護をかけた。


一時間後には、おめでとうの言葉が直接彼女から聞ける。







*****
星野です。夢の中のまもうさは、私的な星野のまもうさイメージです。
実際そうかは…どうでしょう?

うさこと悩んだけど星野はうさこ呼び知らないかな?って思ってうさになりました。
うさこ。
基本原作派だから小説であまり使わないけど。(S以降のつもりの話が多いから)
うさこ呼び大好きです。
アニメ見て育ったからまもちゃんって感じもするし。
まもうさはまもちゃんとうさこイメージが強いです。
ただうさこって小説で使うと妙に照れる///私がうさこって呼ぶのも照れるっていう…。
…何故だ?(不思議)

二人のうさ呼びでは、二人が入れ替わってるって一応知ってたから振り向けたんだと思います。
まったく知らなかったらさすがに逆だったでしょう。


そんなこんなで星野誕生日おめでとう!!

日記再録。







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