◇第二十四罪:比翼の鳥、連理の枝−1/9−
瞼を開ければ目の前には貴方の寝顔。
すやすやとしたその吐息までもが愛しくて。
今まで幾万と感じた貴方のぬくもり。
当たり前のことがこんなにも嬉しくて。
『…かなめ』
貴方の名前をそっと呼ぶ。
たったこれだけで、涙が出そうになるなんて。
貴方の腕の中で目を覚ます
この、この上もない幸せ。
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