王妃の日記 | ナノ


 ◇第二十四罪:比翼の鳥、連理の枝−1/9−
瞼を開ければ目の前には貴方の寝顔。
すやすやとしたその吐息までもが愛しくて。

今まで幾万と感じた貴方のぬくもり。
当たり前のことがこんなにも嬉しくて。

『…かなめ』

貴方の名前をそっと呼ぶ。
たったこれだけで、涙が出そうになるなんて。


貴方の腕の中で目を覚ます
この、この上もない幸せ。

165

/
[ ⇒main]
page:




×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -