王妃の日記 | ナノ


 ◇第十三罪:盤上に上がるクイーン−1/6−
学園の前に停まった黒い馬車から優雅に降り立つ少女。
傍らに控えるのは仮面をつけた銀髪の従者。

月を見上げたその瞳は燦爛と輝き、
赤い唇は妖しげに弧を描く。


運命の歯車は軋みながら加速する。


早く
早く
さらに早く。


それぞれの思いが交錯して
血に塗れたゲームが始まる。

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