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雪見さんとの平凡探しにももうすっかり慣れて私は今日も雪見さんと平凡探しをする予定だ。



「ねぇ、御堂君」

「あ?」

「君、魔法使えないでしょ?」



隣の席の不良、御堂君に話しかけてみた。



「…悪ィかよ」

「悪いとは言ってないよ。ただ気になっただけ。私もう帰るねー」



フンフン、と鼻歌混じりに私は教室を出る。毎日変わる教室はやっぱり非凡でしょうがない。



「…待て。今日もあの水色頭と会うのか?」

「…雪見さんの事?そうだけど?」

「…俺も連れてけ」

「良いけど、何する気?」

「暇つぶし」



御堂君はコイツ俺の弟、と言って生意気そうな男の子を連れて来た。



「オレは御堂竜(リョウ)、アンタは?」

「私は水沢冷、君も不良?」

「そーなんじゃねぇの?」



御堂兄弟は兄の御堂龍は黒に近い茶髪に切れ長の銀目、弟の御堂竜は兄に比べて明るい茶髪と丸いパッチリした銀目。だが生意気そうな顔。2人並んでいたら確かに兄弟と分かる。本当生意気だな弟。


「雪見さーん」

「今日のメンバーはその不良っぽいのも含むのか?」

「うん。何か御堂君が付いて来たいって言うから」



別にオレは構わねぇけど。と言って雪見さんは歩き出す。



「今日は黒木さんも誘わねぇ?オレまだ黒木さんと挨拶してなかったわ」

「黒木ぃ?ダレだよソレ」



御堂弟は無視して黒木さんの研究室に向かう。この前は魔法を使った方が早いのに自分で料理してくれた。一体どういう風の吹き回しだろう?



「くーろーきーさーん、冷ですけどー」

「冷?どうしたいきなり?」



ガチャリと扉が黒木さんの手によって開かれる。



「…随分と大人数で来たんだな」

「まあね、平凡探し、行かない?」

「気晴らしにはちょうどいいな、俺も行く」



こうして黒木さんも参加。さて、何処に探しに行こうか?





11.05.10


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