イベント部屋 | ナノ



ハッピーバレンタイン、そう言って彼女が差し出したのは明らかにチョコではなかった。


「あのー、なまえチャン?俺の何を試そうとしてるんだ?」
「え?バレンタインチョコですよ、ソレ。嫌ですねKKさんったら私は刺客じゃないのに…」


オイ、チョコって紫の煙が沸き立つようなモンだったかな?ってか食えんのかコレ。食えねえだろ、胃が超人並に強くない限り!


「わ、私まだ食べてないんで感想お願いします…」


食べてないんかいなまえ!?
いやなまえは好きだ。むしろ可愛くて愛想よくていい娘だと思ってる。けど嫌がらせの様なものをニコニコと渡されてひきつらないヤツがいるのだろうか?MZDですら泣いて謝りそうなソレは俺の口には入りそうにない。だがなまえは食べてくれと言わんばかりにこちらを凝視している。今日だけは可愛いなまえが極卒に見える。ああなんて事だこんな可愛いいい娘が極卒だなんて!


「KK、さん…?」
「い、いや……いただきます…?」


一口震えながらも口に入れればもうすぐに限界が訪れた。愛の力にだって乗り越えられない壁はあるもんさ…。遠ざかってく意識を捕まえようとするも追いつかない。
アレ?今日っていったい何の日だったんだよ?





―――

いっぺんやりたかった何コレ食べれんの?ネタ
Mr.KKじゃなくてもよかったなんて言っちゃやーよ←




12.02.15



戻る



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -