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「はいアシュレイ様コレどうぞ」
「…何だコレは」
「アシュレイ様振らないでください!あの、チョコです」
「ふむ、チョコレートか。やけに今日はチョコレートを貰う…、なまえに聞く。今日はチョコレートを他人にやる日か?」
「えーっとですね、今日はバレンタインと言って男性に女性がチョコレートを捧げる日、と私の国では一般的にそうなっています」
「そうか…。ならば俺がたかられるのは何故だ?」
「ああそれは…逆チョコと呼ばれるものを期待していらっしゃったのでしょう。後は男性から女性にプレゼントを送る日でもあるので…。ああそう言えばアシュレイ様にこれは忠告しておかねば、ですね。バレンタインが終わると1ヶ月後ホワイトデーと言う日もありましてですね、私の国では3倍返しを期待する女性も…」
「………面倒だな」
「アハハ…。アシュレイ様、お返しするのであれば艦内放送等をお使いになればお早いかと…」
「そうか。なら即突き返そう。俺にはお返し等とやっている暇はないのだ」



「全てはけた」
「お、お早い事で…。一部の女子乗組員は泣いてらっしゃいましたね…」
「よく解らん。ああ、全てではなかった。貴様の分があったな」
「あ、回収ならお任せあれです」
「…まあ貴様の分は貰ってやってもいい。その代わりホワイトデーとやらは期待するなよ。善処はするが」
「あ、私はお返しはいらないですよ。私は日頃の感謝をお伝えしようと思っただけなので」
「……まあよい。少しは心待ちにしておけ」





―――

やっぱアシュレイはこうですよね




12.02.01



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