「ダイキ、何をする」
「何って…なんだろうねぇ?」
「マントを掴むな。皺が寄る」
パンパン、とナイトメアがマントを叩く。
「ナイトメア、マント好きなんだね…」
「俺の誇りだ。いいだろう?」
「う、うーん…」
確かに格好いいとは思う。
「ダイキ…!持ち上げるな」
「知らないねぇ。俺が何しようと、俺の勝手だろ?」
「ナイトメアー!」
マントを掴んで持ち上げられ、ぶら下げるダイキさんを睨むナイトメア。私は面白がってバンジージャンプの様になるナイトメアに向かって手を振った。
「お前は手を振るな…」
「郷田の野郎を叩き潰してやろうじゃねぇか、なァナイトメア?」
「ダイキも話を進めるな…」
いつもクール(?)なナイトメアが凶暴になる時が来る。多分あの時のナイトメアはダイキさんが乗り移ってる。立派にシンクロしてると言ったらそうなのだけれど。
「アッハハハッ!悪夢が見てえか!?」
「ナイトメア、やれっ!」
「やっぱり乗り移ってるよ…」
―――
個人的にこうだとおいしい
11.10.29
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