小説 | ナノ



触れた先から、
浸食されてゆく予感。

だって気づいてるの。
濁りゆく視界はどうやっても
これ以上ウツクシクなってはくれないし。


あたしは世界を、汚してるだけ。


涙を流しているようで、
感情など動いてはいない。

この口が紡ぐのは、
いつだって体のいい言い訳だって、

わからないとそろそろ痛い目、見るわ。


2013 11.2 21:36



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