小説 | ナノ
星焼け


希望と名のつく、光を。

こんな夜には、
忘れさせてくれるだけの、掌を。



陽だまりの意義は、
影を遺す為、

そう言えば哀しそうに、落ちてくる
貴方を受け容れたかった。


つよくはなりきれない、

だけどそれでいいような、気もした。



時折。

たまらなく自分が、許せなくなる、時もある。


声はあたしの存在を、
灼きつける為に在り、

それなら弱さも、たまには悪くないかもねと。


言えば貴方が、微笑った。


2013 8,13 20:50

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