気づけば世界は無機質で。
だけど愛してた。

繰り返される運命を
呪ったことなんてない。
ときどき襲う痛みだって
本当は受け容れてた。


ただひとつ、
許せないものが在っただけ。


だから何時まで経っても孤独で、
その糸は体躯を縛って

いつだって残像は落ちてゆく。



嘆きを享受するのは
容易くはないのに
不幸ぶるあたしたちを、

誰か叱って。


取り返しがつかなく、なる前に。



2013 8,14 11:01




Dusk