一番怖いものは、
幼い日から何一つ、変わってない。

同じ色のドアが、
今度は違う理由の為に、
私を、拒絶するように。

荒い息遣いに、
また今日も怯えながら、
閉じてゆく、
其処には最初から諦めしかないんだって。

音のない部屋で、
泣き声の残響ばかり。
信じた筈の楽園も、天国も、
幼いながらに、存在意義を、知った。


狂え。

願いながらドアを、閉ざす。

壊さなければ自分を、保てない。


燃え尽きていた、
声は気づけば、枯れていた。


2013 8,13 20:44



HEAVEN