白濁した記憶を、追い掛けていました。

眼前に差し迫る、

眩暈の様な光、光、光。


くすんだ瞳は、

気づけばあたしの常套で。


真っ白に成りきれない、なんて、

最早予想の範疇でした。



それでも未だ尚、

あたしの体を綺麗だと、言い続けるでしょうか?

無知を孕む、愛しくて愛しくて仕方ない、

その言葉すら。



Dear, 無垢な君へ


2013 8,13 18:07



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