小説 | ナノ
as a trash

きれいなものを手にしたいという、
情動に駆られる。

この場合において、
私の定義する”きれい”は辺鄙なものであり。

そうたとえるならそれは
翡翠に似た双眸。
甘やかな花が取り落とした雫。
肌を刺す雨の音。

加えてあなたの、
整然とした横顔。

すべてを暴ける術を持ちながら
抗うこともせずに、


そして夜明けの、風。



貴方はいづこへ。


2013 12.24 23:59

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