小説 | ナノ
濁り空色

今更。
顔向けのできない人が、沢山。

きっとこうやって罪の意識に、
苛まれて苦しめられて生きてゆくんだ。

そうでもしなくちゃ、
すごくすごく不平等。

会えば笑ってしまうよ、
許されるはずなんてないのに。

こんな心苦しい思いは、
したくないからあたしは、
そんな貴方たちから逃げ続けて、
ひっそりと、苦しみながら
生きてゆこうと思うの。

忘れてしまう瞬間にこそ、
この躰に痛みを。

一生忘れることはない、
あおくうつくしい、思い出。
私の知る色とは、何処か違う其れを



ほら、
私の青がドロドロ、汚れてく


2013 12.10 16:37

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