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This Anchor

鏡をみることが大嫌いでした。
汚い自分をうつす、
見透かされるような感覚が今でも嫌いです。

きっと、

自分を愛せる日など、
来ることもないのでしょう。


薄い薄い膜を張るような、
生き方を選んだのは誰かなんて、
解りきってるってば、


沈みゆくように、
本当は欲しいものが在ったと、
気付くのは何時だって水の中。


だれかの一番は
きっとカンタンに崩れ去る、
そうして其処に居ることが、
私には出来なくて、
どこか息苦しくて。


だけどそれを嘆くことが、
何よりもの罪で、

そしてそれを自身が一番嫌っていることも、
解ってるから哀しくなんて、ないの。


2013 9,03 19:30

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