ドンチャンと祭り囃子が聞こえ、辺りには所狭しと屋台が並び、ガヤガヤと人が行き来する。

暗い夏の夜に、空から見る里はきっとこの場所だけが目立って灯りを灯しているだろう。


「…ナルト!ボーッとしてないでこっち!」

辺りを見渡していたナルトの袖をサクラが引っ張り、そちらに視線を戻すと

「次、射的やろうよ」

とサイがその後ろで笑う。

「…おう!」

ナルトは笑顔を作り、人ごみではぐれないよう二人の方へ走った。























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