カカシが初めてナルトに好きだと言われたのは、ナルトがまだ十三歳の頃だった。
「俺、カカシ先生のこと好きだってばよ」
自来也と修業に出る前、カカシを見上げ頬を染めて一生懸命な様子で言った。
可愛かった。
カカシにはただの生徒だとしか思えなかったが、その気持ちは嬉しくて
頭を撫でて「ありがとう」と答えた。
そして──
それから数年が経って、里に戻ってきたナルトはカカシに向かってこう言った。
「俺、カカシ先生のことも好きだってばよ」
形
勢
逆
転
の
必
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