Title
2015/03/22
海常卒業式当日

笠「伊月」
伊「あ、笠松さん、ご卒業おめでとうございます」
笠「ありがとよ」
伊「森山さんや小堀さんは?」
笠「あいつらは用事があるとかで先に帰っちまった。てかお前、早えな」
伊「そんなことないですよ?先に、遅いお昼ご飯にしましょうか。おなか減りましたね」
笠「おう」
伊「卒業式、泣きました?」
笠「泣くかよ。残念だったな」
伊「ちぇー」
笠「ちなみに、そのあとの3年生送迎会もケロッとしてんぞ?」
伊「わーこの先輩薄情〜」
笠「いんだよ。後のことは中村に任せてあっから。で、お前はなんか俺泣かす方法思いついたか?」
伊「んー…後のお楽しみです。お昼の後」
笠「ま、何が来ても泣きはしねーがな」

========

笠「…で、どこ行くんだよ」
伊「内緒です。お楽しみですよ〜」
笠「…たってお前…(この道は…)」
伊「着いてからのお楽しみ。です」
笠「…」

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笠「……お」
??「伊月ぃー!おっせぇぞ」
伊「ごめーん!日向、ありがと」
日「おう。感謝しろよな」
伊「わかってるって」
森「お、笠松!やっときたのか」
黄「かっさまっつせんぱーい!!ご卒業おめでとうございマス!」
笠「…なんだ、これ」
黄「バスケっスよ!俺、また笠松先輩とバスケできるなんて、夢みたいっス!伊月さんに感謝しなきゃ!」
笠「お前は言い過ぎなんだよ」
黄「そんなことないっスよ!」
伊「…俺なりにいろいろ考えたんですけど、」
笠「あ?」
伊「やっぱり、最後に泣き顔なんて、よくないですよね。ってことで、誠凛メンバーも海常メンバーも誘ってストバスです。バスケしましょう、笠松さん」
笠「…っふ、なんだそりゃ」
伊「こっちのほうが、俺らしいと思って」
笠「…そうだな。…よし、やるか!」

========

伊「笠松さん、楽しんでます?」
笠「おう。まさかここまで本気になるとは思わなかったわ」
伊「よかったです」
笠「まさかうちの母親に言って道具まで借りてくるとはな。お前どんな顔して俺の親に会いにいったんだよ」
伊「ふふ、秘密です。…笠松さん」
笠「あ?」
伊「お母様、素敵な人ですね」
笠「そうか?」
伊「はい」
笠「まーな…よく男ばっかり3人育ててるよな」
伊「ほんとに。笠松さんも素敵なお兄ちゃんですよね」
笠「お兄ちゃんとか、お前が言うんじゃねぇよ。こっぱずかしい」
伊「笠松さん」
笠「あ?」
伊「改めまして、ご卒業おめでとうございます。これからも、たくさんバスケしましょうね」
笠「…おう。またよろしくな」
2015/03/22
海常卒業式前夜

伊「……」
笠「…なんて顔してんだよ、お前は」
伊「もともとこういう顔です。ほっといてください」
笠「いや、お前は基本もっと涼しい顔してんだろ」
伊「なんですか。喧嘩売ってんですか」
笠「お前だろ、売ってんのは」
伊「…っ、…」
笠「なんだ、言ってみろ」
伊「だ、って…笠松さん、明日卒業ですよ…?」
笠「おう」
伊「なんでそんな…いつも通りなんですか…」
笠「ん?そうか?」
伊「なんで俺の方が、寂しいんですか…」
笠「…それなりに寂しくはあるけどな」
伊「だ…って、笠松さんにまだたくさん教えてもらいたいことあるのに、もっと一緒にいた、い…もっと、笠松、さんとバスケ、したぃ…っ」
笠「…おう」
伊「な、…で、笠松さん、は…平気…っ」
笠「あーもう、泣くな泣くな。泣き虫になったなーお前」
伊「うるざいでず」
笠「ぶふっひっでぇ顔…まぁ、寂しくないわけではねぇけど、うん」
伊「なんでずが?」
笠「俺はやりきったから」
伊「……」
笠「お前が成長したのも見れたしな」
伊「そ、りゃ、負けっぱなしはヤ、ですし、…笠松さんに、並びたくて」
笠「おう。…だから、いいんだ。俺の高校バスケはこれで終わり」
伊「……」
笠「だから、ちゃんと送り出せよ?泣き虫俊くん?」
伊「…泣き虫じゃありませんし。絶対泣かす」
笠「おう。やってみろやぜってぇ泣かねぇ」
伊「覚えててくださいよ……!」

笠(俺は、精一杯やり遂げた。これから、違う生活が始まる。そこにお前がいればいい、とか、やっぱんなこと恥ずかしくて言えねぇな。
…まぁ、なんか泣かせてくれるらしいし、明日を楽しみにしてみるか。泣いてんのも嫌いじゃねぇけど、お前はやっぱその顔のが俺好みだ、伊月俊)
2014/09/10
イラストの無断使用について
伊「そもそも、どうしてイラストの無断使用をしてる人はフォローしないんですか?みんなしてるじゃないですか」
笠「みんなしてるから、って結構言うけど、みんなの一員になっちゃだめだぞ。
まぁ、建て前だったり色んな意見を持った創作をしてる人たちがいるわけだが、管理人が危惧してるのは主にフォロワーさんだな」
伊「なにを心配してるんです?」
笠「イラストの無断使用をしてる人に、大事なフォロワーさんの描いたイラストを無断使用されることが怖い」
伊「?」
笠「例えば、フォロワーさんから素敵なイラストを貰ったとするだろ。そうすると、俺たちはそのイラストを頂いた立場になるわけだ。
で、お気に入りに登録なんかすると、他の人にもそのイラストを見ることができる。んで、そのイラストを見た人が保存することもできるわけだ」
伊「なるほど。無断で使用している方がいたら、どこで使用されてしまうか分かりませんもんね」
笠「そういうこと。だからイラストの無断使用をしている人はフォローしないようにしてんだ」
伊「じゃあ、公式の画像は?あれも無断使用って言えば無断使用ですよね」
笠「公式は宣伝も兼ねてるとこがあるからな。管理人が規制することでもねぇってことで一応大丈夫ってことにしてる。でも、公式から画像を借りてるって意識は忘れないようにな」
伊「了解です('◇')ゞ」
2014/07/29
伊月から電話が from笠松
プルルルル
「はい」
『笠松さん?』
「おう。どうしたんだ?こんな夜中に」
『えっとですね…笠松さん』
「おう」
『ゆ、幸男さん!』
「おう、めずらしいな、お前から名前で呼ぶなんて」
『あの、それはその……お誕生日、おめでとうございます!』
「おう。ありがとう」
『お、…驚かないんですか?』
「来るだろうって思ってたからな」
『…………』
「けどま、名前呼びは予想外だったけど」
『………』
「伊月?」
『………ずるいです』
「ん?」
『か、幸男さんばっかり余裕でずるい!』
「ぶ…っ、はは!まぁ、そう言うな。ちゃんと驚いたよ」
『嘘だー!』
「嘘じゃねぇって。……俊?」
『………はい』
「俊。祝ってくれてありがとう」
『………もう幸男さんのばか』
「ごめん」
『おめでとうございます』
「ん」
『えっと、それでですね、今日、学校終わったらそちらに行っても…いいですか…?』
「なに、遠慮してんだよ、今更」
『……それじゃあ、明日、会いにいきますね』
「おう。待ってる。因みに、プレゼントはおれ、でもいいぞ?」
『………っ!!馬鹿ですか!』
「はは、冗談だっつの。じゃあ、また明日な」
『……もう、おやすみなさい』
「おやすみ、俊」
2014/07/01
内緒の計画 from伊月
ふぅ、危ない、危ない。
笠松さん気づかなかったよな…

さすがにそろそろ気づくかもしれないな…
でも、まだ確証は持ってないみたいだし、
大丈夫かな?

森山さんも黄瀬もうまくやってるだろうか…
小堀さんは心配してないけど、
森山さんには失礼だけどあの二人は…

それにしても、
他校の先輩に、なんて…
結果的に相談した、みたいな形になったけど、
まさか協力してくれるなんて思ってもなかった。
今度何かお礼しなくちゃ。

さて、もう7月1日。
決戦の日まで一か月を切った。
そろそろ腹くくんなくちゃ。
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