● 君のせい 1

いつからこんなに、



自分は醜くなってしまったのだろう。



自分が変わってしまったのは―――――





     君のせい 





強烈にどぎつく光り輝く、正にギラギラと表現するのがよく当て嵌まる太陽の日を身体全身で受け止める。

一歩足を踏み出せば、靴はすぐに砂塗れになってしまう。


そう、ここは


―――――西ダルマスカ砂漠。

この先に目的の地はあるのだが、飛空艇では行けない為、長距離だが徒歩での移動を強いられている。

砂漠の強暴なモンスター相手に三人がメインで戦い、後の三人はその補佐に廻る、といった行動の交代を繰り返し潜り抜けていく。

彼等は皆、体力も精神力も自信があった。

しかし、いかに自信のある者でも砂漠での油断は禁物。

一行は適度な休憩を取りながら先を急ぐ。


「おぃ、休憩入れるぞ。」


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