ギムレーとルフレ

※とりあえずクロルフ♀
※ラストネタバレ
※でも捏造


「我を・・・倒すのか」
「ええ、あんたはあたし。あたしはあんただから」
「違う、お前は我じゃない・・・・」

お前の周りにはたくさんの人がいる
愛する人がいる

「我は一人だ、永遠に」
「そうね、あたしとあんたは違うわ」

渇きが癒せるかと思っていた
この世を滅ぼす力を持ってすれば寂しさなど消えてしまうと

なのになぜ膨らむ
なぜ我を苦しめる

「でも元々は同じだった・・・ううん、ほんの少し前まで同じだったわ」

この世界には未来からの子供達がいた
それだけが違いだった

「あたしの・・・あたし達の子供達が運命を変えた」

どうしてお前には
どうして我には

「我にはもう、誰もいない」

殺してしまったクロム　絶望の国
紛れもなく我の所為だというのに

（お前の所為じゃ、ない）

まだあたしはあの言葉に頼っている――

ああごめんなさい、ごめんなさいクロムでも大好きだったのは本当よ
もうあたしはあなたが愛してくれたあたしじゃないけど

どちらのあたしもあなたを一番愛してるわ

「あたしがいる、一緒に行ってあげるから、だから泣かないで」

もう壊したくない　もう壊させたくない
二度と失ったりしない


この世界を守って。


「我は、あたしは・・・・ギムレー・・・・」
「違うわ、あんたは―――」


愛しい人々よ
できることなら再び出会えることを　強く　願　う　。








スクロールで情緒のないあとがきと軽い解説














自然に心境とか一人称を変えるのってむっずかっしっいっっっ悶え
しかもほぼ同一人物だから混同して読みにくくなりやすくて・・・・これでも善処しました　よ。

マイユニは名前がもう自分の中で決まってるのでどうしてもカップリング表記以外でルフレって使うの躊躇う・・・
あたし+タメ語も我が家のマイユニです。カリンちゃんです（まんま）。

クロルフはどっちの世界でも夫婦です。でもギムレーはクロム殺しちゃう（結果的には）からトラウマ。
この世界を守って、とは二人の言葉です。生きているクロム、死んだクロム、または自警団の人々へ。