今日は、昼寝日和だと私は思う。ということで、私は担任に気分が悪いので保健室行ってきますとサボりの口実をこじつけて教室を出た。 こんな日には屋上で昼寝だよね。ということで屋上へゴー と、思ったのが間違いだった。 「ん…っ」 「………」 「っはあ…」 なんだこれ。 屋上に着いてやっぱり屋上はいいなーなんて考えた途端これだもんよ。なんだこの声。なんだこれ。聞いたことのないような声に、私は戸惑う戸惑う戸惑う。だけどここで気付かれるのはまずいと瞬時判断し、隠れた。あああ一体何をしているんだ、私もここにいる人等も。 私は、無駄にスリルを味わった気がした。まだスリルの最中だけど。 「まさ、は…ん」 まさは? 「まさはる…んんっ」 まさはる…雅治!?私の頭には一人の人物が浮かび上がった。仁王雅治。テニス部のレギュラーで、詐欺師の二つ名をもつ男。まさはると聞いて思い浮かぶのは彼だけだから多分彼だろう。そんな男が一体何、を………んあ……? チラッと見えた光景。それは、仁王雅治と女子がき、きききキスをしているところだった。しかもなんか、あれ、ディープってやつ。私は、驚きずきて奇声をあげてしまった。 「懐かしいなあ…」 「何がじゃ」 「私と雅治が出会ったときのこと思い出してた。私たち第一印象最悪だよね」 「あん時はビビった」 「私だって。でもそれ以上にあの仁王雅治と今一緒にいることのほうがビビるよ」 「俺があの時お前にしたこと、もっかいしてやろうか」 「あれ無視?」 出会いは最悪 (あの時雅治にキスされた時は殺意わいたよ)(まあ雅治のこと好きになったから許したげる) →企画サイトさま提出 |