夢現様宅ココちゃん

普段のズボンではなく、スカート。ヘアピンを外してリボンをまいた髪。なによりも、全体的に赤やピンクな服。
いかにも女の子な配色の服を着て、私は困っていた。


「どうしたんだ、その服?」


部屋を出たとたん鉢合わせてしまったジュプトルが、物凄く驚いている。
たしかにいつもと違う服だけどさ……そこまで驚かなくても。


「服、全部洗濯に出されて……借りたら、こんな事に。似合わないでしょ、今着替えてくるから……」


着替えるって言っても、何に着替えよう。
服ないし、今度はピートにでも借りようかな。
とにかく部屋に戻ろうとしたら、ジュプトルに腕を捕まれた。


「なに?」


軽く睨むと、ジュプトルが露骨に視線を逸らした。
何かを言い淀んでいるような……。
心なしか、頬が赤く見えるし。


「に、似合うぞ。着替える必要はないと、思う」


無理矢理絞りだしたような声だった。
顔が赤いし、たぶん今のはお世辞じゃなくて……。


「……今日暇?」


誉め下手なくせに頑張った彼に、少し優しくしたくなった。
なんだ、甘やかすなんて私も結構きてるかも。
まあ気恥ずかしくはあるけど、嫌じゃない。

頷いた恋人に一言、顔が赤い気がするけど気にせず言った。


「デートに行こう」





――――――……‥

夢現様より相互記念のジュプ主を頂きました!
本当にありがとうございます!

イラストのココちゃんが可愛いですよね。女の子の格好をして少し照れてる彼女が可愛くてしょうがない。
夢現様宅のジュプトルさんがまた可愛くて……!
見ていて癒される彼らをありがとうございます!

あ、イラストの転載は禁止ですよ!

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