【宵藍と梓萌と煉焔】
※会話文のみ苦手な方は注意




「うるさいです。死んでください」

「待て待て待て! それはおかしいだろ! 俺、今おはようって言っただけじゃん!」

「そんな気分でした」

「お前、ちょっと日本語を勉強してこい」

「誰がお前、ですか? その口の利き方根本から叩きなおしてあげましょう」

「ぎゃあ! ごめんなさい!」

「宵藍、あまり煉焔に辛辣な言葉を使っちゃ駄目だよー」

「あ、おはよう梓萌。なんか宵藍がさ、低血圧の上に今日は早く起きたから怖いくらいに機嫌悪いんだよ。いや、本当に怖い」

「本当だ、目がすさんでいるねー」

「今のセリフは笑いながら言えねぇよ。絶対」

「本当に死んでほしい。仕事? そんなもん知りませんよ。この時間まだ俺は寝てるはずなのに」

「怖い怖い怖い。呪文みたくなってる。梓萌御願い何とかして!」

「何とかって言われてもねー。……ちゃんと朝飯は食べたの?」

「食べましたよ。牛乳を」

「知ってるか? それは飲んだっていうんだぜ」

「宵藍、今日は重症だねー」

「梓萌も朝飯の話するところが主夫だよな」

「死ね」

「あんたさっき辛辣な言葉はよせって言ってたじゃねぇか! 世の中の主夫に謝れ! なんだよそんなに主夫嫌いか! それとも俺が嫌いか!」

「「後者」」

「泣くぞ! 寧ろ泣かせてくれ!」

「うん。なんだかすっきりしました。早く灰のところへ行って仕事とやらを終わらせるとしましょうか」

「そうだねー」


「……何だこれすっきりしてんの二人だけじゃん。俺ズタズタ」





おはようの一言
朝の挨拶一つで可哀想な扱いの彼


 
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