今日は、イイ天気だ


真っ青な青空
澄み渡った空気


朝からなんて爽やかなんだろう



ん、あれは。花子
朝練前から彼女に会えるなんて、やはり今日は素晴らしい


「おはよう花子」



そう、声をかけると
花子は満面の笑みで振り向きこう言った




「くたばれドレッドヘア」




『恋愛勘違い』




「…つまり田中の機嫌が悪いのは朝からか」


あぁ…。と我らが天才ゲームメーカーが今にも消えそうな声で言う



朝練の時から妙に殺気だっていたマネージャーの田中。
とりあえず理由を聞かなきゃどうしようもないので田中の方に佐久間を。鬼道に俺がついた。



「鬼道は、まったく怒っている理由が分からないんだな」


あぁ…と、また消えそうな声で返事をする。こんな鬼道では帝国の志気が下がる!



バンッ!



「理由がわかったぞ鬼道!源田!」


勢いよくドアが開けられ、田中についていた佐久間が帰ってきた


「「な、なんだったんだ!?」」


理由が分からない俺達は、同時に叫んだ


「それは…浮気だ」


「なッ!」


浮気だと!?ばっちり理由があるんじゃないか!と思い鬼道を見ると頭の上にハテナが大量に出ていた



「浮気…浮気……誰にだ?」


それは、こっちが聞きたい


「田中いわく、昨日スーパーで鬼道が眼鏡をかけた、なかなか可愛い雷門の制服を着た女の子と一緒にいたそ」


「それは誤解だあぁ!!」



佐久間の言葉を切って、珍しく叫びながら田中の方に走っていった



……………


((はぁー…))

(まぁ、これで解決できてよかったよかった)

(放課後の部活までには仲良くなってるだろ)

(しかし本当に)

((めんどくさいカップルだよなぁ))




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