「サボ、あったかい」
「うぬおっ、おなまえ。んなに、くっついたら、」
「……ふあああ。ねむくなる、ね」

 これは夢か。いや確かに俺の背中には柔らかなお山がふたつ、ぴったりくっついてるのが分かる。これは夢なんかじゃねえ。コロシアムでエースの形見であるメラメラの実を食べてから、愛しい彼女であるおなまえの行動は明らかに天と地がひっくり返るほど違っている。だって前なんか、俺から抱きついたら即投げ飛ばされていたというのに。所謂ツン9割デレ1割の彼女だぞ。自分からくっついてくるなんてそんな美味しい話があってたまるか、これは罠だ。罠なんだろうおなまえ!後ろを振り向いたらオカマでしたとかそーゆー奴なんだろおなまえ!

「さーぼー。ねよーよ」

 だめだ!天使すぎる!思わず振り向いちまった!くそ!本物かよ!なんなんだこれ!

「エース、悪ィ。俺いま幸せだ」
「……さぼ?」
「いんや、なんでもねェよ」
@sabo.0626

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